「秋の日のヴィオロンのためいきのひたぶるに身にしみてうら悲し」(ポール・ヴェルレーヌ)●わいの姿を見てくれ、ため息をついてうら悲しそのものやないか。だんだんと詩の中にひきこまれそうや。というても現実の世界は厳しいもんやで。こないだの雨はすごかったなあ。わいもどないしたらええんかわからんかったから、家の中を走り回ってたわ。それにしても、大雨で家が流されたり、浸水した人はこれから大変や。自然の勢いに人間はかなわんのやろなあ。元の環境に回復するまで、負けないで、頑張ってもらいたいなあ。「破壊は一瞬、建設は死闘」やで。●最近のパパさんは忙しいんや。家庭菜園の肥料作りとして米糠をこうてきたんや。水でまぜて発酵させ、2週間くらいすると完成するらしいんや。毎日、糠づけと同じように米糠をまぜるもんやから、くっさあて、たまらんでほんまに。ようやっと、畑にもっていってくれたんや。野菜の肥料になるとええんやけど。●5月に洗濯機がこわれたんや。パパさん自分で分解しよったでえ。ほんま、うまくいくんかいな。洗濯ドラムをとりだしたら、あかやらかびやら洗剤のかすやらがくっついてて汚いもんや。ちゃーんと組み立てられるんか心配や。分解は一瞬(分解は結構時間かかったけどな)組立は死闘。
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家人のあぐらの中に入って、ふと思うんや。こないだ和歌山のどこかの駅長をやってた猫のたま駅長が亡くなったニュースを聞いたんやけど、えらい長生きしたみたいやなあ。お別れのときは全国から3000人も来たみたいや。わいとはえらいちゃう生き方や。猫もいろいろな生き方があるんやろうけど、飼ってくれる人間にもよるわな。わいを飼ってくれてる家族は優しい人たちや。ニャーと鳴いておやつ頂戴といえば、与えてくれるし、窓をあけてくれといえば、開けてくれるしなあ。ほんまいうことないなあ。外に出たいときだけは、いくら鳴いても出してくれんのや。これはちょっとつらいけどな。それなりに幸せやないかなあ。感謝や。 わいもいつの間にか4歳になったし、パパさんは家庭菜園を始めて1年経ったみたいや。少しは野菜の収穫があるみたいやけど、まだまだ少ないっていうてた。ちょっと写真を見たってくれや。小さなジャガイモや。それでも畑に行くことが楽しいみたいやで。それもええこっちゃ。そのうちええことがあるやろ。生きてるうちは、ええことも悪いこともあるわな。人間万事塞翁が馬ってことかいな。
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春が来た、春が来た、どこに来たってか。
ほんまにだんだんぬくうなってきたんや。
桜も散ったし、暑さ寒さも彼岸までもとっくに過ぎたし、これからのわいは、「春眠暁を覚えず」で一日中寝てるだけや。
ようやっと、こたつから出られるようになったし、日向ぼっこができるようになったんや。
●春の海ひねもすのたりのたりかな
●国 破 山 河 在
城 春 草 木 深
感 時 花 濺 涙
恨 別 鳥 驚 心
●春は頭がボーとしているけんど、昔の人はなんかええ詩を創っているなあ。
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ほんま、さむーなったわ。といっても、心まで冷えたらあかんな。わいは相変わらず、寝ることが一番の仕事や。その結果、人間様に癒しの心を与えとんや。こないだテレビみよったら、ネコを飼うことが免疫力を高めるとかいうとったで。パパさんが新聞記事にええこと書いてるってわいに教えてくれたで。京セラの稲盛名誉会長さんが日航再建のときに幹部に言うたことや。「日々心を高める人間の生き方」「零細企業から身を起こした私にすれば、官僚的というか、心が伴っていない。・・・潰れても当たり前だと思いました。」「お客様を大切にする心が大事です。」
ほんまにそうやで。わいはネコやけどわかるような気がするわ。そういえば、パパさんもいつも言うてる。「心こそ大切なれ」「心の財第一」やって。わいの心の光線受けてみー!なんのこっちゃ。 . . . 本文を読む
この2ケ月の間に、いろんなことがあったで。
★タカちゃんが、無職になったんで、アパートをでたんや。ほんで、実家にかえってきょった。10月からは自分で仕事を見つけて働きに行きはじめたんや。一時、体調が悪うなったんやが、今は元気になってよかったんや。
★パパさんは朝早く起きて、清掃の仕事をはじめよったんや。肉体労働やから、最初の頃は「疲れた、きつい」いうてたんやけど、このごろはだいぶ慣れてきたようや。いつも運動してないから、ええ運動になるんとちゃうか。
★パパさん、ママさんは最近、仲よう家庭菜園の畑に出かけてるみたいや。こないだはニンジン、さつまいもの収穫があり、まずまずの出来やったっていうてたんやけど大きさや形はばらばらや。話は飛ぶけど、わいがいうのもおかしいが、ほんまに野采は不思議なもんやで。種を植えて、ほっといても、ちゃ―んと土から栄養分を摂ってだんだんと大きく実っていくんや。生命力の強さちゅうか、命の不思議さを感じるわなあ。
★「雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにもまけぬ、丈夫なからだをもち(中略)褒められもせず、苦にもされず、そういうものに、わたしはなりたい」
すばらしい詩を思い出す今日この頃や。 . . . 本文を読む