さとみん日記

ありのままに書く。

3月27日 『一滴残らずうるわしい。』

2005-03-27 23:16:02 | Weblog
実家から帰ってきてから風邪ひきさんです。声がガラガラ、病いでテンションもおかしくて、なんていうかオカマです。ひろくんに散々バカにされました。でもバイトでは接客する度にお客さまが心配してくれました。女の子って、優しいなあ。

最近新しい種類のペット茶がたくさん出てますね。てかいつまでこの「飲み物」シリーズをわたしは続けるのかしら。今日も最近発売されたペット茶のCMを取り上げます。キリンビバレッジの「上海冷茶」です。

ちゃちゃちゃちゃっちゃちゃ ちゃちゃちゃちゃ~って音楽と「しゃんは~いれいちゃ~」って歌声。皆も印象に残ってるかと思います。このCMは今まで取り上げてきたナチュラル系のCMとは随分"色"が違いますね。てかお茶のCM自体ナチュラル系落ち着いた系が多いので、少し新鮮でございます。

わたし実はまだ飲んでないのですが、味としては「ほのかな甘みと透き通った香り」がある烏龍茶なのだそうな。味として本場・中国の味をどう出すかがポイントだったように、CMとしても本場・中国特に上海の"感じ"をどう出すかがポイントだったようです。CMは「Gold Dance」「Gold Lady」の2篇。両者ともピンクレディ『カルメン77』のカバー曲であるテーマ曲と、独特の振り付けが印象的です。「Gold Dance」篇は、活気とエネルギー溢れる上海、というイメージをテーマカラーのゴールドを象徴とした都市を舞台に表現しています。ダンスの振り付け一つ一つにも上海冷茶を象徴する意味があるそうな。「Gold Lady」篇では、無糖・無香料の純粋さとみずみずしい美味しさを伝えるというコンセプトのもと、深い東洋の森をイメージしたという舞台の中で上海冷茶ががぶ飲みされます。

わたしは普段"スキ"って思うのがだいたいナチュラル系で、実はこのCMがスキって訳ではないのですナリ。出演してる加藤ローサはスキけど。でも何でか、音楽とかCMの色の感じとか、目や耳に残っています。わたしはピンクレディのカバーってさっきまで知らなかったので、聞いたことあるから残ってる、って訳でもないようです。五感に訴えるCMは、やっぱし強いです。このCMでいうなら特に音ですかにゃ。今思ったのですが、音で分かるCMは、それが放映されてないトキでもCMできますネ。誰かが口ずさんじゃえばいーのだから。音は人間が普段生活してて、何も道具無しに作れる一番簡単な制作物な気がします。話題になることがさらにCMになる、と本で読みましたが、まさにその通りかと思います。

今、思ったのですが、日常で例えばこの「しゃんは~いれいちゃ~」を口ずさんでしまった人は何を考えてるかなって。キリンのまわし者でない限り、よし上海冷茶を売り込むぞ!って考えではないと思います。単純にリズムを楽しんでたり、無意識に近い状態で口ずさんじゃってるハズ。それがCMする側からしたら、利用すべき人間の特性だったりCMの狙い目だったりするのだと思いますが、CMされる側からしたら、そんな特性がどーのこーのより、単純に口ずさんで心地いいかどうかってことなんだと思います。この辺に、ビジネスの手段だけで終わらない、CMのエンターテインメント性とか文化性とかがあるんじゃないかな。また単純すぎるでしょうか(>_<)ビジネスにとっては"手段"かもしれないけど、違う視点からとればCMは"目的"にもなると思うのです。商品を売り込むという視点でシビアな会議を勝ち残った案が今世の中のCMとして放映されてるとは思うけど、商業手段だけとして作られたCMは長く続いてないと思います。商品自体に込められた想いを、その時代の、商業を抜きにしたニーズや雰囲気(=消費者の気持ち)にもうまくつなげるCMが、結果的には商業手段としても一番有効なのではないでしょうか。CMを美化しすぎでしょうか。

うーのどが痛いですわたしが作り出す"音"はいつ回復するのかなあ、トホホ。

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