ひむかの生活文化研究所ブログ

真面目に笑い、楽しむ組織の話題を綴るブログです。

ラガーマンの心

2013-01-07 | 地域のこと

東北の友人から電話がありました。

様々な話を聞かせてもらう中で、

今でも市民の誇りとして語られているという

釜石ラガーマンの話が心に残りました。



避難所では、

物資の運搬や振り分けが大変な仕事になったそうですが、

その場に釜石ラガーマンたちが率先して取り組んだそうです。



この事は新聞やテレビの報道で私も見聞きしていました。



そんな中で、ある外国人選手が、

落ち込み、ふさぎ込みながら作業している人たちを見て、

「もっと楽しく、明るくやろうぜ、

 悲観的にやってはいけない、

 子供が見ているぞ!

 子供を勇気づけるために、

 こんな時ほど、みんなで笑い合って協力しようぜ」

と言って皆を盛り上げたそうです。



この選手自身、実は深い悲しみを背負った人生を

送っている人物だったそうです。


しかし、

笑い合いながら物資を運んでいるラガーマンの姿を見た

ある議員が、「こんな時に不謹慎だ」と一喝。


静まり返ったその時、

避難所にいた市民が叫んだというのです。


「議員さん、あんたは何か荷物の一つでも運んでくれたか?

 このラガーマン達は、これだけのきつい仕事を

 笑いながら楽しそうにやってくれるんだ。

 何々をしてやっているという恩付けがましい事が一切ない。

 俺達は彼らの笑顔から勇気をもらえるんだよ。

 政治家は、ラガーマンから学ぶ事があるんじゃないか。

 釜石はラガーマンの魂が作ってきた街ということを

 忘れたら困るんだ。」

 

 


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