野犬さとうじょにぃ。2

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普通の日々。

2014-10-28 07:09:29 | 日記
赤いランドセルを背負ったブルドッグが向こうから二足歩行でやって来てあまりにも周りに馴染んでるその姿に笑いを堪える僕と美秀ちゃん。


そのまますれ違うのかと耐えて目だけで見送ろうとするとなんとそれはこちらに向かってきて「もうダメだ」と言う。それだけ言って哀しいのか諦めたのかわからないような表情のまままた行ってしまった。


箸が転げてもおかしなお年頃、僕と美秀ちゃんそいつが去るのを無言で見守ったのち爆笑。突っ込みどころありすぎだろ。


僕が通っている美容室はビルの1階と2階にあってお店の名前はそれぞれ違う名前なのだが好きな店舗のほうで指名予約すればいいのだと美秀ちゃんが教えてくれる。

へー。もう3年通っているのに知らなかった。
いつも予約をする1階の店舗はカラフルポップな内装で若い美容師が多く、それはそれで色々可愛いのだけど2階のガラス張り越しに見えるシックなお店も気になってはいたのだ。
いつか2階のほうで予約してみよう。


学校に着くといつの間にか豪雨。
駐輪場で名前は知らんがめっちゃ可愛い子に話しかけられる。
さっき○○寄ったら(聞き取れなかった)車検屋さんが今から見に来るって言うけん、まだ上に上がれんのよね。
上とは屋上のバイク置き場のことで数が少ないからいつも争奪戦なのだ。
ふーん、難儀やね、と言いながらエレベーター前の庇の下に逃げ込み体の雨をはらう。


ビニール製の頼りない庇に雨は容赦無く叩きつける。
僕はたまたま気分で今日は徒歩で来ていてバイクはちゃんと今頃車庫の中で雨に濡れることもなく置かれてることを思って心から安堵する。


止みそうにない雨を美秀ちゃんと並んで眺めているとふと思う。


百人一首カルタ欲しい。


真面目に。


雨とか風とか星や月や、
こんな自然を昔の人たちはどんなふうに見てどんなふうに感じたのだろう?と思う。
いくつか知っている歌もあるけれどいざとなると割と曖昧なものだ。
頭は人間、下半身馬、みたいな。


げに雨の露げく様ほどかなしけれ
千々におもうものこそなれど

みたいな。


なんか今朝は異様にさぶっ。


そろそろ薄い毛布一枚で寝るのはどうかと思います俺。


寒くなってきた寒くなってきたと無駄に慌ててみるものの、コタツで雪見だいふくが楽しみな今日この頃。
ちなみにコタツで雪見だいふくとはコタツに潜って雪見だいふくアイスがあればいいということではなく、窓から見える外には雪が降っていないといけないということである。


外は寒いね外は寒いぞと無駄に言いながら暖かい部屋で猫たちとコタツムリで食べる「雪見」だいふくはきっと最高だろう。

白。

2014-10-21 03:33:23 | 日記
しょうがくせいのとき、しゅくだいで作文が出て、せんせいがだいめいは「白」だといった。


みんな同じだいめいで書いてきなさいといった。


ぼくはおもったことを書いた。


そのあとしゅくだいをみんながせんせいに出してから

さんかんびの日にせんせいがいきなりいくつかの作文をみんなのまえでよみはじめた。


だいめい「白」

「ぼくにはチョンちゃんというともだちがいます」


でだしでジトッとあせがふき出した。


ぼくの書いた作文だった。


せんせいは「だれが書いたのかはいいません」と言って名前は言わなかった。
「とてもじょうずに書けていたのでしょうかいしましたよ」とだけいった。


チョンちゃんというのは俺がガキの頃ひろってきた白いガリガリに痩せた子猫で、おでこのところだけ黒いチョンがあったからチョンちゃんという名前になった。


「ぼくのいえはお父さんもお母さんもおしごとがあります。

だからぼくはおうちで毎日だいたいひとりでいます。

小さいときはずっとさみしかったけど僕がしょうがくせいになって学校のかえりにチョンちゃんをひろってきてからいえにかえってくるとチョンちゃんがいつもいてぼくはさみしくなくなりました。

チョンちゃんはぼくのほかにともだちがだれもいなかったからぼくがちゃんといいともだちにならないとかわいそうだとおもいました。

ぼくもともだちがだれもいなかったからチョンちゃんだけがだいじなともだちになりました。


チョンちゃんがうちにきてからぼくはいえにかえるのが毎日たのしみになってさみしくなくなったからたくさんわらうようになって、夕ごはんのときはお母さんやお父さんにチョンちゃんのはなしをたくさんしたからお父さんもお母さんもたくさんわらいました。


夕ごはんもおふろもねるときもずっとチョンちゃんといっしょでした。


チョンちゃんはおふろのおゆをのむのがすきでした。


だっこしておふろにはいるとチョンちゃんの毛がおゆでゆれていっぽんいっぽんがぜんぶ生きてるみたいにわさわさしたのがおもしろかったです。


チョンちゃんとなんねんもなんねんもそうしていたらチョンちゃんがある日とつぜんいなくなりました。


雨がふるとチョンちゃんがひとりぼっちでぬれて泣いていないかぼくはしんぱいで悲しくてねむれませんでした。


なん日もなん日もたって、ぼくがおふろにはいっているとまどをガリガリする音がしました。


ちょっとこわかったけどそっとあけてみたらそこにチョンちゃんがいました。
ぼくはうれしくてうれしくてだっこしてまえみたいにおふろに入れようとしたらチョンちゃんはうしろに下がりました。


びっくりしてぼくは忘れられてしまったのかとおもって悲しくてチョンちゃんを見ていたらチョンちゃんのうしろから小さい赤ちゃんのねこがたくさん出てきました。


チョンちゃんはお母さんになっていました。


ぼくはうれしくてうれしくて泣きながら手をのばしてチョンちゃんをそうっとだきました。
それですぐチョンちゃんも赤ちゃんたちもみんなおふろばに入れてあたたかいおゆで体がほかほかになるまでだっこしました。


そのよるはチョンちゃんも赤ちゃんたちもみんないっしょにぼくのふとんでねむりました。


ぼくのお母さんもお父さんもぼくのへやに来てかわりばんこにチョンちゃんをだっこしてたくさんなでて赤ちゃんたちもいっぴきずつだっこして3にんでこのこはこんなところにチョンがあるよとか、チョンちゃんのいでんだねとかくつ下をはいてるねとか3にんではなしながら名前をかんがえたりしました。


ひとりぼっちだったチョンちゃんがお母さんになって家ぞくをもったらぼくはともだちがたくさんふえたからうれしくてチョンちゃんがまたかえってきてくれたのもチョンちゃんがお母さんになったのもぜんぶうれしかったです。


チョンちゃんはまえよりすこしやせていました。
だからお母さんとそうだんしてごはんをまえよりいっぱいいっぱいあげました。
お魚もお肉もあげました。


だけどチョンちゃんは少しずつやせていってごはんをぜんぜん食べなくなりました。


お母さんはチョンちゃんに「赤ちゃんにおっぱいあげるんだからいっぱい食べなきゃいけないよ」って言ったけどチョンちゃんはだまって見ているだけでした。


赤ちゃんたちがチョンちゃんのかわりにごはんのいれものにとっしんして体じゅうごはんだらけにしてがんばってごはんを食べました。
赤ちゃんたちはすこしずつせいちょうしてみんな走りまわれるようになりました。


そしてチョンちゃんはあさ起きたら死んでつめたくなって固くなっていました。


ぼくはたくさん泣きました。


お父さんとお母さんが見ているところで泣くとお父さんとお母さんがしんぱいするからかわいそうだとおもっていたから一回も泣いたことがなかったけどはじめてぼくは大きなこえをあげて泣きました。



赤ちゃんたちはみんな大きくなってまた家ぞくがどんどんふえました。


ぼくはだいすきなチョンちゃんのことをおもうとき、あったかくてやさしい気持ちになってじぶんがまっ白のおもいになったみたいな感じがします。」



最後まで先生は読み終わると
「先生はねこれを最初に読み始めた時は白い猫のお話かな、と思ったの。
先生が「白」って言ったから白猫のお話かなって思いました、そしたらね、このお友達は白いのは猫の色じゃなくて心の色が白に感じるって言いたかったんだよね、先生はとてもいいお話だなと思ってみんなに聞いてほしかったので読みました」と言った。


高度経済成長が翳りを見せ始め皆精神がカツカツしてどうにか自分のところだけは落ちないように、それでも落ちていく濫立、

そんな時代だから汚い団地とかボロいアパートでやっと何とか暮らしてる子供達がほとんどだったから話に猫が出てくりゃそれを書いたのは当時でもでっかい庭付き戸建に住んで裕福な生活をしていた俺だってことがクラスではバレてた。


横の男子や後ろの席のやつになぁお前だろ?あれ書いたのお前だろって冷やかされたり鉛筆で突かれたりイスを蹴られたり消しゴム投げてくるやつもいた。


参観日だからってお前だけいい顔のつもりになってじゃねーぞって廊下で飛び蹴りされたりした。


良い事だろうが悪い事だろうが俺は人に注目されるのはとにかく嫌いだった。


注目さえされなければ飛び蹴りされたり消しゴム投げられたりしなかったからそのほうがいいと解っていたから。



そんな臆病者の人見知りなガキがロックに出会った。



3人でロックしながら俺よりも他の二人が目立つと嬉しかった。
大好きな仲間を誉められるのは俺がいいことを言われるより最高な気分だ。


出会って大好きになったやつと何か作り上げていく尺取虫みたいなあっち行ったりこっち行ったり、行ってみたら良かったり行ってみたら行き止まりで枝から落っちまったりしてさ。


たまたま落ちたとこが岩場で痛ぇ思いしたり、かと思えば他ではあり付けないような旨い葉っぱに出くわしたりしてよ。


俺と尺取虫に何か違いがあるとしたら俺はギターを持ててメロディーを歌うことが出来るってこと位かと思う。


食う、寝る、生きる、ことに何の違いも無いから。


野犬という3人で今まで作ってきたもの、今やってること、


思えばチョンちゃんを囲んだお母さんとお父さんと俺の3にんみたいだって思う今ここ。


理屈じゃねーからなんか長くなっちまったけど言いたいことはそれだけだ。


俺にとって鎖とは振り回すかそれ自体ブチ切る為にある。


以上ご静聴ありがとうございます。(2014.10.21dj寺岡×代々木ラボ共催・震災孤児をみんなで救おうチャリティーライブVol.11より。photo by史ちゃん)

普通の日々。

2014-10-18 21:30:25 | 日記
鳴ラナイ


鈴ノ音ハ


嗚呼


忌々シイ。(まほろば)

2014.10.21
代々木labo
東日本大震災の震災孤児をみんなで救おうチャリティーライブVol.11
参戦迫って参りました。


ネオジャパネスクオカルト。

野犬ライブのお知らせ。

2014-10-13 22:33:57 | 日記
2014.10.21
代々木ラボ

dj寺岡×代々木ラボ共催
"東日本大震災の震災孤児をみんなで救おうチャリティーライブVol.11"
に参戦。


★出演者は勿論全員ノーギャラ、お客様のチケット代、ドリンク代、飲食代、全てが岩手の震災孤児保護施設運営の為の岩手学び希望基金に寄付されるイベント。
みんなも是非参戦よろしく。


★チケット代¥1500+D
店内にてカレーライスの販売もアリ〼
みんなで楽しんで食って飲んで、全ての売上が震災で親を失った子供達への寄付になります。


★w)MC/VICKY&ドイツみちこ
スズキエリ
西山玲央
YANTY
GO!GO!4188
上野 誠
俺達ヤッホーズ
鈴木ナオト
宗教団体月のムジカントゥン
イヌスターヅ
dj寺岡&The Revolution
etc...

★野犬は17:30~の出演。



★問)代々木ラボ 栗橋
03(5354)3120久しぶりの新曲まほろば演り〼。