革工房 KONOMICHI について

お店を始め無事に1年経ちましたのであらためてレザークラフトを始めたきっかけやお店を始めるまでの事をお話しします。

―革職人を目指したきっかけ―
平成12年　オーストラリア革製品のお店にアルバイト勤務し革製品の販売をしてました。
お店にディスプレイしてたオイルレザーの半裁をこっそり拝借し小さな革ケースを作ったのが革細工を始めたきっかけです。
出来た時はとても嬉しかったのを覚えてます。早速、手芸店に行き道具を購入し毎日製作に没頭しました。

平成13年　実家を離れアパート暮らしをし、時には狭い寝室の布団の足元で製作してたこともありました。どんな環境でも物は作れると頑張りましたが度々隣の部屋の住人にうるさい！と壁を叩かれました。

平成18年　子供が生まれ一軒家を購入。一室に革工房を作りました。

日中は工場で働きながら独学で15年革製作をしましたがお店を始める資金もたまらず勇気も無く...

とりあえず給料は多少良くても資金が貯まらないなら辞めてしまえと工場を退社。

ハローワークに通いながら何日たっただろうか...朝目覚めた時に体が勝手に動き出し自分で作った革のトートバッグの持ち手を握りしめ家から割と近くにあった革工房へ。もちろんアポ無し。何でもするから使って下さいと。

その後　某革工房に入り6年、平成30年に革工房KONOMICHI開業。きっと誰も心から賛成してなかったんじゃないかな？難しい商売ですからね。2〜3年はまともに売れないだろうと覚悟はしてましたが運良く1年目にして雑誌、TV に取り上げて頂き何とか2年目を迎える事ができました。本番はこれからです。がんばります！