【蟹バリズムの映画イズム】

蟹バリズムと申します。見やすい!わかりやすい!をテーマに映画ライターを目指して活動しています。

『恐ろしき結婚』(1944年) 【映画紹介】

2024年03月28日 13時25分37秒 | 映画

みなさんこんにちは蟹バリズムです。

今回紹介するのは恐ろしき結婚です。

監督はジャック・ターナーですね。

ジャンルはミステリー/ドラマとなっております。

この作品は当時日本でも公開されましたが、ジャック・ターナーの作品としてはあまり認識されなかったという面白い経歴を持つ作品です。

ぜひチェックしてくださいね!

 

『恐ろしき結婚』(1944年) 【ネタバレなし映画紹介】

ジャック・ターナー監督!予告・あらすじ・監督・脚本・キャスト・みんなの評価・ネタバレなし感想などをまとめてご紹介!

蟹バリズムの映画イズム

 


【上映時間】

91分


【制作国】

アメリカ

【監督・脚本・キャスト】


【あらすじ】

医師ハント・ベイリーはニューヨークへ帰る途中シシー・ベデローという中年の婦人と道連れとなった。彼女の弟ニックの妻アリーダの誕生日祝に行くのだということで、ハントはシシーの荷物やホテルの世話をしてやった。その夜彼はシシーが弟の姿で心臓マヒで急死した事を偶然聞き、そのような体質に見えなかっただけに、奇妙に思った…


【ネタバレなし感想】

ジャック・ターナーですわ。
『恐ろしき結婚』というタイトル通り、夫と妻のどちらが本当に恐ろしいんでしょうかっていうストーリー。
徐々に真相が明かされていきます。
ジャンルはたぶんミステリーだと思う。

面白いのは、主人公の医師は常識を持つ普通の人間として描かれている部分ですね。
あくまでも、対象となる夫婦は別でいて、主人公の医師はそれを客観的に見ることができる立場なんですね。
ここが面白い。

これかなり珍しい作品でしょ。
劇場で見れて良かった。


『霊魂の不滅』(1920年) 【映画紹介】

2024年03月27日 14時49分20秒 | 映画

みなさんこんにちは蟹バリズムです。

今回紹介するのは『霊魂の不滅』です。

ジャンルはホラー/ファンタジーとなっております。

1920年の作品なので無声映画ですね。

ホラー映画史の中では、そこまで評価されていません。

しかし、この作品で使われている“二重露光”は当時は画期的な撮影方法でした。

そんな歴史のある作品をぜひチェックしてくださいね!

 

『霊魂の不滅』(1920年) 【ネタバレなし映画紹介】

当時、この二重露光は画期的な撮影方法だった!無声時代からの北欧出身の世界的な巨匠ヴィクトル・シェストレム監督!予告・あらすじ・監督・脚本・キャスト・みんなの評価...

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【上映時間】

70分


【制作国】

スウェーデン

【監督・脚本・キャスト】


【あらすじ】

大晦日の晩の出来事である。救世軍の女士官で、人生に対し温かい心を抱いて居るエディス・ラーソンは重い病の床に苦しんで居た。彼女が死の床にあっても尚心に懸かるのはデイヴィッド・ホラムの事であった。ホラムは仕方の無い酔払いで、妻や子のあるに拘らず、この晩も教会の庭で除夜の鐘を待ちながら飲み仲間と酒をあおって居た。彼は仲間に彼の友人ゲラーの事を話した。心理学に深い造詣を持つゲラーは大晦日の十二時に死んだ者は次の一年間死神の馬車の御者と成って、悲しみ、罪、絶望のある所、陸と海とを問わず、貧しきと富めるに係わらず死者の魂をその馬車に積み取る為に労々として働くものだと信じて居た。そして彼は去年の大晦日深夜の十二時に死んだのである。ホルムが話し終わってから程なく仲間同志わずかの事から争って、彼は墓石の上へ打ち倒された。折から崇厳に教会の鐘は十二時を報じて響いた。死神の馬車は音も無く教会の庭へ入って来て…


【ネタバレなし感想】

無声映画。
無声時代からの北欧出身の世界的な巨匠ヴィクトル・シェストレム監督
鳥飼りょうさんの伴奏付きで見させてもらいました。
いやー、音楽の力ってスゴイなって感じました。
重要な場面以外は字幕が出ないので、役者の表情、動き、そしてピアノの伴奏が心情を読み解く鍵となる。
これは無声映画でしか味わえませんね。

本作は二重露光が多様されています。
当時は現像段階での二重露光ができなかったので、一度撮影したフィルムを巻き戻して再び露光させる方法でした。
めちゃくちゃスゴイですよね。
別に映画史上初ではないですが、公開当時は画期的な撮影方法でした。

印象的なのは、夫が斧で妻子を襲う場面です。
これはグリフィスの『散りゆく花』(1919)に影響された場面であり、後にキューブリックが『シャイニング』で同じことをしています。
この連鎖こそが“映画”の面白いところですね。


『狎鴎亭スターダム』(2023年) 【映画紹介】

2024年03月27日 14時14分46秒 | 映画

みなさんこんにちは蟹バリズムです。

今回紹介するのは狎鴎亭スターダムです。

韓国映画ですね。

ジャンルはコメディとなっております。

狎鴎亭(アックジョン)と読みます。

主演は“マブリー”ことマ・ドンソクですね。

憎めないキャラクターのマブリーが、良い味を出している作品です。

ぜひチェックしてくださいね!

 

『狎鴎亭スターダム』(2023年) 【ネタバレなし映画紹介】

“マブリー”ことマ・ドンソクのバディもの!予告・あらすじ・監督・脚本・キャスト・みんなの評価・ネタバレなし感想などをまとめてご紹介!

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【上映時間】

111分


【制作国】

韓国

【監督・脚本・キャスト】


【あらすじ】

「お前をスターにする」 狎鴎亭(アックジョン)で生まれ育ち、何を生業にしているか誰も知らないけれど、住民達のあらゆることに精通しコネを持つ狎鴎亭の“ぬし”テグク(マ・ドンソク)。弟分扱いをしているヤクザまがいの実業家テチョン(チェ・ビョンモ)が美容整形ビジネスを始めるために、手を組もうと勧誘している天才美容整形外科医ジウ(チョン・ギョンホ)がかつての同級生の弟で、何者かによって騙され医師免許を剥奪された上に借金も抱えていることを知る。ジウの技術と容姿を活かした画期的な美容整形ビジネスのアイデアが閃いたテグクは、テチョンを出し抜いてあの手この手でジウを口説き落とし、テグクとジウはかつてない手術システムと宣伝方法で新しい時代を切り開く。しかし莫大な利益をめぐって、様々な思惑がふたりの周囲に渦巻いていた-。


【ネタバレなし感想】

マブリー主演!
面白い!
バディものですね。
「なんで韓国には美容整形が多いの?」
その答えはここにあります。

“美容整形”というビッグビジネスで膨大な利益を得る主人公の2人。
美容整形が簡単にできるようになった時代への風刺にも感じる。

マブリーのコロコロ変わる派手な髪色と服装は見もの。
僕はこの手の韓国映画好きですよ。


『特急二十世紀』(1934年) 【映画紹介】

2024年03月24日 22時54分02秒 | 映画

みなさんこんにちは蟹バリズムです。

今回紹介するのは特急二十世紀です。

ジャンルはドラマとなっております。

ハワード・ホークスが監督ですね。

彼が得意とするスクリューボール喜劇です。

 

 

『特急二十世紀』(1934年) 【ネタバレなし映画紹介】

ハワード・ホークス監督によるスクリューボール・コメディ!予告・あらすじ・監督・脚本・キャスト・みんなの評価・ネタバレなし感想などをまとめてご紹介!

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【上映時間】

92分


【制作国】

アメリカ

【監督・脚本・キャスト】


【あらすじ】

自称"ブロードウェイの鬼才"の舞台演出家ジャフィーは無名の大根役者を新人女優"リリー・ガーランド"に仕立て上げ、大成功を収める。だがリリーはジャフィーの干渉と束縛に耐えかね、ハリウッドへと去ってしまう。リリーを失ったジャフィーは半狂乱になるが……。


【ネタバレなし感想】

ハワード・ホークス監督!
スクリューボール喜劇の原点ですね。
圧倒的なセリフ量。
特急のような早いテンポ。
この会話劇は見事ですわ。

これ大好き。


『映画 情熱大陸 土井善晴』(2024年) 【映画紹介】

2024年03月24日 22時09分30秒 | 短編映画

みなさんこんにちは蟹バリズムです。

今回紹介するのは映画 情熱大陸 土井善晴です。

ジャンルはドキュメンタリーとなっております。

大阪府出身の料理研究家ですね。

父は家庭料理第一人者の土井勝です。

本作はTBSドキュメンタリー映画祭2024で東京・大阪・京都で限定上映された作品です。

 

 

『映画 情熱大陸 土井善晴』(2024年) 【ネタバレなし映画紹介】

料理研究家の土井善晴さんのドキュメンタリー映画!予告・あらすじ・監督・脚本・キャスト・みんなの評価・ネタバレなし感想などをまとめてご紹介!

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【上映時間】

不明


【制作国】

日本

【監督・脚本・キャスト】

監督

ナレーション


【あらすじ】

「一汁一菜」、ご飯を中心に味噌汁と簡単なおかずで構成する和食のスタイル。土井は、日々の食事はこれで十分と提案し、料理を億劫に感じていた人の心を軽くする。味噌汁は出汁をとらなくてもいいし、具材に何を入れてもいい。作りやすいレシピの紹介で人気の”土井先生”だが、いま、レシピから離れる大切さを説く。料理する全ての人を応援したい...生き辛さを抱える時代に新たな暮らしの哲学を模索する料理研究家の情熱を見つめる。


【ネタバレなし感想】

料理研究家の土井善晴さんのドキュメンタリー。
本当にテレビ版よりも長いだけって感じですね。
土井善晴さんをあまり存じ上げないが、彼の魅力は十分に伝わってきた。
美味しそうな料理や、びっくりするような料理への考え方。
話すのが好きで、ユーモアもある。
情熱大陸に向いている方ですね。

自分の考えをしっかり持って、それを言語化できるのはすごいこと。
芯がある人ってカッコいいですね。野菜だけに…