「七夕の節句」と言えば7月7日。これには文句なしに同意いたしますが。
私が生まれた地方の七夕は8月7日。「七夕は7月7日」の地域にずいぶん長く住んでおりますが、しっくりこないため笹を求めに行くこともありませんでした。
子供の頃 母は、夏真っ盛りの暑い昼下がりに天井まで届くような大きな若竹を玄関(土間)に持ち込んで短冊、輪飾りや菱飾、吹き流し等で飾っていました。
子供のためと言うより年中行事のひとつのように大事にしていたように感じていろいろ調べてみましたら、農作業で疲労した体を休めるための休日とか、お盆(8月15日)の前行事だったとかの解説がありました。納得でした。笹は、最後に川に流していました。こんなことは、今は許されませんね。
今でも、織姫と彦星が1年に1度巡り会える日の伝説は兎に角として、8月7日になると、なんとなく夜空を見上げて天の川を探しています。
「七夕の節句」と「織姫と彦星がお会いする日」は別として
「七夕の節句には素麺」ですね。
三色の素麺で天の川を表して、椎茸、海老、鶏肉と星に見立てた人参とオクラを飾っています。
麺の汁は、レンコンのすり流し(醤油仕立て)です。夏バテ予防にレンコンをお勧めします。
付け合わせに今が旬のトウモロコシ。今年の初物でした。「初物七十五日」ですね。
付け足しです。
レンゴンを加えたかったのは、早朝より上野不忍池に蓮を見に行ってきました。
蓮の花を見ながら、レンコンの料理を思い描いた次第です。
例年お墓参りで訪れる秋田の千秋公園の蓮を楽しんでおりますが、残念なことに今年は9月の末に行く予定。
代わりに不忍池に出かけました。ずいぶん大きな蓮池に驚きました。
ただ今梅雨のまっただ中。
とは言え今日は青空さえ見えていますが。
6月下旬に入ろうとする頃、群馬に出かけました。それぞれ一家を構えた兄弟姉妹が集まってバーベキュー。
雨にも当たらず、蛍の舞うのを見ながら。とても楽しいひとときでした。
帰りの土産が、らっきょでした。
義弟が丹精込めて作ってくれたらっきょです。これはお初のらっきょ漬けにトライするしかありません。
とは言え、とても簡単。スーパーでらっきょ酢を購入して、漬けるだけ。
(2キロ弱のらっきょは根と茎を切り離して、きれいに洗い、薄皮を取って、保存瓶にらっきょとらっきょ酢を入れました。鷹の爪もです。)
※甘めが苦手なので市販のらっきょ酢に米酢を加えています。
らっきょと言えば、子供の頃食べ過ぎて気持ち悪くなった思い出が濃厚で、大人になってから買ってまでは食べませんでした。
今に至り、自ら漬けたからには、らっきょの効能(血液さらさら、血糖値の改善・・・)を調べたりして、結果としてはこれからは積極的に食することにします。
早速ですが、
○チキンカレーにらっきょ漬けを付け合わせました。
(十六穀米のご飯と20種類のスパイスで作ったカレー粉※を使ったチキンカレーです。)
※GABANで出している手作りカレー粉セット:クミン、コリアンダー、カルダモン、ガーリック、ナツメグ・・・・20種類のスパイスが小袋に分けられてセットになっています。
適量入っていますが、お好みで加減しながら、混ぜ合わせて、油大さじ1をフライパンに入れて5~6分弱火で炒めます。本格的インド風カレーに。おすすめです。
○らっきょのタルタルソース
ゆで卵1個に対してらっきょ2個を使用。乾燥パセリを加えています。(マヨネーズ、レモン果汁、塩とブラックペッパー少々)
今日は夏至です。
夏至は、太陽が最も高い位置に居て昼の時間が一番長い日。この時から「夏に至る」を意味するようです。
本格的な夏の始まりである「夏至」の行事食は?
幼いときから「冬至にはカボチャ」。今に至るまで毎年律儀に守ってきましたが、さて、夏至は。
調べてみました。地域的には冬瓜、タコ、半夏生餅・・・等々。ただ全国的に食べられているものは特にないようです。
夏至が田植え等の農作業の繁忙期と重なっていて、夏至独特の風習が生まれづらかったせいではとのこと(納得)。
しかし、最近の暑さは異常なほど体に厳しく、夏至の頃に「暑さへの備えのための一品」が必要ではありませんか。
「夏至に冬瓜」良い組み合わせと納得の一品でしたが、どこのスーパーにもまだ冬瓜が出ていませんでした(残念)。
○夏至に蛸を食す。(稲の根がタコの足のようにしっかり根を張るようにとの願いを込めて)
【タコのやわらか煮】
醤油、酒、みりん、砂糖を同分量入れて味付けただし汁を煮立て、タコを入れて40分程度弱火でじっくり煮る。
柔らかくて美味しいです(寿司屋のお通しのたこのやわらか煮が美味しくて自宅で作ってみました)
【つぎの 今が旬の食材は バジル】 (プランター栽培のバジル:大きくて柔らかく、肉厚でした)
○バジルソース
バジル(50g)、松の実(30~50g)、オリーブオイル100ml、ニンニク1~2片、味噌大さじ2 すべて入れてブレンダー等で攪拌する。
このバジルソースは味噌で味付けているのがミソ。最後にオリーブオイルを回しかけておく。マイルドで美味しいです。
ジェノベーゼソースパスタになりました。
梅仕事で仕込んだ梅シロップと梅干しです。【2週間経過】
○梅シロップ
エキスが絞り出された梅はしわしわ。梅を取る(煮沸した別の瓶に入替える。果肉や取り損ねたへたなども取り除ける)。加熱せずにこのまま飲んでいます。
○梅干し
漬け込んで4日程度でひたひたに梅酢が上がって来ました。市販の梅干用赤しそを入れて重しを半分ほどに減らす。あとは梅雨明けを待って天日干しです。
○練り梅
梅干しと同時に作った練り梅は2週間ほどで完食。塩分が控えめで梅酢の味わいを楽しめるためお酢の代用に使い切ってしまいました。
そこでスーパーで完熟梅を見かけた瞬間購入。今年2度目の練り梅作りになりました。
前回梅の皮剥きが大変でしたので、皮付きのまま練り梅作りにチャレンジ。味及び口当たりは、まあまあの出来映え。量も2割増しです。
五目稲荷になりました。寿司酢を使わずに練り梅で味付けしています。
雨模様の日も多くなり、あと少しで梅雨入りですね。
そんな6月に入った途端 気持ちは「梅」「梅」・・・
さあ!梅しごとをしましょう。
先ずは、青梅で「梅酒」と「梅シロップ」 数日あけて、
完熟梅を見かけたら「梅干し」「練り梅」と「梅ジャム」です。
青梅は、なり口のへたをたけ串で取り、2時間程度水につけてから完全に水気を拭き取る。
【梅酒】梅1キロ 氷砂糖700~800g ホワイトリカー1.8リットル
熱湯消毒した保存瓶に梅と氷砂糖を交互にいれて最後に氷砂糖。ホワイトリカーを注ぐ。
日の当たらない所に保管します。
半年後あたりから飲めますが、2~3年後のまろやかになったのを炭酸で割って楽しんでいます。
梅酒です。
【梅シロップ】梅2キロ 氷砂糖2キロ リンゴ酢500CC(お酢はお好みで。無くても大丈夫)
梅酒と同様きれいな保存瓶に梅と氷砂糖を交互に入れ、最後は氷砂糖。ここにリンゴ酢を注いで保管。
暑い夏に炭酸で割って飲みます。
レモン果汁をプラスすると美味しいので、今年は最初からリンゴ酢を入れて作ってみました。
※氷砂糖を使うのは瓶底にたまっても固まらないため。
梅仕事の第2弾は、完熟梅です。
例年は、青梅しごとを済ませて一息入れて、それから完熟梅と言ったスピード感でしたのに。
今年は、梅が不作とのこと。無くならないうちに必要量を確保するべく慌ただしくスーパー巡り。
確かに出回っている量は少ないようでした。
梅干し用には大きくて良さそうなのを選びましたが、練り梅と梅ジャム用は南高梅の傷有りで十分かなと購入。
梅干し用3キロ(梅漬け用の赤じそも併せて購入) 練り梅用1キロ 梅ジャム用1キロ
【梅干し】 今年で2回目の梅干し作りです。昨年お初でしたが、上出来でした。今年も頑張ってみます。
梅を洗い、傷付けないようへたを取り、水気を完全に拭き取る。
風通しの良い場所で干す。
漬物容器(梅酒用保存瓶で代用)は熱湯を注いで消毒後、焼酎で再度消毒。
梅と塩(梅の量の15%)を交互に入れる。重しをして、保存。
梅酢が上がってくるのを見守る。
この後(まだまだ続く梅しごと)
梅酢が上がってきたら赤しそ(市販の梅干し用の赤しそです。手抜きでごめんなさい。)を入れる。
梅雨明けに土用干し(三日三晩天日干し)→保管→5~6月後に食べられる。
【練り梅と梅ジャム】
練り梅 梅1キロ 梅干し用赤しそ(少々:お好みの味で)
梅を洗い、へたを取り、皮をむいて、種を取り除く。
耐熱容器に入れてふんわりラップをかけて電子レンジ600W、3分。
あくを取って、かき混ぜ、再度ラップをして600W、3分。
かき混ぜ、梅干し用の赤しそを加える。
さらにラップをして600W,3~5分。
水分が多いときはラップを取って、堅くなるまで温める。
梅ジャム 梅1キロ グラニュー糖(味を見ながらお好みの甘さまで)
へたを取った梅を鍋に入れて煮る。
焦がさないよう気をつけながら、種を探して取り除く。
好みの甘さまでグラニュー糖を加える。
練り梅と梅ジャムです(市販の梅干用赤しそです)
練り梅はパスタに入れて食べました。
鶏挽肉と練り梅のパスタ
オリーブオイルで鶏挽肉を炒めながら長ネギを加え、練り梅を加える。
パスタを入れる。
練り梅の塩味と酸味が良い味わいになります。最後に青しそをふんだんに載せる。