時々ですが・・・「○○(地域名)でも、同じような会やれますか?」というお問合せをいただいたり、どんな風に会を動かしてるの?って聞かれたりすることもあり、少しだけ「政治と生活を考える会」の実態をここでご紹介してみようかと思います。
ちょっとした箸休めという感じでお読みいただけたら嬉しいです。
で、題して・・・
『「政治と生活を考える会」は、こんな風にやってます』
いくら自分達の会のブログだといっても、こんな地味〜な作業を紹介するのも、やはり気が引けるというものだけど、知りたいと思って下さる方が一人でもいるならありがたいことなので、ちょこっとだけ紹介致します。
こういう会をやる為のマニュアル本なんて、そんな親切な物はありませんから私達が自然と身につけたことなので、それぞれの会によって独自のものがあることはご理解下さい。
まず、当会は代表である私と、活動を手伝って下さる世話人という7人のお仲間達とで会を動かしています。 この世話人の年齢が幅広くて30代成り立ての若者くんから60代の頼れる大先輩まで平均年齢はいくつかな?(数えたことないなぁ)
男性4名、女性4名という丁度いいバランスです。決して合コンはしません(念のため)
大阪、兵庫、京都、奈良と世話人の居住地もバランスよくなってます。
世話人以外にも「政経フォーラム」などの大きな企画物の時に臨時でお手伝いいただく助っ人もいて下さいます。時には議員の秘書の方も助っ人として駆り出すというこの逞しさと厚かましさも持ち合わせていないとやってられません。
また、世話人の中には、お仕事の関係等から実名やネット上に顔を出したくない方もいらっしゃるので、もっぱら外に名前と顔を晒す役目は代表である私の役回りということになります。もっと若い可愛いお姉ちゃんなら喜ばれたんでしょうが・・・(突っ込まれる前に自ら突っ込みを入れるところが、関西人か?)
私達スタッフは全て手弁当つまりボランティアで、というのが設立時からのお約束事です。会議をする為に関西各地から集まっていただきお茶をするのも、時にはお酒と食事で絆を深めるのも全部自腹は当然。交通費も然り。
「政経フォーラム」等の参加費も当然支払ってもらいます。 こうあらためて書くと、本当に皆さん文句の一つも言わないで頑張ってくれてるんですね・・・ありがとう、みんなぁ〜。
さて、たとえば当会の目玉とも言える連続企画物の「政経フォーラム」は、どうやって出来上がるんだろう?と思ってる方もいらっしゃるかもしれませんので、ここに簡単にご紹介しましょう。
これまで6回の政経フォーラムと、そしてまもなく開催する第7回目の政経フォーラム、毎回、開催までこぎつける為の方法は若干違いはあるものの、最初にやる事は、どんなテーマで開催するのかを考えることからスタートします。そしてそこからこのテーマならどの政治家の方が最適かを考え、そして交渉作業に入ります。
当然のことながら、全くこれまで当会の存在もご存知ない議員事務所に「政経フォーラムに出ていただけませんか?」なんていきなり持ち込んでも、「その日はあいにくスケジュールが入ってますので。」とお決まりのセリフでやんわりとお断りされます。どの秘書さんも、どこの馬の骨かもわからない相手がやってる会になんて大事な議員を送り出すことなんて出来やしませんし、やっちゃいけません。
じゃぁ・・・どうやって、そこをクリアさせていくのか・・・。
まず、私は「企画案」なるものを作成し、今回の「政経フォーラム」の開催趣旨や開催のテーマ、希望の日時等を記したものが一つと、当会がこれまで開催してきた過去の「政経フォーラム」等の紹介を記したものが一つ、そして、今回どうしてこの議員に講師をお願いしたいのかを一生懸命考え記した物、合計3枚作成し、議員事務所に電話の後にFAXで送ります。これを読んでいただければ、まずこちらがふざけた会でないことは大体ご理解いただけるのでは、と信じています。でも、これくらいでは、まだまだ簡単にOKを頂けるというわけではありません。場合によっては秘書さん止まり、なんて事も覚悟しないといけません。やはり、一番決めてとなるのが、これまで「政経フォーラム」にお力を貸して下さった議員の方達からの「頼むよ、行ってあげてよ」(実際に、こんな風に言ってるのかどうかは知りませんけど)のお言葉かもしれません。
また、秘書の方から相手の秘書の方に、という事もあります。意外と永田町って狭い世界で、秘書さん同志が仲良しだったりという事があって、これは私もこの2年近くの間に自然に入ってきた情報が頼りといった感じでしょうか。
それともう一つ、議員会館にしても地元にしても政治家の事務所は多忙です。極力電話での交渉は避けFAXやメールでのやりとりを優先するのも、これまでの経験でわかった点のひとつ。誰でも忙しい時に電話であ〜だ、こ〜だ、と言われても困ることは当たり前の話ですからね。 極力迷惑はかけない、こういった心遣いが案外あとに響いてくるんだということも学習させてもらったこと。
また議員事務所への交渉は、全て代表である私一人の役目です。これは会の窓口を一つにするという目的と、数人でやった場合に、どんな勘違いが起きてしまうかもしれないというミスを避けるためでもあります。
こういう流れで、何とか「政経フォーラム」へのご出演にOKを頂いても、ここからが更に大変な作業が待っています。 開催規模と日程に合った会場探しです。
ほとんど電車で来られる参加者の為にも、出来るだけ交通の便がいいところ、そして何より会場費がどれくらいかを考慮しなくてはなりません。
たとえば、満員入ったとしても赤字なんて所は当然パス。お値段的に手頃な所は、1年以上前から予約は詰まってますし、探しに探してやっとみつかった時は、本当に安堵します。
この作業を進めながら、講師の議員の秘書さんとの中身を詰める作業をやりながら、告知文の作成とそしてツイッター、Face Bookやブログ等への告知作業に入ります。これまでご参加いただいた方々にはメールでの案内もその一つ。
当会では、すでにこれまでご参加下さった方はご存知だと思いますが、会員は募集しておりません。ですから会費も徴収していません。つまり会員は存在しないんですね。その都度の企画事に参加者を募り、当日参加費を徴収するという一貫したやり方で活動してきました。ですから、毎回どれだけの方が参加して下さるか、ということは本当に予想するしか手はないわけです。
私達がいくら心からこのテーマは特に知って頂きたいと考えてもそれに比例して参加者が集まるというわけでもありません。でも、それでも毎回100名を超える方々がご参加下さることは感謝しないといけませんね。 ありがたいことです、本当に。
それに申込のメールで労わりの言葉も入っているとメールに向かって頭を下げたくもなります。嬉しいです。
参加者を募る一方で、資料等の検討作業に入ります。配布するチラシ等も私の自宅までお送りいただいたり、また資料等は講師の議員事務所がご用意下さるものがほとんどですが、さすがに人数分の印刷までお願いする厚かましさはありませんから、それはこちらでの作業になります。送って頂いた資料のファイルを家庭用のプリンターで、夜なべでせっせと印刷作業する姿は他人には見せられません。これが本当に地味な作業なんです。
資料が多い時は、世話人の方に助っ人を頼み手分けしての作業ということもあります。
ご参加下さった皆さんのお手元にお配りする資料等はこんな風にして出来上がっているということもちょっと心の片隅に残していただけたら嬉しいです。ですから間違っても帰宅途中でゴミ箱にポイ!はダメですよ〜。
そうこうしている内にいよいよ開催日が迫ってきます。世話人の皆さんには役割分担に当日の作業の連絡等をしながらの最終チェック。
いよいよ本番となっても、実際は私達関係者はまともに政経フォーラムを全て拝聴するということは出来ません。各自やる事が一杯で走り回っているというのが実態です。
ですから、いろんな方々へのご挨拶も十分でないこともあり後で反省に打ちひしがれることもあったり・・・。
少しづつでもいい物を作る為の努力は関係者一同惜しみませんので、これからも温かい目で応援して頂ければ嬉しいです。
というわけで、9月30日(日)には、あの!孫崎享先生をお迎えしての「第7回 政経フォーラム」を開催します。
多くの方のリクエストをいただき、お忙しい中、大阪の地までお越しいただきご著書である「戦後史の正体」をわかりやすく紐解いていただきます。
孫崎先生には、お時間以外の制約はございませんので、先生がお伝えするべきと思われることはご自由に語って下さいとお願いしています。 どんな話が飛び出すか・・・必見です。 多くの方のご参加をお待ちしております。前回のブログの案内をご覧の上、お申込下さい。
By 代表 森田
ちょっとした箸休めという感じでお読みいただけたら嬉しいです。
で、題して・・・
『「政治と生活を考える会」は、こんな風にやってます』
いくら自分達の会のブログだといっても、こんな地味〜な作業を紹介するのも、やはり気が引けるというものだけど、知りたいと思って下さる方が一人でもいるならありがたいことなので、ちょこっとだけ紹介致します。
こういう会をやる為のマニュアル本なんて、そんな親切な物はありませんから私達が自然と身につけたことなので、それぞれの会によって独自のものがあることはご理解下さい。
まず、当会は代表である私と、活動を手伝って下さる世話人という7人のお仲間達とで会を動かしています。 この世話人の年齢が幅広くて30代成り立ての若者くんから60代の頼れる大先輩まで平均年齢はいくつかな?(数えたことないなぁ)
男性4名、女性4名という丁度いいバランスです。決して合コンはしません(念のため)
大阪、兵庫、京都、奈良と世話人の居住地もバランスよくなってます。
世話人以外にも「政経フォーラム」などの大きな企画物の時に臨時でお手伝いいただく助っ人もいて下さいます。時には議員の秘書の方も助っ人として駆り出すというこの逞しさと厚かましさも持ち合わせていないとやってられません。
また、世話人の中には、お仕事の関係等から実名やネット上に顔を出したくない方もいらっしゃるので、もっぱら外に名前と顔を晒す役目は代表である私の役回りということになります。もっと若い可愛いお姉ちゃんなら喜ばれたんでしょうが・・・(突っ込まれる前に自ら突っ込みを入れるところが、関西人か?)
私達スタッフは全て手弁当つまりボランティアで、というのが設立時からのお約束事です。会議をする為に関西各地から集まっていただきお茶をするのも、時にはお酒と食事で絆を深めるのも全部自腹は当然。交通費も然り。
「政経フォーラム」等の参加費も当然支払ってもらいます。 こうあらためて書くと、本当に皆さん文句の一つも言わないで頑張ってくれてるんですね・・・ありがとう、みんなぁ〜。
さて、たとえば当会の目玉とも言える連続企画物の「政経フォーラム」は、どうやって出来上がるんだろう?と思ってる方もいらっしゃるかもしれませんので、ここに簡単にご紹介しましょう。
これまで6回の政経フォーラムと、そしてまもなく開催する第7回目の政経フォーラム、毎回、開催までこぎつける為の方法は若干違いはあるものの、最初にやる事は、どんなテーマで開催するのかを考えることからスタートします。そしてそこからこのテーマならどの政治家の方が最適かを考え、そして交渉作業に入ります。
当然のことながら、全くこれまで当会の存在もご存知ない議員事務所に「政経フォーラムに出ていただけませんか?」なんていきなり持ち込んでも、「その日はあいにくスケジュールが入ってますので。」とお決まりのセリフでやんわりとお断りされます。どの秘書さんも、どこの馬の骨かもわからない相手がやってる会になんて大事な議員を送り出すことなんて出来やしませんし、やっちゃいけません。
じゃぁ・・・どうやって、そこをクリアさせていくのか・・・。
まず、私は「企画案」なるものを作成し、今回の「政経フォーラム」の開催趣旨や開催のテーマ、希望の日時等を記したものが一つと、当会がこれまで開催してきた過去の「政経フォーラム」等の紹介を記したものが一つ、そして、今回どうしてこの議員に講師をお願いしたいのかを一生懸命考え記した物、合計3枚作成し、議員事務所に電話の後にFAXで送ります。これを読んでいただければ、まずこちらがふざけた会でないことは大体ご理解いただけるのでは、と信じています。でも、これくらいでは、まだまだ簡単にOKを頂けるというわけではありません。場合によっては秘書さん止まり、なんて事も覚悟しないといけません。やはり、一番決めてとなるのが、これまで「政経フォーラム」にお力を貸して下さった議員の方達からの「頼むよ、行ってあげてよ」(実際に、こんな風に言ってるのかどうかは知りませんけど)のお言葉かもしれません。
また、秘書の方から相手の秘書の方に、という事もあります。意外と永田町って狭い世界で、秘書さん同志が仲良しだったりという事があって、これは私もこの2年近くの間に自然に入ってきた情報が頼りといった感じでしょうか。
それともう一つ、議員会館にしても地元にしても政治家の事務所は多忙です。極力電話での交渉は避けFAXやメールでのやりとりを優先するのも、これまでの経験でわかった点のひとつ。誰でも忙しい時に電話であ〜だ、こ〜だ、と言われても困ることは当たり前の話ですからね。 極力迷惑はかけない、こういった心遣いが案外あとに響いてくるんだということも学習させてもらったこと。
また議員事務所への交渉は、全て代表である私一人の役目です。これは会の窓口を一つにするという目的と、数人でやった場合に、どんな勘違いが起きてしまうかもしれないというミスを避けるためでもあります。
こういう流れで、何とか「政経フォーラム」へのご出演にOKを頂いても、ここからが更に大変な作業が待っています。 開催規模と日程に合った会場探しです。
ほとんど電車で来られる参加者の為にも、出来るだけ交通の便がいいところ、そして何より会場費がどれくらいかを考慮しなくてはなりません。
たとえば、満員入ったとしても赤字なんて所は当然パス。お値段的に手頃な所は、1年以上前から予約は詰まってますし、探しに探してやっとみつかった時は、本当に安堵します。
この作業を進めながら、講師の議員の秘書さんとの中身を詰める作業をやりながら、告知文の作成とそしてツイッター、Face Bookやブログ等への告知作業に入ります。これまでご参加いただいた方々にはメールでの案内もその一つ。
当会では、すでにこれまでご参加下さった方はご存知だと思いますが、会員は募集しておりません。ですから会費も徴収していません。つまり会員は存在しないんですね。その都度の企画事に参加者を募り、当日参加費を徴収するという一貫したやり方で活動してきました。ですから、毎回どれだけの方が参加して下さるか、ということは本当に予想するしか手はないわけです。
私達がいくら心からこのテーマは特に知って頂きたいと考えてもそれに比例して参加者が集まるというわけでもありません。でも、それでも毎回100名を超える方々がご参加下さることは感謝しないといけませんね。 ありがたいことです、本当に。
それに申込のメールで労わりの言葉も入っているとメールに向かって頭を下げたくもなります。嬉しいです。
参加者を募る一方で、資料等の検討作業に入ります。配布するチラシ等も私の自宅までお送りいただいたり、また資料等は講師の議員事務所がご用意下さるものがほとんどですが、さすがに人数分の印刷までお願いする厚かましさはありませんから、それはこちらでの作業になります。送って頂いた資料のファイルを家庭用のプリンターで、夜なべでせっせと印刷作業する姿は他人には見せられません。これが本当に地味な作業なんです。
資料が多い時は、世話人の方に助っ人を頼み手分けしての作業ということもあります。
ご参加下さった皆さんのお手元にお配りする資料等はこんな風にして出来上がっているということもちょっと心の片隅に残していただけたら嬉しいです。ですから間違っても帰宅途中でゴミ箱にポイ!はダメですよ〜。
そうこうしている内にいよいよ開催日が迫ってきます。世話人の皆さんには役割分担に当日の作業の連絡等をしながらの最終チェック。
いよいよ本番となっても、実際は私達関係者はまともに政経フォーラムを全て拝聴するということは出来ません。各自やる事が一杯で走り回っているというのが実態です。
ですから、いろんな方々へのご挨拶も十分でないこともあり後で反省に打ちひしがれることもあったり・・・。
少しづつでもいい物を作る為の努力は関係者一同惜しみませんので、これからも温かい目で応援して頂ければ嬉しいです。
というわけで、9月30日(日)には、あの!孫崎享先生をお迎えしての「第7回 政経フォーラム」を開催します。
多くの方のリクエストをいただき、お忙しい中、大阪の地までお越しいただきご著書である「戦後史の正体」をわかりやすく紐解いていただきます。
孫崎先生には、お時間以外の制約はございませんので、先生がお伝えするべきと思われることはご自由に語って下さいとお願いしています。 どんな話が飛び出すか・・・必見です。 多くの方のご参加をお待ちしております。前回のブログの案内をご覧の上、お申込下さい。
By 代表 森田