『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.771 TOMAC/204


T・I様、たいへん長らくお待たせ致しました『TOMAC/204MAGNUM』のOH、及びNEWパーツのインストール作業、完了致しました<(_ _)>!!
今回は御依頼どおり手を入れなかった箇所は無いくらい、徹底的に作業させて頂きました。



なかでも時間を要したのはリアハブのOHでした。
まず、分解する為に22㎜と28㎜と言う自転車業界では殆ど不要なソケットレンチが必要で、28㎜の方は古いながら使えるツールがありましたが22㎜は手配し、なお加工してやっと使える状態に…。
結果、画・左の様に分解・洗浄・グリスアップ・3つのベアリングは痛みが激しい為交換…そして組み上げ(画・右)完了しスプロケもピカピカに、勿論OH前のガタもとれ回転もスムーズ、新品さながらに生まれ変わりました(タイヤもKENDAにスイッチ!)。
そして、今は少数派である1本スイングアーム形状の源でもあるメインピボット・リンク類の作りにも頷かされる点が多々ありました。通常は両端にベアリングが1ヶずつ入っている箇所に、倍の2ヶずつが圧入されてたり…このフレームの強靭な横剛性はココから来ているのだなぁ、と改めて納得させられました。

かなりの時間を費やした結果“往年の名車大復活!!”となりました。
往年と言う言葉を使うのもなんですねぇ。超オーバーサイズのBB(100㎜幅!)、リアエンド(170㎜幅!)、未だに今時のDHバイク以上のスペックを誇っています。
時代が追いつけない程の“輝き”を放ち続ける、歴史に名を残すバイクの1台に間違いありません…。
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