雪景色

おとといの夜からなんだか冷えるな～って思っていたら昨日、今日であっという間に銀世界。
昨日の帰り道、寒さで車のフロントガラスに降ってくる雪が解けて走っている風のせいもあってか寒さで凍りつくほどでした。
昨日の朝、工房に来るときには路面が凍ってツルツルで赤信号で止まれない車やらカーブでくるっと1回転している車など何台か見かけました。
毎年とはいえやはり雪道の運転はいやですね。
皆さんも気をつけて運転しましょう。

冬支度。

本日、雪に備え車のタイヤをスタッドレスタイヤに履き替えました。
もう、いつ雪が降っても大丈夫。
とは言ってもまだまだ降ってはほしくないですね。
東京の友人などには、羨ましいとかいいな～ホワイトクリスマスなどと言われますが、意外とキツイ雪かき。
北海道では、まず朝、雪かきをしないと車が出せなかったり、歩く道がなかったりといろいろと大変なんですけどね。

完成２

実際にリングを装着。
サイズもピッタリ、綺麗な輝きではないでしょうか。
次回作は、同じモチーフでペンダントトップを製作予定で、只今、デザインの構想を練っている最中のようです。

このような感じで、自分の作りたい物を作っていくというのが、彫金教室になります。　興味のある方は、まずは体験入学で一作品作って見るのも良いのではないでしょうか。
何かわからないことが御座いましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

完成

最終仕上げもリングをいぶす前と同様にセーム革のポイントに研磨剤をつけながら丁寧に磨いていきます。この時の注意点としては、磨いている時にリングにポイントの金属部分があたり傷がつく可能性があるので、細心の注意をはらいながら仕上げていきます。
また、摩擦熱や油断して床などに落としてしまうこともあります。
鏡面仕上げの場合、この程度でも傷がついてしまうので最後の最後まで気は抜けません。
ここまで、簡単に紹介してきましたが一つ、一つ時間をかけ一生懸命作れば、どんな物でも気持ちが入り、その気持ちも伝わる作品になると思います。
地金でのリング製作、今回のワックスでのリング製作と２作品目になるものでしたが、前回の仕上げよりもかなり綺麗に仕上がっていると思います。

仕上げ5

＃８００をかけ終えたら、次にポイントをセーム革のポイントに変えます。
今回は、セーム革を使用していますが、これも色々と種類があり、人それぞれに好みの仕上がりや使いやすさなどがあり、色々と試してみるのが一番良いでしょう。
このセーム革に研磨剤をつけてリングの内側、外側の順に磨き上げていきます。　今回は、最終仕上げに使用できる研磨剤を使用していますが、研磨剤の種類も沢山あり、粗めから鏡面仕上げまで様々あり、人によって使用する順番や種類も異なると思いますので、参考までに。
磨きあがったら、リングにこびり付いた研磨剤や油分を取り除く為に超音波洗浄器で洗浄します。
しっかり、油分が取れたところで今回は、いぶし仕上げをするので一度薬品にいれて黒く硫化させていきます。
この薬品も銀黒というものが、販売されていて簡単に出来ると思います。
以前は、６１０ハップという温泉のもとが販売されていて、それを使用していましたが現在では、生産中止しているようです。
この液にいれると黒くなり、水洗いした後、クレンザーでリング内側、表面をこすり落とし一段低くなった部分だけ黒く残ります。
次に水洗いをしてクレンザーを落とし、水気をとっていよいよ最終仕上げへ・・・。

仕上げ4

紙やすりをかけ終えたら、いよいよリューターを使っていきます。
リューターに使用するポイントは、いろんな形状かあり、荒削りできるものから仕上げに近いくらいの物までたくさんの種類がありますので、その物にあったポイントを選んでいきます。
人によっても使用するポイントは様々なので参考までに。
今回は、紙やすり同様に＃１２０、＃４００、＃８００、の順にポイントを変えて仕上げていきます。
まず、リングの内側から＃１２０、をかけます。この時のかける目安も今までと同様に油目のヤスリ跡をしっかり落としていきます。
内側が終わればリング表面を同様にかけていきます。
この順序で＃８００までかけていきます。
注意点としては、摩擦でリングが熱くなるので気をつけながらポイントをかけていきます。　この時、革手袋や木製のリングをはさめるホルダーなど使うと良いかも知れません。

ちなみに今日の札幌は雨。
一雨ごとに寒くなっていく感じがします。