スポーツ観戦etc

女子バレーボールを中心に女子スポーツ全般の観戦記

火の鳥か火の車か?

2009-08-23 | バレーボール
ワールドグランプリ2009
8月22日(土) ファイナル東京 東京体育館

日本 0(20-25 23-25 17-25)3 中国

先発メンバー
栗原-竹下-井上-荒木-木村-坂下-佐野(L)
控えメンバー 庄司・岡野・谷口・狩野・濱口

中国には完敗でした。本当に「火の車NIPPON」でした。


8月23日(日) ファイナル東京 東京体育館

日本 1(21-25 27-25 19-25 19-25)3 ブラジル

先発メンバー
栗原-竹下-井上-荒木-木村-河野-佐野(L)
控えメンバー 庄司・岡野・谷口・坂下・濱口

谷口隊長が最後の最後に爆発しました。まさしく「火の鳥NIPPON」でした。


最終順位は
優勝 ブラジル
2位 ロシア
3位 ドイツ
4位 オランダ
5位 中国
6位 日本
アジア勢が5位と6位とはこれからの世界バレー地図が見え隠れして見えます。ドイツの健闘には驚きましたが、やはり、イタリアやポーランドなどもいるヨーロッパ勢のレベルの高さが改めて認識しました。

バースデー勝利!

2009-08-21 | バレーボール
ワールドグランプリ2009
8月21日(金) ファイナル東京 東京体育館

日本 3(25-22 25-18 25-22)0 オランダ

先発メンバー
栗原-竹下-井上-荒木-木村-坂下-佐野(L)
控えメンバー 庄司・岡野・山口・狩野・濱口

誰も予想していなかった「バースデー勝利!」でした。眞鍋新監督もあの勝利インタビューで涙を流して喜んでくれたらなかなかの役者なんですが、そんな余裕は無かったかもしてません。でもファイナルの初勝利はみんなに祝福される勝利で良かったです。

真鍋さん!そこで植田監督のように泣け!

日本の勝因は「サーブで崩してブロックで決める」でしょうか。今日は実践出来ました。あと、監督の選手交代の采配が当たったと思う。1セット目5点リードされた時は昨日のビデオを見ているようで気持ち悪かったのですが、思い切ってキャプテンの荒木を下げて庄司を起用したのは今までの監督にはない采配でした。もう1つ、同じころ坂下が決らずアップアップしている時、ベンチに狩野が呼ばれていました。バックに下がってレシーブに心配もあり、思い切って変えるのかなと思いました。たまたま、直ぐ坂下がバックアタックを決めることが出来、それを見た監督はその交代を取りやめて狩野がアップゾーンに帰って行ったのですが、これも監督の素晴らしい采配だったのではないでしょうか。(坂下から狩野の不交代)あそこで、もし交替させられていたら、多分今日の勝利は無かったと思います。

どうしても欲しかったファイナルの1勝! 良かった!良く頑張った!

オランダは実力を10分の1も出せずに終わってしまいました。実力はあんなものでは有りません。今ヨーロッパではイタリアの次ぐらい力を持っています。それにしても、あの1万人で超満員の東京体育館に飲まれてしまったのでしょうか。(あの2セット目の3回目のタイムアウトなど)たぶん、サーブレシーブが返らないことで、12番のフリーフや3番のフールマンを使う事が出来なかったことがオランダの敗因。

お先真っ暗!

2009-08-20 | バレーボール
ワールドグランプリ2009
8月20日(木) ファイナル東京 東京体育館

日本 1(17-25 23-25 29-27 14-25)3 ロシア

先発メンバー
栗原-竹下-庄司-荒木-木村-狩野-佐野(L)
控えメンバー 井上・岡野・山口・坂下・濱口

眞鍋新監督もお尻に火が付きましたね。予選リーグで勝ったドイツ、ロシアに2連敗し、明日からのオランダ戦、中国戦、ブラジル戦を考えるとお先真っ暗!で眠れない真夏の夜が続きます。

そもそも、大阪ラウンドでロシアにどうして勝てたのかの勝因の分析が足りないのではないでしょうか。眞鍋監督は「サーブで崩してブロックで捕らえるブロックが機能した。」そして、3戦目にしてやっと登場して大活躍だった狩野は「ブロックにぶつけるくらいの気持ちでいった。いまは思い切りやることだけを考えていた。」と言っていたが、今日の試合にこれが果たして生かされていただろうか。本当に負けたときの反省も必要ですが、勝った時もその勝因を分析することはもっと大切だと思います。


個人的には岡野選手や山口選手のプレーが観ることが出来ただけで試合には負けましたが大いに満足しました。山口選手は初登場で8得点ですから大活躍です。慣れてくれば、もっともっと面白いプレーも出てくると思うし、サーブレシーブも安定するはずです。

蛇足になりますが、日本が負けた試合の会場の観客はなかなか帰らない!クズクズして飲み足りない酔っ払いのようで、会場関係者泣かせです。出来れば明日はスカッと勝って早く帰りたいものです。それとも、負けた試合では再度「ジャニーズ」のエンターテインメイトをお願いしたらどうでしょうか。これだと、日本が失点したら会場が沸きそうで痛し痒しです。


ところで、岡野選手の意外な一面をわたしは発見しました。
1セット目と2セット目のセット間での出来事です。たまたまチームの練習ボールが見つからず、時間も無いためか、モッパーの持っていた公式ボール使って練習をしていました。やっぱり、すぐに係りの人が気が付いて練習ボールに交換させられていましたが、なかなか大胆不敵な行動は新たな彼女の発見でした。

ミスミスだ!

2009-08-19 | バレーボール
ワールドグランプリ2009
8月19日(水) ファイナル東京 東京体育館

日本 1(21-25 25-16 17-25 22-25)3 ドイツ

先発メンバー
栗原-竹下-井上-荒木-木村-狩野-佐野(L)
控えメンバー 庄司・岡野・石田・坂下・濱口

東京体育館の満員の中でまた、ヨーロッパ遠征の時のミスミスの全日本が出てしまった。しかし、これで、明日から楽な気持ちでプレー出来るのではないでしょうか。やっぱり、実力不足なのにマスコミにメダル獲得などの可笑しな情報が流れてしまって、何時ものプレーが出来なかったかもしれない。

本当に自分に仕事、自分の役割をしっかり果たしていたのは、ピンチサーバーの岡野とレシーバーの濱口の2人だけ。これでは勝てない。レギューラー陣は大きな重圧、プレッシャーを受けていたのかもしれません。練習時のプレーが出来れば勝てたのですが残念でした。


コートの後の方に谷口と山口とNECの有田かなと思いましたが、よく見るとデンソーの横山でした。ケガが良くなったのでしょうか。

栗が弾けた!

2009-08-17 | バレーボール
ワールドグランプリ2009
8月16日(日) 韓国ラウンド

日本 3(23-25 25-14 25-18 21-25 15-10)2 ドイツ

先発メンバー
栗原-竹下-井上-荒木-木村-狩野-佐野(L)
控えメンバー 庄司・岡野・谷口・坂下・濱口

フルセットの試合を1時間40分(CM,その他を除くと80分くらい)で放送するのはやっぱり無理がある。でも、放送まで時間があったためフジもそれなりに編集はしてくれていた。

「栗が弾けた!」ように見えた。いつも国際大会ではドシャットを喰らう姿が目立っていて、栗原選手の限界を感じていましたが、この大会は一皮剥けたように感じました。2枚ブロックが付くとストレートでブロックアウトを誘ったり、落ち際に打ってブロックアウトを明らかに狙って得点していました。あるいは木村並みの超クロスをコースを狙って丁寧に決めていた。いつの間に変わったのでしょうか。まだまだ成長を続ける栗原選手、その切っ掛けはサーブの復活だったようにわたしは感じました。

ドイツは素晴らしいチームだった。特に目立った選手がいるわけではないが、全ての選手が平均以上の能力を持って、粘り強いレシーブで決ったときのガッツポーズは日本の坂下もビックリで、相手チームはイヤになるチームだ。監督も曲者で表情では分からない緻密な計算された采配で、選手交代を頻繁に使ってゲームメクする。ファイナル東京の火の鳥NIPPONの緒戦の相手がドイツなので、眞鍋監督との監督対決も面白い。

「ファイナル東京大会」の日本の対戦相手は
8月19日(水) ドイツ
8月20日(木) ロシア
8月21日(金) オランダ
8月22日(土) 中国
8月23日(日) ブラジル
青は予選ラウンドで勝った国、赤は負けた国。中国とは最近分がいいので期待できる。なんとかオランダにリベンジ出来ればメダルも見えてくる。
頑張れ!火の鳥NIPPON!

ファイナル決定かな?

2009-08-16 | バレーボール
ワールドグランプリ2009
ファイナルラウンド 東京体育館(8月19日から23日)

昨日までの勝敗成績では
1位 ブラジル(8勝)
2位 オランダ(8勝)
3位 中国(6勝2敗)
4位 ロシア(5勝3敗)
5位 ドイツ(5勝3敗)

6位 日本(4勝4敗)
--------------------------
7位 ポーランド(3勝5敗)
8位 アメリカ(3勝5敗)
9位 タイ(3勝5敗)
10位 プエルトリコ(1勝7敗)
11位 ドミニカ共和国(1勝7敗)
12位 韓国(1勝7敗)

4-5位、7-9位、10-12位は得点率、セット率で順位が違っているかもしれません。

今日の試合は
DOM-POL,GER-JPN,CHN-NEB,USA-THA,KOR-BRA,PUR-ROS
したがって、7位以下のチームが今日の試合に勝っても5勝には満たないので、残念ながらタイもアメリカもポーランドも落選と言う事になるはず。

日本は開催国枠で出場が決っているが、是非、ドイツに勝って実力でファイナルに進んで貰いたい。今のチームの完成度からすると、ブラジル以外にはどこにでも勝てる可能性は十分にある。ファイナルラウンドが楽しみです。

奥様はミドルブロッカー

2009-08-15 | バレーボール
ワールドグランプリ2009
8月15日(土) 韓国ラウンド

日本 3(25-13 25-20 25-22)0 韓国

先発メンバー
栗原-竹下-井上-荒木-木村-坂下-佐野(L)
控えメンバー 庄司・岡野・谷口・狩野・濱口

「奥様はミドルブロッカー」の井上香織選手が輝いていましたね。ベストブロック賞を取った事のあるのでブロックには自信を持っているし、今日はCクイックが連続で決っていました。1人時間差も2度ほどやっていた。あれは森選手の十八番なのですが。これで、東京ファイナルの先発は井上選手で行くのかもしれません。ただ、何時も思っているのですが、彼女の顔の表情が表と裏のギャップを感じます。味方に顔を向けているときは最高のスマイルで、相手に顔を向けるときはまるで能面のような怖い顔に瞬時に豹変することです。彼女の能面の表情は凄みがあって怖い。

試合内容では2セット目後半、韓国の怒涛の6連続得点で21-19となり試合が分からなくなり、一時は21-20と1点差まで追い上げられた原因はキム・ヨンギョンが竹下の頭の上からスパイクを打って、そのボールを後ろの坂下が顔を背けながらレシーブをしていたからです。さすがに眞鍋監督も21-20で2枚替え(竹下から狩野へ、井上から岡野へ)を実行。これが功を奏して25-20で逃げ切れたことは作戦的に大きかったと思います。また一枚、眞鍋監督のカードが増えた感じでした

韓国はキム・ヨンギョンがイラついていましたね。サーブレシーブが乱れてトスが上がらない、セッターが意識的に上げないなどでイライラだったようです。でも、きちんと上がったボールは確実に決めていました。JTでは相当な力を発揮するのではと心配です。あれはコースを読んでブロックで止めるかワンタッチを取るしか方法が無いのかもしれません。大型を目指す韓国はレシーブの乱れ、繋ぎの拙さなどのパラドックスに落ち込んでいるようです。

隊長!頓死!

2009-08-14 | バレーボール
ワールドグランプリ2009
8月14日(金) 韓国ラウンド

日本 1(12-25 19-25 25-15 13-25)3 ブラジル

先発メンバー
栗原-竹下-庄司-荒木-木村-谷口-佐野(L)
控えメンバー 井上・岡野・坂下・狩野・濱口
1セットスタート 谷口から狩野
2セット中盤 庄司から井上

谷口隊長は出だしは上々で最初の日本の得点をスパイクで決めてくれたのですが、後が続きませんでした。残念!またまた、ヒーロー誕生かと思ったのですが・・・

2セット目中盤に井上選手が入ってから流れが出て来て、5連続得点の内3得点が井上選手のブロードでした。この流れが3セット目の25-15でセットを取る事が出来たと思う。盤石なブラジルもあんな一面があるとは驚きでした。ファイナルの東京での試合が楽しみです。

それにしても、4セット目に入ってどうして井上選手に竹下は上げないのでしょうか?サーブレシーブが乱れていたかもしれませんが、上げるタイミングは何度もあったはず。あの辺が分からない。そして、後半のトスのブレは連続であった。竹下も顔には出さないがあの時いっぱいいっぱいだったのかもしれない。あの時点であのままでは逆転が無理と判断したなら、思い切って、セッターを岡野に替えてみるのも1つの戦術だと思う。岡野をピンチサーバーに使うだけでは勿体無い。

これは冗談ですが、
できれば、今日のブラジル戦は死んだふりしてブラジルに本気モードにさせないで、東京ファイナルに狩野を出して戦う方が良かったかも。また、全日本のセッターは決まりましたね、あのブラジルの第2セッターのタカギ・チエミ(187cm)22才です。日系3世らしいですが187cmですからブロックの穴のない夢の全日本が誕生して、目出度し!目出度し!です。

マイとユメで良かった

2009-08-11 | バレーボール
山陽新聞の発表によると元デンソーの福田 舞が岡山シーガルズに入団した。

福田舞
1984/1/30生まれのの25才 176cm  最高到達点298cm
栃木県鹿沼市出身の国学院栃木高--嘉悦大
高校時代は全国選抜8強など活躍
大学ではインカレ優勝を経験
ユニバーシアードにも日本代表として3大会連続で出場した
全日本候補にも選ばれた事のある若い時から注目されていた選手

http://svr.sanyo.oni.co.jp/feature/sports/seagulls/2009/08/11/20090811101823.html

既に背番号も決り、シーガルズには珍しいまともな番号の「5」
福田舞のニックネームが「マイ」で山口舞選手が「ユメ」で重ならなくて良かった。

穿った見方をすれば、ほとんどシーガルズ支配下の「熊谷桜子」がデンソーに入団して、「福田舞」が岡山シーガルズに入団はなにか交換トレードのようにも見える。

つまり、
デンソーの達川監督はセッターの横山のケガで不安のあるセッターを補充しシーガルズの河本監督はサイドの決定力になさに不安あるサイドに決定力のある福田舞を獲得。

シンデレラMaiko

2009-08-09 | バレーボール
ワールドグランプリ2009
8月9日(日) 大阪大会

日本 3(20-25 25-19 25-15 25-21)1 ロシア

先発メンバー
栗原-竹下-庄司-荒木-木村-坂下-佐野(L)
控えメンバー 井上・岡野・森・狩野・濱口
1セット中盤 坂下から狩野へ交替
1セット終盤 庄司から井上へ交替するが2セット目庄司に戻す。

初顔見世の狩野があれだけ活躍出来るとはやはり凄い素材なんですね。
報道関係者もほっとしていることでしょう。やっと、狩野のキャッチコピーが解禁
世界に舞う!シンデレラMaiko

今日の結果は
「火の鳥NIPPON」が欧州遠征のエリツィン杯でロシアに勝ったのがまぐれでなかった事が証明されました。

昨年のオリンピック時の全日本と何処が変わったのかと考えてみると
・サーブが良くなった。
・アタッカーに新しい決定力のある戦力が加わった。
・アタッカー全員がバックアタックが打てる。
・ブロックが良くなり、ブロックも増え、ワンタッチも取れた。

・控えの選手も全員使った攻撃。
・眞鍋監督の選手交代が的確だった。


ロシアは久しぶりにガモアを拝見したが、1セット目を簡単に取ってしまなど健在ぶりが見られました。しかし、如何せん大型選手は動きがスローなどであの日本の得意な3枚ブロックの餌食になってしまいました。また、あの大きな選手が時間差をやるのだから迫力は満点ですがコンビが続かず単調な攻めになったのが敗因でしょうか。しばらくロシアの低迷の予感がしました。