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5月が好き

小耳に挟んだこと

町内で「ひまち」というのがあるのですが
毎年、神主さんに来ていただいてお祓いしてもらい
その後でお茶会をするのが恒例でした。
もちろん今年はお茶会は中止になり、お祓いだけ受けて御札を頂きました。

その帰り道
久しぶりねって、アチコチで話の輪ができてました。
同じ町内でも一年ぶりだったりします。

ちょっと聞こえてきて、ビックリしたのは
先日の大雪の時、この辺の積雪は3メートルを越えていたのですが
この冬1度も屋根の雪降ろしをしてなかった家があったそうです。
普通の家は少なくても3回は雪降ろししています。
耐雪型の屋根ではなく、茅葺きの屋根だそうです。
茅葺きの家は普通、一階建てですから3メートルの雪が降ったら埋まってしまうのでは?

私があんまりビックリして目をパチクリしてたのが可笑しいと1人の人が説明してくれました。

その家の隣の人が、毎日夕方から見張っていて
暗くなると電気を付けるのがわかるそうです。
あー今日も生きていると安心するわけですが
流石に疲れたから何とかしてくださいと町内会長さんに連絡したそうです。

毎日、隣は生きているのかと確認するのも気が重いでしょう

会長さんの声かけで十数人でむかったそうです。
玄関の小屋根はつぶれていて誰も出入りした後もなく
家全体がすっぽり雪に埋まっていて、雪山のようだったそうです。

これはいよいよかと、皆で雪降ろしというよりは掘り出して玄関から声をかけると
「何事ですかねぇ」と、おばあちゃんが出てきたそうです。


その後、特にお礼の言葉とか品物とかは無かったそうです。

70歳以上の方は1ヶ月、38000円の雪降ろし券が貰えるのに使わなかったの?
引きこもりの息子がいるのよ
60歳くらいの。

なるほど

夜ご飯の時、息子くんに私たちの20年後かしらと言うと
わからん、人生何があるかなんてわからんと言ってました。

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