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「ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット」

2012-12-23 | 過去に観た映画
今や世界的な人気を誇っているというワンピース、
原作は読んだことないので、前回や今回の話は分からない部分が
多くて、アレ?なんか雰囲気変わっちゃった?なんて思ったほどだ。
(今では観ていないらしい息子に聞いてみたら、大人っぽくなった
感じがするでしょ?なんて言われた。私がガキ、ってことですかね)
元々息子が見ていたアニメ~観始めたクチで、面白愉快なキャラが
マッチ棒の様に長い身体で戦う姿が何ともユニークで好きになった。
大人ファンが更に増えてくると、度々TVでも特集されたりして、
チョッパー編では私も大泣きしたもの。アレ何度観ても泣けるし~
つまりは(これがアニメだから、実写だから、とかには関係なくね)
ストーリー性なんだろうとは思う。加えて、あとは好き好きかしら。

どんなに素晴らしい作画、素晴らしい躍動感、素晴らしい演出を
持ってしても、面白くないものは面白く感じないし、脚本と台詞は
全部アドリブで!!なんて言われない限り変わることもない。
入場時に貰った千巻にかなり詳しくいろいろ書かれていたけれど、
最後の方に原作者が脚本家に向け、子供が楽しみに観る映画だから
そのあたりお願いしますね!と頼んだ…みたいなことが書かれて
いたので、そうだよね~!と思ったのは確か。
このお話、子供達が観て、果たして面白かったかなぁ…?が残る。
大人が観て(特に男性が観て)男泣きする部分は確かにあったと思う。
Z(ゼファー)というキャラクターはかなり魅力的な元・海軍大将だった。
なので彼の過去がかなりサラリと描かれてしまったのは、勿体ない。
主要人物を説明する段で、そのキャラクターに感情移入させるには
その人物が背負ってきた生い立ちをかなり掘り下げる必要がある。
把握させる以上に、深く感じさせることが重要。
描かれる背景如何でガラリと印象を変えさせることができるからだ。
今回の描き方が悪いというのではないが、
子供でも理解できるZの人生がもっと露わであれば、ラストのあの
(あそこも色々あるみたいですけどね^^;)展開も…感じ入れるかも。
実写でもよく感じることなので、あとでそんなことを思ったりする。

うーん…。あとは何て言えばいいんだろう。
ゲスト声優がいかにも~な声で喋るのが何だかねぇ~部分もあったが
主役級は皆プロが務めていたのでさほど気にならなかった。
それぞれの出し物(っていう言い方でいいのかしら?)もまぁ観れたし、
とはいえ盛り込み過ぎて話があちこちに飛んで散漫、どこに焦点を
合わせて観ればいいのか(その場その場の中心人物?)という感じで、
けっこう疲れた。さらに話そのものが盛り上がらず、眠くなってくる…
スカッとするとか、キャハハと笑うとか、その手の話じゃないのだから
まぁ仕方ないんだけど…。

とにかく迫力ある映像は圧巻。
別に3DじゃなくてもフルCGじゃなくてもここまでできる!という
スクリーンを最大限生かした戦闘体感技術はお見事。
私的にゾロとチョッパーが大好きなので、次回はもっと観たいぞ、と。

(アヴリルの歌がエンドで使われてるけど、ヘンな途切れ方するのよね)

★★★

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