よくお客様に聞かれるシクラメンの管理法について、生産者の視点からお伝えいたします。
★水やり
ほとんどの方が水のやり過ぎで枯らしているようです。
可愛過ぎてマメに手を掛けて、水もこまめに、、
まだ乾いていない土に、更に水を差す、これでは根が痛みます。
水やりの基本は、
乾いたらタップリとあげる
に尽きます。
その、乾いたら、が肝要なのです。
シクラメンが乾き過ぎでパタリ、というのは良くはありませんが、葉っぱも花も水を欲しそうにしているようになったら水やりのサイン。たっぷりあげて下さい。
プラポット・鉢
基本は上から水を差して下さい。
乾き過ぎた土は水を弾くようになりますので、もし水が鉢の縁を通って流れてしまうようになったら、鉢ごと水に10分ほど沈めて下さい。
どちらの場合も、皿に溜まった水は捨てて下さい。
底面給水鉢
鉢の下に開いた窓から水を入れるようになっていますが、基本は上から水を差して下さい。水が下に溜まりますので、しっかりと水が吸い上げられた後は、本当は残った水は捨てた方が良いのです。お忙しい時など、それが出来ない場合には、下に残った水無くなってもすぐには水を足さないでください。あくまでも土が乾き気味で植物が水を欲しそうにしていたらあげるようにして下さい。
どちらの場合も、土は乾いてから(乾き過ぎはダメですよ)、植物が水を欲しそうにしててから、が水をあげるタイミングです。
私たちも、喉が渇いたら水を飲むのです。決まった時間だから、では水を飲みませんよね。
水が欲しいかは植物に聞いて下さいね。
シクラメンの花を長く楽しむためには、毎回の水やりに、薄い液肥をあげて下さい。
2リットルのペットボトルに液肥の原液を数滴溶かして作っておくのが楽です。
秋にお求めになったシクラメンは、うまく管理すると3月頃までどんどんと花を咲かせますので、長く楽しめますよ。
春には植え替えますと、次の年もまだまだ楽しめます。
次回は植え替えや管理の温度などをお伝えいたします。