野犬さとうじょにぃ。2

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できることできぬこと。

2014-07-28 19:29:14 | 日記
夏が来た。
ということで彼らをゲット。身は軽く身に付ける物は重く、がどうも性分的に合っているらしい。
灰皿の重厚感がたまらなくフィットして心地よい。
奇跡のジャストサイズ(キッズ??)アロハは風をよく受けてくれる。

飛べそうな気がする。

そう、辿り着きたいあの場所まで。



相変わらずバイクで日本中縦横無尽。
行く先々でタイミングが合えば仕事したりバンドしたりな日々さ。
正直体にガタが来る時もあるが風を掴んだ翼を止めることなど出来ようか。
そんな訳で日本の臍諏訪湖野音にて何やら楽しそうなイベントがあるという情報をキャッチ。
北上する予定だったのを南下に変更一路諏訪湖へ。
長野県は松本辺りで渋滞に巻き込まれ急遽バイクを捨て電車で急行。
何とかお目当ての加藤卓雄さんのライブに間に合う。
相変わらずカッコいい。


惚れてしまった。
昔だって惚れたのにまた性懲りも無く。

卓雄さんのステージが終わると一気に移動疲れが出て炎天下の芝生の上で爆睡。
気付くとラストのバンド。
これまためちゃくちゃカッコいい。
すっかり目が覚める。


アコウスティクギター1本でレコーディングしたという加藤卓雄「風来」というアルバムをゲット。
すげぇカッコいい。
向かい風に地面に足をしっかり生やし仁王立ちして天を見つめる男の声だ。
本人に迷いの欠片もないのだからただただ見つめることしか出来ない。
この圧倒。
選択の余地などあるか。


終演後卓雄さんが呼んでくれしばし楽屋テントにてビールを呑みながら色々な話をさせてもらう。
ちょっとした思い出秘蔵話なんかも出て恥ずかしいやら照れるやら。
すっかりCDにサインを下さいと言いそびれてしまった。


だけど卓雄さんの歌う姿、声、優しくて強いアコウスティクギターの音、後ろでは波の音に図上に空、トンビの番目、楽屋での酔っ払い談議、おまけにすっかり日が暮れて湖畔の街並みが夜景に変わる頃には並んで打ち上げ花火を見てロマンチックな卓雄さんはロマンチックだね~と言う。
おいおい恋に落ちちゃうじゃないかということでこれで不満と言っちゃ贅沢過ぎる。あの瞬間見えた光の筋のようなものが俺の未来だと信じて歩いていけたなら。


一頻りの解散後みなそれぞれの帰るべき場所へ。
俺はとりあえず航さんを迎えにゆく。
oh,航さん、こんな山の中に一人ぼっちにして済まないハニー。
携帯の充電はとっくに切れ外灯を頼りに10年愛用しているオンボロ地図を広げる。
ところでここは何処なんだ。


それからなんとか明け方に店に辿り着き死んだように眠る、眠る、眠る。


ところで今日は何日だい?


その前は仕事で東京にいたのでもう日付変更線なんてとっくに何処へやらだ。

僕の相棒腕時計は相変わらず止まったままさ。


地球の自転を感じて生きてれば磁石は狂わない。


野犬ベーシストけんじが結婚。
おめでとう。
どんだけめでたいかを伝えたくて面白い物を送った。
ケンジからの返しが面白かったので僕の作戦は命中したようで満足。


さて明日は何方へ。飛び続けることをやめられない僕等は相変わらずの旅を続ける。


こたえがひとつだけだと知っているから。

我輩は猫である。

2014-07-06 03:47:09 | 日記
名前は未だ無い。



あ、さとうじょにぃ。ですどうもお久しぶりです。


ネタがあり過ぎて何から話したら良いやら、どうにも手が付けられませんなという言い訳でご無沙汰しておりました。


言葉というものは伝えたい思いが湯水のように自分の内面に溢れている時こそ何一つ言葉に出来ぬものでまことに厄介な代物である。


しかし僕は簡単な自分のルールとして決めていることがひとつある。


言葉にならない時は言葉にしなくても良い。


伝えたい思いはちゃんと言葉にしなきゃダメ!大切なことはちゃんと伝えなきゃ!夢を諦めさえしなければ何にだってなれるのよ!とかホザいてる売れ線バリバリ意識したポップソングを街中じゅうで流してもはやマインドコントロールが狙いなんじゃないかとさえ思わされる某金吸い取り映画のような綺麗事は僕から言わせてもらうとまったくのファックである。


映画とか本とか音楽とか、極論は何が好き、嫌い、(勿論それだけではない)なのだから僕が何が好きで何が嫌いかは僕の自由だろ。


僕が嫌いなものを好きって言う人がいてもそんなの当然だし、むしろお前あんなの好きなの?終わってるね、とかつまんねー奴、と切り捨てるよりは、その人がもし話したいと思ってくれているならその作品の何が好きなのかは是非聞いてみたいと思ってる。


そうする事で自分の視点を広げることにもなったりする事もあるわけだから。

趣味が合うね!とか考え方が似てるね!なんてことで、まぁそれも悪くないんだけど、繋がるだけじゃなくて、自分の知らない世界を見ている人、自分とは視点や考え方の異なる人との会話は僕にとってはとても愉快なものである。


てな訳で今は言葉にならない時。
だけどこう1か月も黙りこくってるのも何だかガラじゃ無い。


そこでネタ崩しの第一歩として、時にはちょいと昔の話でも。


我輩の名の由来である。


これは秋田から音楽をするために上京して来たゲンちゃん、ナオキ、ノブの3人組に出会って、ゲンちゃんが勝手に僕をそう突然呼び始めたのが由来だ。


最初は誰のことを呼んでいるのか解らなかったし、どうやらゲンちゃん曰くじょにぃ、おい、お前だって、ってことで、いつの間にやらそれが定着してしまった。


今でもどこに行ってもよく聞かれる。
なんで、じょにぃ?って。


知らんがな。


いきなりそう呼び始めたゲンちゃんに俺が聞いてみたいくらいさ。


実際なんでじょにぃ?って聞いたこともあるんだけど、ゲンちゃんはハテナ??な顔をして、じょにぃだからじょにぃと呼ぶだけだ、とのこと。


そのまま僕にもそこはナゾのままである。


ゲンちゃんがドラム、ノブがベース、ナオキがボーカル、俺がギターで何回かお遊びライブもやった。


ゲンちゃんは若いのに嫁さんがいて一緒に秋田から上京してきていたんだけど、ゲンちゃんは僕を好きになって、僕はクールな顔してバカ100連発なナオキが好きで、ノブは僕を好きだった。


ある休日暇なら映画を見に行かないかとナオキに電話をかけた。


待ち合わせの駅に現れたのはノブ。


あれ?一緒に来たのか?ナオキは?と聞いたらへ?二人じゃ嫌だった?と言われた。

なんか話が噛み合わない。


負に落ちなくて自分の携帯の履歴を見てみると、僕がナオキだと思って電話してたのは、実はノブだったのだ。

声が似てるから無理もない。


ノブは映画に誘われた♪とルンルンでやって来たんだろうな。

だけどね、正直待ち合わせの場所にあなたが一人で現れた時はえぇーナオキは!?まさかノブに押し付けて逃げたか?って俺の心の中は残念でいっぱいだったよ。


なんだけど、予想に反してその日は一日すげー楽しかった。
ノブと二人で映画見て、海を見て、たこ焼き食べて、酔いどれ帰り道で満点の星空。


一年後、ゲンちゃんは実家の都合で秋田に帰ることになり、その時嫁さんはもう一緒じゃなかったような。どうでもいいけど。


ナオキは新しい音楽の世界に飛び込んで行った。


そして僕とノブは18歳と20歳で夫婦になった。


僕達は皆まだ学生であったし、ノブは奨学金で音楽学校に通っていたから毎日仕事もあったし、授かり婚ではなく、18歳の僕の視点から自分の50歳になった姿を想像した時に、隣には52歳のノブがいて、2人で穏やかに笑っている景色が見えた。


僕は50年後もこの人を今と変わらず愛しているのだと悟った。

だから結婚という形を取るのはとてもナチュラルなことだった。


でも出会って1年と、割と早い行動ではあったので、10年くらいは2人だけでイチャイチャしたいね♥️ってことで、ノブの子供ならばいずれ絶対欲しいと思ったけれど、とりあえず子供は作らず、今各々が自分に必要なこと、やるべきことを精一杯やることと、2人の時間を思い切り楽しむことに重点を置いてそれはそれは毎日楽しく暮らしていた。


若いから喧嘩も激しかった。
まるで高校生男子の殴り合い。
兄と上京寸前まで取っ組み合いの喧嘩をしていた僕にとって家族が喧嘩するなんて当たり前なことだったし、喧嘩や殴り合いはコミュニケーションの一つでもあったから疑問なんてそもそも無かった。

若くてロックンロール一筋に生きてて短期で喜怒哀楽が激しくて、全部吐き出さないと気が済まない、その度に食器は全部叩きつけて割っちゃうし、殴る蹴る、料理していた途中の熱湯の鍋をノブに投げつけたり、そういう時は平和なんてクソくらえと思ってた、(俺は怒っている、臭い物に蓋してそ知らぬ顔で生きていくぐらいなら国会議事堂の前でガソリンかぶってロックンロールやって、一瞬の時の人として数カ月で忘れ去られても構わないから、世の中に一石投じて死ぬ方がずっと有益なことだと信じていた)


ほんとね、今思えば18歳の俺に誰か拘束衣を!でなければ暫くの拘留を、と思うくらいその頃の自分は余りにも若過ぎて、世間知らずで、人に対してとんでもなく失礼な人間だった。

でもどんなに俺がノブを殴っても蹴ってもあいつはやられるがままで、ノブが俺を殴ったことも暴言を吐いたことも一度もないよ。


ノブの仕事はコックさんだったから、家で料理するのは僕の仕事。

下手くそな料理初心者の料理をノブは何でも美味しい美味しいと食べてくれた。

年に一回、僕のお誕生日の日だけはノブが仕事を休んで手の込んだ夕食を作ってくれた。

ホテルのコックさんらしく豪華でお洒落なお料理もさることながら、僕が一番驚いたのはその包丁捌きだった。

同じ包丁を使っているのにここまで違うものなのか!!!と。


喧嘩の話があまりにも衝撃的でそっちに気を取られてしまうとしたら残念だけど、僕とノブはとても愛し合っていたし、常に自分のことより相手のことが大事で、体のことを心配したり、幼いながらも本物の愛を知り、半年に1回くらい僕がブチ切れることを除けば、日々は幸せに満たされて、愛し合って、仲良く手を繋ぎ、楽しく幸せに暮らしていた。


結婚指輪は原宿の露店で買ったお揃いのシルバーの安物だった。

今でも大切に持っているよ。
僕の宝物箱に入っている。

あなたが勝手に給料前借りして贈ってくれた婚約指輪も。


僕が24歳の時ノブは突然消えた。


郵便でノブの印鑑が押された離婚届けが届いたけれど差し出し住所は不明で、署名の文字はノブの字ではなかった。


あなたが消えてから、3年間毎日夕食を2人分作ってた。
あなたがいつ帰ってこられても以前と変わらない暖かな生活がまた続くと信じていたから。


何年もして、あなた以外の男の人にまるで興味が持てなかった僕に、随分年下の恋人が出来ました。

彼は僕の目の前に彗星のごとく現れて、それでも興味を持てない僕をゆっくりゆっくり見守りながら凝り固まった心の錘を溶かしてくれました。


まさかあなた以外の人とまた恋に落ちることが自分の人生に於いてあるだなんて思いもしなかった。
彼はとても我儘で自由でとても振り回されたけれど、生意気なくせに謙虚で、甘えん坊で物凄く可愛い人で僕のことが大好きで、僕も彼が大好きだった。


それでも僕は指輪を外すことは出来なかった。


今、あなたがどこで何をして、生きているのか、死んでいるのか、幸せでいてくれてるのか、僕にはわからないけれど、僕はひとえにあなたの幸せを願う日々です。



ってなんだよ、流れ的なものでラブレターになっちまったじゃないかYo!


言葉が渋滞してんだ。


その言葉の車の中には一台一台溢れんばかりの思いが詰め込めるだけ詰め込まれていてパンパンさ。


一台ずつ爆破させていければいいなと思ってる。

何台かは裏道ルートで逃がしてやるのもひとつの方法だし。


出会いや別れはいつも唐突で常に想定外。

そもそも想定された出会いって何だよファック。

ただ思うのはさ、出会いや別れてやつぁそいつに必要な時にそういうことが起きるんだと、なんとなく思うね。

だからつってあれだからな!

全ての出会いや別れに無駄なことなんてひとつもない!とかイイコちゃん的発言?綺麗事?勿論俺的にはファック。

要らないものが多すぎる、何十年も前にブルーハーツがすでに歌にしてるよ。


オチのないまま、今日はここまで。


あ、野犬の次回ライブ、6月7月とメンバーのスケジュール的にどうしてもタイミングが合わず蹴ってしまったのですが、9月か10月辺りに都内某所にてやるかもです。只今メンバーと検討中。
3年振りに新曲やれそうな。
キキキ...(My life is a journny.)