美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会

沖縄県は日本全体の0.6%の面積。そこに在日米軍基地の74%がある。負担軽減の名の下に更に今新基地建設が進められている。

【ご協力を】【ひろめて】船橋市議会で辺野古埋め立て推進決議をあげさせないために

2015-12-14 20:26:03 | 辺野古

普天間飛行場の『移設』先として基地建設に向けた工事が国、沖縄防衛局によって強行に進められている地元市である名護市の保守系2会派の市議会議員11名が連名で、11月11日に沖縄を除く全国779市議会と東京23区議会の全議長あてに、辺野古移設の早期実現などを求める意見書を採択するよう陳情する書面を一斉に送付したという話を、先日11月29日日比谷野音で行われた『辺野古に基地を造らせない大集会』で聞きました。
(この名護市議による陳情書の記事(読売新聞および新聞赤旗はこちらのブログから見ることができます→http://www.asyura2.com/15/senkyo197/msg/229.html
その後気になっていたのですが、12月9日の東京新聞が、船橋市議会の総務委員会でこの陳情書を5:4で採択し、本会議の最終日18日(金)で採決されると報じました。

これを受けて、「パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会」の事務局長 山口千春さんから以下の呼びかけがされています。
また船橋市議会に向けて阪上武さんがこの『陳情書』を採択しないように求める陳情を出しました。

#########呼びかけ文#########

こんにちは!
800自治体に送られた埋め立て推進の陳情ですが、習志野基地の地元、船橋市議会で委員会を通りました。
船橋市議会では、陳情はすべて採用し、委員会で話し合います(ほとんどは多数決)
話し合いの結果が本会議に報告され、本会議での発言があれば討議され、多数決になります。

辺野古のことは、総務委員会で、5対4で採決されました。
本会議では、総務委員会に委員を持たない民主党の3人が鍵になると思われます。
全員が出席し、棄権しなかった場合、民主党が埋め立て反対なら2票差で勝ちます!

斎藤さん、岡田さん、三橋さんへのはたらきかけをご協力お願いします。
http://www.city.funabashi.chiba.jp/assembly/004/001/p036604.html

本会議での採決は12/18(金)13時から。
傍聴もよろしくお願いします。
船橋市役所は、JR、京成、東武野田線の船橋駅から南に徒歩15分程度です。
それぞれの団体、お知り合いにおひろめください。

パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会
事務局長 山口千春
#########呼びかけ文おわり#########

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

そして阪上武さんの陳情書「辺野古の基地建設推進を要請する趣旨の陳情(陳情第22号)の採択をしないでください」は以下の通りです。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

船橋市議会議員のみなさまへ

辺野古の基地建設推進を要請する趣旨の陳情(陳情第22号)
の採択をしないでください
いまこの陳情を採択することは地方自治の自殺行為です

 辺野古の基地建設に関しては、日米安保や防衛上の観点、基地負担の在り方、環境保全の観点、国策と住民意思の観点等から、さまざま意見があると思います。私も私なりに思うところがあります。しかし、今回の陳情については、基地建設の賛否の前に、地方自治、住民主権の観点から、いまこの時期に船橋市議会が採択するようなことはあってはいけないと考えます。そのことをお伝えしたくて、この書面を作成した次第です。最後までお読みいただければありがたく思います。

 問題の陳情書には、名護市議会の宮城康秀議員の名が記されています。報道によると、名護市議会27名の議員のうち、少数派の11名の議員が、全国の800余りの自治体に建設推進の陳情書を送付したとのことです。その一つが船橋市議会に辿り着いたということでしょう。
 しかし、名護市議会の多数は基地建設に反対しており、名護市長も明確に反対の意思を示し、行動されています。基地建設反対が名護市民の声です
 陳情書には「容認し、協力してきた…辺野古区民の民意が伝えられていない」との記載がありますが、辺野古の区民が必ずしも容認していないことを、最近、国からの直接の補助金が問題になったときに、辺野古久辺三区の各区長さんが表明されています。また、基地計画が辺野古の東側の大浦湾に拡大したことにより、埋め立ての影響を直接的に受ける大浦湾側の二見以北の区民は、明確に反対の意思を示しています

 世論調査では、沖縄県民の79%が、翁長県知事の基地建設のための埋め立て承認を取り消したことを評価しています。
 埋め立ては国の事業で、事業主体は沖縄防衛局です。公有水面埋め立て法により、埋め立てには県知事の承認が必要です。住民意思が無視されることがないようにそのようなつくりになっているのではないでしょうか。これが取り消されたので、今行われている工事は違法になります。
 しかし国は、行政不服審査法の趣旨を曲げ、強引な手法で埋め立て承認取り消しの執行を一時停止し、工事を強行しています。政府は法に則って実施していると強弁していますが、沖縄県の赤土等流出防止条例で必要な手続きをとっていないこと一つをとっても、工事の違法性は明らかです。裁判の結論を待つまでもありません。専門家からは、強引なやり方は憲法の地方自治の条文にも反するとの指摘もされています。

 もし船橋市において、国が船橋市民も千葉県民も明確に反対の意思を示すような施設を、国策だとして、ブルドーザーのように強引に建設を進めるようなことがあったときに、少数派の国側に立つ船橋市議の陳情により、全国各地で建設推進の陳情があがるようなことがあったらどのように思われるでしょうか?
 住民に一番近い場所で住民の意思を行政に反映できるのが市議会です。今回の陳情が採択されるようなことがあれば、船橋市議会が本当に船橋市民の意思を尊重して動いていただけるのか、疑問をもたずにはいられなくなります。地域のことは地域で決めるという地方自治、住民主権の原点に立ち、行動されることを望みます。
 今回の陳情については、既に都内のいくつかの自治体で、不採択となっています。、船橋市が全国に先駆けて採択されるようなことがあれば、非常に恥ずかしいことですし、地方自治の自殺行為ともいえることだと考えます。本会議で採択するようなことがないよう、重ねてお願いいたします。

阪上武
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


12月18日まであと4日。
船橋市議会に、そして民主党の市議会議員に、「辺野古移設の早期実現などを求める意見書」の採決をしないように、またきっぱりこんな意見書には反対するように、ぜひ働きかけをしていきましょう。




最新の画像もっと見る