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まさに威風堂々、巨匠の風格漂うハイティンク指揮ロンドン交響楽団のブルックナー交響曲第4番!

2012年03月07日 | オススメ、クラシックCD&コンサート!
アントン・ブルックナー作曲 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
ベルナルド・ハイティンク指揮 ロンドン交響楽団
Lso Live UK

今思うと、自分のブルックナーデビューはハイティンク指揮ウィーン・フィルのブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」でした。それから約26年!巨匠といってもいい年齢に達したハイティンクが、満を持して発売したブルックナー交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」の再々録音盤!テンポはウィーン・フィル盤より気持ち遅めですが、まったく昔と変わらない鋭い演奏スタイル。加えてロンドン交響楽団の卓越したブラスセクションが素晴らしく、ヴァイオリンセクションとのオーケストラアンサンブルも抜群の巨匠の名演が再現されることになりました!

やはり最初に聴いたウィーン・フィル盤が一番オススメではあるのですが、齢を重ねて巨匠の域に達したハイティンクの直近のブルックナーはやはり聴いておかなければいけません。オケはLSOですが、抜群の安定感、ブルックナーの王道をグイグイ行く頑固なスタイルには脱帽。さらにロンドン交響楽団のいいところを引き出そうとする姿勢が素晴らしいですね。やはりなんといってもブラスセクションの華やかなサウンドとストリングセクションの上品さはこのオーケストラの売りでもあります。もちろん木管セクションも数年前にニューヨークで聴いたモーツァルトのレクイエムから実証済みではありますがww。

ということで、ハイティンク御大はウィーン・フィル盤とほぼ変わらないバージョンでブルックナーのロマンティックを今回も大胆に演奏し切っておりました!まぁ、さすがにウィーン・フィルと比べたら音色が違うのですが、その辺は置いておいてもこれだけ堅実、確実な演奏はなかなかできませんよねー。やはりマーラー、ブルックナー、ショスタコーヴィチの大交響曲シリーズを地道に録音してきた成果が表れていると言ってよさそうです。☆☆☆☆半の高評価を差し上げておきましょう!

HMVのリンクは、こちらからチェック!

【充実の成果をもたらしてきたロンドン響との顔合わせ】
このたびのハイティンクによる『ロマンティック』は、2010/11年シーズン期間中の2011年6月に行われたLSO定期公演の模様を収めたものですが、ここ数年毎シーズン、ハイティンクはLSOに客演して、得意のレパートリーを手掛けています。タイムズ紙、インディペンデント紙ほか各紙レビューが伝えるように、過去の客演の成果については、ブラームスの交響曲全曲(2003、04年)、ベートーヴェンの交響曲全曲(2005、06年)、シュトラウスのアルプス交響曲(2008年)といった「LSO Live」のリリースを通して確かめることができます。

【エキスパート、ハイティンクのブルックナー録音】
ハイティンクといえば、マーラーと並んでやはりキャリアの早い段階から実績を積んできたのがブルックナーのシンフォニー。豊富な録音点数もそのことを端的に裏付けていて、1963年から1972年にかけてロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)とセッション録音で完成させた交響曲全集(第0番を含めた全10曲)をはじめ、ウィーン・フィルとの第3、4、5、8番、RCOとの第7、8、9番というセッションでの再録音シリーズを経て、ライヴ録音のリリースもここ10年ほどのリリースに絞ってみてもかなりのものがあります。

・第5番:バイエルン放送響(2010年2月)
・第6番:シュターツカペレ・ドレスデン(2003年11月)
・第7番:シカゴ響(2007年5月)
・第8番:シュターツカペレ・ドレスデン(2002年12月)/RCO(2005年2月)
・第9番:RCO(2009年3月 映像作品)

ハイティンクは、どのケースでもオケの魅力を最大限引き出して、実演特有の有機的な音楽の流れで、きわめて感銘深い内容を聴かせていたので、こうしたなかでLSOと取り組んだ『ロマンティック』にも期待が高まるところです。

【2011年最新録音の『ロマンティック』】
上記のように、LSOとの『ロマンティック』は、2011年6月に収録されたばかりの最新の録音。ハイティンクは1965年にコンセルトヘボウ管と、1985年にウィーン・フィルとこの曲をセッション録音していたので、今回は26年ぶりの録音ということになります。

なお、本アルバムは「LSO Live」の標準フォーマットとして、音響特性にすぐれたSACDハイブリッド仕様でのリリースとなっています。ここでハイティンクはヴァイオリン両翼型の楽器配置を採用していますが、こうした効果も含めてSACD再生では、ハイクォリティで臨場感ゆたかなサウンドをよりいっそう身近に体感していただけるものとおもわれます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』(ハース版)ベルナルド・ハイティンク指揮 ロンドン交響楽団、録音時期:2011年6月14、16日、録音場所:ロンドン、バービカン・センター、録音方式:DSDレコーディング(ライヴ)、プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン、バランス・エンジニア:ジョナサン・ストークス、音声編集:ジョナサン・ストークス、ニール・ハッチンソン、SACD Hybrid、CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND

↓こちらが超名盤!ハイティンク指揮ウィーン・フィルのブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」!
Symphony 4
Bruckner,Haitink,Vpo
Polygram Records


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