ある日、突然世界が変わったマロン。
しばらくは毎日通院で点滴を受けることになりました。
再び痙攣が起きないように、
そして栄養補給のために。
急性期のしばらくは何が起きてもおかしくないので、
覚悟もしておいてくださいと言われても、
そんな覚悟、できるわけなくて。
私に今、できることは、
『清潔に保ち、栄養を補給』
首がねじれたままかたまって横たわるマロンは、
見ているだけで苦しそうで、
体を拭いてやるのもおそるおそる…。
床ずれができないように体位を変えて、
『だいじょうぶだよ、だいじょうぶだからね』と
なんの根拠もない、慰めにもならない言葉を、
マロンにも自分にも繰り返し言い聞かせました。
自ら口を開けてはくれないので、
水も食事もシリンジで。
これまではずっとドライフードが基本で、
季節の野菜をトッピングしたものを食べていたのだけど、
ひとまず流動食。
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ちゅーるに犬用があることも、
ちゅーるにおやつではなく食事Ver.があることも
初めて知りました。
排泄もトイレで、というわけにはいかないから、
ペットシーツを色々模索。
マロンは生まれて3ヶ月でウチの子になって以来、
全くといっていいほどトイレの失敗がなく、
薄型レギュラーの一番安いシートをトイレに敷いておけば、
いつもそこにきちんとしてくれるという手のかからない子だったので、
薄型、厚型、レギュラー、ワイド、スーパーワイド、竹炭…などなど、
たくさんの種類のシートがあるのだと感心。
あまりに種類が多すぎて、どれがいいのかわからず、
オムツやマナーパンツも必要だし、と、
手当たり次第に色々買ってみたので、
クローゼットはシートだらけ。
体を拭くためのシャワータオルや他にも色々、
便利かもと思うものは手当たり次第揃えたり、
病院でも毎日診察代がかかったので、
お財布に一万円札を数枚入れていても気が付けば空っぽでした。
ドライブが大好きだったマロンたん。
すんっとした横顔が可愛い。
ミカ
ミカちゃんが悲しい顔してたら、マロンちゃんにも伝わるから、笑顔、笑顔でね。
マロンちゃん、ウチのボスと一緒だわ。
ウチもそーだった。
夜の散歩の時に疲れてたようであまり歩けず、パパが抱っこして帰ってきたの。
ケージに入ろうとした時にひっくり返って頭を打ったのか、急に痙攣し始めて、眼振するわ、体は海老反りになるわで、こっちもパニックになっちゃって、遅くに獣医さんに電話したら、前庭疾患だろうって、人間でいう脳梗塞と言われちゃった。
次の日に病院に連れて行った時は身体はそったまま、目も眼振してたのに、2週間くらい安静にしてたら立ち上がれるって言われて、点滴も薬も何も出してもらえなかったの。
オンマの目には、このまま安静で大丈夫なのかと心配だったけど、獣医さんの言葉を信じて、見守るしかなかったの。
なのに翌日、介護してあげることもなく、穏やかに先代ワンコのもとにいってしまいました。
たぶん、脳梗塞だけじゃなく、心臓も弱ってたのかも…
迷子犬だから、年齢も思ってたより上だったのかもなーと思った。
マロンちゃんにはボスの分まで頑張ってほしいよ。
ワンちゃんの介護も大変と聞くけど、17歳まで病気もせず、ミカちゃんに、癒しを与えてくれてたんだもの、今度はマロンちゃんにお返しする番だね。
ミカちゃん、ファイティン‼️
お水とかもスポイトみたいなので飲ませたらちょっとむせるのも怖いけど、ごくごくのんで、体拭きも10枚入の手の形したシートがあってそれだと手のひらでマッサージしながら、おしりもふきふきできて、肉球の間とかも綺麗にしてあげれます。
ちゅーるも、たくさん種類ありますねー!猫ちゃんだけかとわたしも思ってました。
それすごくいいですね。
耳の中とか口周りとか、細かいところを拭くのに、
小さなシートではよれて困っていたから早速探してみます。
歳をとってから気難しくなって、
なかなか肉球とかデリケートなところを触らせてくれなかったのが、
期せずしてスキンシップを思う存分できるようになりました。
悪いことばかりじゃないですね。
病院での対応も、介護できなかったことも、
もやもやが残るところもあるけど、
迷子だったボスは、おんまの家族になれて、
家族に看取られて、幸せだったと思うよ。
でもなかなかそう割り切れないのもわかるTT
それだけ大切な存在だったってことだよね。
そうなんよ😢
なんでマロンちゃんが…って思ったけど、
現実は受け止めないと待ってくれない。
学びと修行の時間なのだと思う。