実家に帰って、中高生のとき大好きだった映画のビデオを見つけました。
映画のワンシーンひとつひとつから、当時の自分に一瞬フラッシュバックできる。
自分のなかの、当時の自分に出会うことで気づくこと。
あぁ―私は年齢を重ねて―大人になったんだなと。
中学生のとき―仲間に恵まれて、毎日腹から笑ってました。
それが高校生のとき―恋が実らなくて、ショーケースのなかにあるような恋に憧れて、劣等感を持ちました。
初めて自分にコンプレックスを持ちました。
この頃から、“恋愛”に対する欠落した気持ちで、何をしても満たされなかったような気がします。
絶対、可愛くて、学もある、特別な女になってやろうって心から思ったことがあった。
毎日自分を磨いて、ステキな恋をすることばっかり考えていました。
でも大学に入って、世の中にはたくさんのモノがあって、感情があって、ジレンマがあって、宗教があって、愛があって、今までの自分がどれだけ小さい世界に生きていたことを知りました。
今は―楽しい。愛を感じられるようになったから。
少しでも、自分を高めようとした気持ちはムダじゃなかったと思えるから。
愛なんて、本当は見返りの裏返しなんでしょって思ってたけど
大人になって初めて、にんげんんは本当に愛があるんだなって感じることができた気がする。
理屈じゃなくて、相手を思いやる気持ち。
相手がケガや病気をしてないかと心配するきもち。
ひとの親になったら、もっと実感するのかな。
今は、高校のときより、自分を認めてあげて、大切に思ってあげようと思います。
もうこれからは満たされてるって思ってもいいんじゃないかな