国東のカワタ人生劇場3..旅ガラスに憧れて...

全国旅するミュージシャンに憧れる、、田舎者のブログ

(無題)

2018-11-22 12:22:00 | ノンジャンル
「急やけどな、カットだけでんいいんやけど…」と、

近所の高齢のおばちゃんが訪ねてきた。


僕はすぐに、

あ、店間違えてるなと思いながらも


おばちゃん、ここは違う、あっちやで…


とは言わず…話を聞いた。


何故ならおばちゃんは、

ここは100%カットしてくれる場所やと思ってる感じだったからだ。


「葬式が急に入ってな~」

あ~葬式がな…

「まぁ…これでんいいんやけどな、」

そやな、まだ大丈夫やねんかな…

「ちょいとカットしてくれるとな~」

カットな

「今日は休みなん?」

いや、休みやねんやけどな…


「むこう誰もおらんかったから…休みなん?」

むこうな…むこうはちょっとな…

「カットだけでんな…急に葬式がな…」

おばちゃんの満面な笑みと笑い声が

店先に響いているが、


僕は何とも、これは…と、ぐっときて、


おばちゃんな、入り口はな、こっちや、


あっちの車がとまっちょんとこや…と、


数件先の入り口を教えた。