『負けるなBaby!～Never give up 』（ＢＧＭ）去年のお正月になるんですかね。
『さんタク』で、ブルーインパルスの飛行機に乗らせていただきました。
特別に。
その時に、僕の乗った飛行機を操縦してくれたのが
このメッセージに出てきたセッター、
本名、井川さんというんですけども
井川さんの所属しているチーム・ブルーインパルスの基点としている基地は
宮城県の東松島市という所にあります。
松島基地、石巻市の隣で、今回の津波では
とても被害の大きかった土地ですね。
僕もね、チラッとほんの一日ご一緒させてもらっただけですけど
特別な経験だったし、
宮城県という地名を聞いた瞬間に、お世話になった人たちが
その近くに居るって思っただけで
『ああ！！』という気になりましたね。
松島基地全体も、津波で水没してしまったという事ですからね。
テレビの映像なんかでは、戦闘機が津波に流されてしまってるというものも
ありました。
『うわ～どうしたんだろう・・
どうしてるんだろう』って感じは、あったんですけど
皆さん無事だったみたいで、
こうやって周りの被災者の子どもたちに対しての活動だったりとか
色んな活動をしてくれてるんですね。
嬉しいですし、誇らしいです。
ニュースでやってましたよね。
その松島基地、被災者の方たちにお風呂を開放したっていう。
そこの隊員の人達は、みんなが入った後に、一番最後に入ってるっていう。
自衛隊なんだから当たり前でしょとか思うのは、これ止めてください、皆さん。
僕は素直に、スゲエ行動だと思います。
いやこれは本当に凄いと思うよ。
だって、自分たちも被災者ですからね。
僕ね、どうしても気になっちゃって
『さんタク』のディレクターのデグに、
『連絡先教えてくれ』って言って、電話してみたんですよ。
そしたら、１回目通じなくて
任務中かなと思って、仕事中なのかなと思って
暫くして、もう１回かけたら
また留守電になってしまったので、一応メッセージ残して
『ご無沙汰してます。
木村です。フライトネーム・ドラです。』って言って
『セッターお元気ですか？
連絡遅くなって、すみませんでした。』
っていふうに残しておいたの。
したら、セッターから掛かってきて、折り返しで。
んで話したんですけど、セッターは
『電話なんかしてくれて、ほんとありがとう。
すっごい嬉しい。』と言ってくれたんだけど
凄く元気な声を出してはくれているんですよ。
僕に対して。
でも『大丈夫ですか？』って言ったら
そのテンションのまま
『全員家族は無事だったんだけど、家流されちゃった』って言ってましたね。
僕の家のね、自分のスペースの所に
ブルーインパルスの、まああなたはブルーインパルスの乗組員として
経験したことを、ここに認めます。っていう許可証と
ワッペンと、そして僕の名前が入ったブルーインパルスのキャップが
あるんですけど
そういうものを持っておきながら
具体的な行動に移せていない自分が、『くそ！』と
またここで悔しい想いになりましたね。
このメッセージをくれた千葉県の子もね
私からの『ありがとう』も一緒に伝えてください、というふうに
言ってくれてますから、次の機会に、ちゃんと伝えたいと思います。
今回、自衛隊、警察、消防をはじめとした勇敢な方たちの姿を観て
なんかこんな気分になれませんか？
僕は、ちょっとなってます。
『俺たちに明日はある』」セッターさん達も、ご無事で良かったです。
でも、家を流されてしまったんですね。
また青空で、素敵なメッセージを描いて
子どもたちや私たちに、夢や希望を届けてほしいですね。
本当に、自衛隊・警察・消防の方たち
最前線で活躍されている方たちには、感謝と敬意を表したいです。
明日はある！と強く言った木村さん。
色んな気持ちを話してくれてる、そんな木村さんの心が
嬉しいし誇らしい気分です。
