毎年、ウミガメの産卵シーズンを目前に控えた屋久島の各浜では、各集落の方々が身近な浜のビーチクリーンを行う「海祭り」という屋久島観光協会主催のイベントが開催されます。
今年は4月20日(土)午前8時から行われますが、ビーチクリーンの後には新緑の綺麗な安房川でリバーカヌーやSUPの体験も出来ます。

「2024屋久島海祭り&エコフェスタ」

毎年、島内一斉にビーチクリーンをして綺麗な水辺で楽しんで頂くこの機会に、今年は環境問題について皆で意識を高めるために、屋久島観光協会環境委員会としてもうひとつ、ふたつ趣向が加わりました。
具体的に何をするかと言うと、屋久島の農業の一端を担う屋久島茶の日本一早い新茶のPRをさせて頂きますが、その試飲用のコップに生分解性紙コップを使います。

これは、㈱三菱ケミカルさんがご提案して頂いたもので、PBS(生分解性プラスチックポリブチレンシネート)と呼ばれる素材で土の中で二酸化炭素と水に分解されるものです。またビニール袋にも応用されたものもあり、同じく土壌分解できるものをご提案する場を設けます。
現在、屋久島では生ごみ・プラスチック製容器包装等については、焼却処理を行わず、資源化を進めています。各家庭から出された生ごみは地力センターや堆肥場にて牛糞や木材チップを混ぜ合わせ堆肥に作り替えられ、プラスチックについては島外事業者に送ることになっています。令和4年度は約670tの生ごみが地力センターや堆肥センターに搬入され堆肥として生まれ変わりまた畑に戻っていきました。

↓

↓

生まれ変わった堆肥はまた農家の方々の畑に使われます。
有機リサイクルですね。
ただ、この作業工程の中でも問題があり、生ゴミの袋の中に生ゴミ以外の混入物が入っており、それを取り除く作業が負担となっています。分解されないゴミ袋、スプーン、貝殻などなど。
やはりゴミを出す私たちが、その出した後の事を意識して作業をしやすいよう思いやりを持ってゴミ出しやゴミの分別を行っていく必要があります。
今回の観光協会からのご提案は、「この素材を使えば土に還るからそのまま生ゴミとして出せますよ!!」というものでなく、私たちが使う日常的なモノの中にはリサイクルやリユーズ出来るものが沢山あり、これからも新しい技術によって新しい素材が作られていきます。それらを皆さんで共有し、使えるものは使っていく事が設備負担の軽減に繋がり、自然にも優しい取り組みが持続可能なものになるように考えましょう!!との思いです。
現在、地力センターでこの素材を使ったコップがどれぐらい分解できるか試験中でありますが、細かく切断する事で各ご家庭でのコンポストなどでも出来ることと思います。
また、水生分解性のビニールは可燃ごみとして処分してもCO2削減に繋がります。
こういった環境にやさしい取り組みをされている企業やその商品を屋久島の美味しい新茶を味わいながら考える機会が今回の「エコフェスタ」となり、屋久島観光協会としてこれからの観光のテーマ「観光+環境保全+一次産業」が提案されたわけですが、個人的にも観光事業を通して屋久島でつくられた農産物や獲れた魚介類の自然の恵みに感謝し、未来に繋げる取り組みが発信出来れば考えています。
エコフェスタの会場は安房の如竹神社境内を予定していますが、天候により会場が変わることもございますのでご注意ください。

因みに海岸漂着ゴミが約19tクリーンサポートセンターに搬入されています。
この約19tの中には国からの助成金を使って口永良部島を含む屋久島町16集落がマリンワーカー委託事業として近くの海岸から漂着ゴミ約9.6tが運ばれてきており、後は島内各地で行われているそれぞれのボランティアの方々によるものとなっており、分別可能なものは出来るだけ分別作業を職員の方々がして下さっています。
令和7年に完成する新しい処理施設では、年間40t近い海岸漂着ゴミが処理できる想定で、漁網やロープ類もある程度のモノは処理できるようですが、塩分を含む海洋ゴミや大きな漁網などは施設設備の劣化を早くすると思われます。
せっかく作る施設が少しでも長く使えるよう、そして漂着ゴミが流れてこないのが一番ですが、中々無くなりません。せめて身近なところからゴミを資源として見直し、活かせるように考えていきたいですね。
今年は4月20日(土)午前8時から行われますが、ビーチクリーンの後には新緑の綺麗な安房川でリバーカヌーやSUPの体験も出来ます。

「2024屋久島海祭り&エコフェスタ」

毎年、島内一斉にビーチクリーンをして綺麗な水辺で楽しんで頂くこの機会に、今年は環境問題について皆で意識を高めるために、屋久島観光協会環境委員会としてもうひとつ、ふたつ趣向が加わりました。
具体的に何をするかと言うと、屋久島の農業の一端を担う屋久島茶の日本一早い新茶のPRをさせて頂きますが、その試飲用のコップに生分解性紙コップを使います。

これは、㈱三菱ケミカルさんがご提案して頂いたもので、PBS(生分解性プラスチックポリブチレンシネート)と呼ばれる素材で土の中で二酸化炭素と水に分解されるものです。またビニール袋にも応用されたものもあり、同じく土壌分解できるものをご提案する場を設けます。
現在、屋久島では生ごみ・プラスチック製容器包装等については、焼却処理を行わず、資源化を進めています。各家庭から出された生ごみは地力センターや堆肥場にて牛糞や木材チップを混ぜ合わせ堆肥に作り替えられ、プラスチックについては島外事業者に送ることになっています。令和4年度は約670tの生ごみが地力センターや堆肥センターに搬入され堆肥として生まれ変わりまた畑に戻っていきました。

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生まれ変わった堆肥はまた農家の方々の畑に使われます。
有機リサイクルですね。
ただ、この作業工程の中でも問題があり、生ゴミの袋の中に生ゴミ以外の混入物が入っており、それを取り除く作業が負担となっています。分解されないゴミ袋、スプーン、貝殻などなど。
やはりゴミを出す私たちが、その出した後の事を意識して作業をしやすいよう思いやりを持ってゴミ出しやゴミの分別を行っていく必要があります。
今回の観光協会からのご提案は、「この素材を使えば土に還るからそのまま生ゴミとして出せますよ!!」というものでなく、私たちが使う日常的なモノの中にはリサイクルやリユーズ出来るものが沢山あり、これからも新しい技術によって新しい素材が作られていきます。それらを皆さんで共有し、使えるものは使っていく事が設備負担の軽減に繋がり、自然にも優しい取り組みが持続可能なものになるように考えましょう!!との思いです。
現在、地力センターでこの素材を使ったコップがどれぐらい分解できるか試験中でありますが、細かく切断する事で各ご家庭でのコンポストなどでも出来ることと思います。
また、水生分解性のビニールは可燃ごみとして処分してもCO2削減に繋がります。
こういった環境にやさしい取り組みをされている企業やその商品を屋久島の美味しい新茶を味わいながら考える機会が今回の「エコフェスタ」となり、屋久島観光協会としてこれからの観光のテーマ「観光+環境保全+一次産業」が提案されたわけですが、個人的にも観光事業を通して屋久島でつくられた農産物や獲れた魚介類の自然の恵みに感謝し、未来に繋げる取り組みが発信出来れば考えています。
エコフェスタの会場は安房の如竹神社境内を予定していますが、天候により会場が変わることもございますのでご注意ください。

因みに海岸漂着ゴミが約19tクリーンサポートセンターに搬入されています。
この約19tの中には国からの助成金を使って口永良部島を含む屋久島町16集落がマリンワーカー委託事業として近くの海岸から漂着ゴミ約9.6tが運ばれてきており、後は島内各地で行われているそれぞれのボランティアの方々によるものとなっており、分別可能なものは出来るだけ分別作業を職員の方々がして下さっています。
令和7年に完成する新しい処理施設では、年間40t近い海岸漂着ゴミが処理できる想定で、漁網やロープ類もある程度のモノは処理できるようですが、塩分を含む海洋ゴミや大きな漁網などは施設設備の劣化を早くすると思われます。
せっかく作る施設が少しでも長く使えるよう、そして漂着ゴミが流れてこないのが一番ですが、中々無くなりません。せめて身近なところからゴミを資源として見直し、活かせるように考えていきたいですね。
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