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まずは何をしよう

2022年度ー「らっきょう試作実験記録」(第6回6/8収穫&実験結果編)

2022年度「らっきょう試作実験記録」のスタートです。
3品種用意した種らっきょうの成長する過程を比較しながら節目毎に追記していきます。

今後の節目予定
1⃣9/3 3品種の種らっきょう植え付け編・・・済み
2⃣11/13追肥・土寄せ(1回目)編・・・済み
3⃣2/5追肥・土寄せ(2回目)編・・・済み
4⃣3/12追肥・土寄せ(3回目)編・・・済み
5⃣4/22生長確認編・・・済み
6⃣6/8⃣収穫&実験結果・・・今回報告


【試作実験に至った経緯】
 ここ2,3年、らっきょうの不作続きだったので、その要因を解決すべき今回は試作実験に踏み切りました。
 不明な要素
・種らっきょうその物が悪いの?(同じ所で採れた種を毎年使い続けると不作になる品種がありますよね! 私の地元では、落花生の種を農家さん同士でたまに交換するときがあると聞いています。←←土壌を替えるため)
・種らっきょうの保存方法が悪いの?
・種らっきょうが原因でなくて、作る過程が悪いの?
これらを究明するために実験開始です😎 

 下記に示した6/5のブログ記事「らっきょう成長記録6/5収穫・保存版」を読んで頂けると実験する意味がお分かりになります。
【前提条件】
 実験に使用する3品種の種らっきょうを下記に示します。
  ①6月収穫直後に地中に埋めて保存
      今後#地中らっきょうと記述します。
  ②ネット袋に入れて軒下で保存(6月収穫した自前のらっきょう)
      今後#自前らっきょうと記述します。
  ③ネット袋に入れて軒下で保存(6月収穫した友人から頂いたらっきょう)
      今後#友人らっきょうと記述します。注:品種が違います。

 また、今回は、畝の造り方を変えています。
  (1)昨年度は、ひとつの畝に3条植え付けして
    います。(畝幅は1mで3条植え)
  (2)今年は、ひとつの畝に1条植え付けしています。
    (畝間隔は、60cmなので、条と条の間隔は、60cmとなります。
*自前らっきょうは、全体の中から良品を抽出した物となり、地中らっきょうはお残り品となります。

【試作実験の目的】
 ⅰ:保存方法による成長に違いを比較する。上記前提条件に記述した3品種
   の①、②で比較判定する。
 ⅱ:昨年の不作は種らっきょうが原因なのか判定する。上記前提条件に記述
   した3品種の②、③で比較判定する。
 Ⅲ:作る過程が悪いかを判定する。土寄せをすると大きならっきょうが出来
   ると聞いたことがあります。また、土寄せにより水はけの具合が
   変わるかな……と思っています。成長過程を総合的に見て判断する。

【試作実験の環境】
 全部で、畝を6条作っています。上記前提条件に記述した3品種を2条単位で植え付けて実験を行います。その他の環境(肥料・陽当たり……)は、全て同じとします。

【現時点で判明した実験結果】
 この判明結果は、あくまでも私個人の見解です。

  9/9判明した実験結果
   ・保存するときのらっきょうの根は5mm残すこと。
     理由:保存中に根が無くても、あっても玉の状態は変わらない事
        と、根があることで植え付け後に水分の吸収が早くでき成長
        に良いのでは……  
        ブログを書いている最中でも気付きという物はありますね!


それでは、実験開始です😉 
【第6回6/8収穫&実験結果編】
 葉が半分ほどかれたので6/8収穫し実験結果をまとめてみました。
ーーー 目次 ーーー
1. 生育結果
2.生育比較
3. まとめ

では、目次に従って

《生育結果》
 先ずは3品種の種らっきょうの収穫結果(生育結果)と第4の種らっきょうの結果を記述します。

1,地中らっきょう
 数年前の出来映えに戻った形で、良く出来ました。

2,自前らっきょう
 植えた株の生育状態が悪く、まともに収穫出来た株は1割程度となりました。冬を越えることが出来ずに途中で朽ちてしまった形です。
 残った1割の物は、地中らっきょうと同じ生育状態となりました。(以下写真)

3,友人らっきょう
 品種が違うので写真は撮っていませんが、種レベルの乾燥した物と比べても遜色ない生育状態でした。

4,第4のらっきょう(本らっきょうの説明は、4/22生長確認編に記述されていますので参照願います。
 過去最高レベルの生育となりました。はっきり言って食べるのには大きすぎます!


《生育比較》
1.全体的に見た生育状態
 明らかに中央の2条の生育状態が悪くなっています。(右の2条:地中らっきょう、中央2条:自前らっきょう、左の2条:友人らっきょう)
 植え付け時の時点で、種球が悪かったことが判ります。

2.地中らっきょうと第4のらっきょうとの比較
 捨ててしまうような種球だった第4のらっきょうが想像を絶する大きさまで育ってしまいました。下記は、地中らっきょうとの比較写真です。
 写真上側:地中らっきょう
 写真下側:第4のらっきょう
マッチ箱と比較すると判りますが、第4のらっきょうの大きさが異常だと判ります。


 環境、手の加え方は同じなので、成長の違いは土壌しか考えられませんが同じ敷地の一画です。私の出来ることは、phを計ることぐらいなので計ってみましたが、測定器の誤差を考慮すれば同じレベルでした。
 地中らっきょう:ph5.2
 第4のらっきょう:ph5.3

 違いと言ったら、後は苗のレベルの問題で……
第4のらっきょうの苗は、種球がマッチ棒の先端ぐらいの大きさでした。(捨てるレベルの苗)

 苗の違いで特大に生育したとの私なりの無理矢理ストーリーは……
らっきょうの種球はひとつに見えるが、下記写真の切断面を見ると判るように2個、3個と芽があります。小さな種球だとその芽がひとつで分球数が限られて球が大きくなるのかな???(全く当てにならない口実なので流して下さい)(まさかにんにくの隣で育てると良いとかはないよね)



《まとめ》
実験結果より分かったことを記述します。(個人的な見解です)
1.自前らっきょうの生育状態が悪かったことでの結論
・私の保存方法が悪いことで種球がスカスカになりまともに生長しなかった。
以上を踏まえて保存方法を変える。

2.地中らっきょうの生育状態は良好となり苗としての品質に問題ないと判断する。
・今後は地中に埋める保存方法に変更する。

3.友人らっきょうの生育に問題なし
・土壌、造り方に問題ないと判断する。

4.第4のらっきょうの肥大化
・原因が分からず終いなので頭の片隅に入れておく。

最終結論としては、今年の種球保存方法は地中に埋めることとした。
写真は、土を被せる前の種球です。6/8実施(肥大化した種球少しと標準サイズの種球です。)

以上で本日の作業は終了です。

以下は前回の記事で参考まで
【第5回4/22生長確認編】
 そろそろ株が枯れてくるのでその前に地上部の生育状態を確認しました。
 下記の写真が現状の地上部株の生育状態です。状況は変わらず左から、1,2条目「地中らっきょう」3,4条目「自前らっきょう」5,6条目「友人らっきょう」となります。


 意外な展開に!
 実は今回の実験で3品種の種らっきょうを用意して実験過程を報告していましたが、第4の種らっきょうが実は存在していました。
『第4の種らっきょうとは』
地中らっきょうの植え付け残り品です。要するに種らっきょうとしては最低ランク品で捨ててしまうのがもったいないので畑の隅(ニンニクの横)に植えていた物です。
 実は横並びで観察していたのですが、これが一番生育状態が良いと思われます。葉先まで伸び伸び育っています。下記写真(右はにんにく)


 地中らっきょうと比較してみると
・地中らっきょう
 葉先が縮れているのが気になっていました。(写真では分かり図来)少し”がめている”といった感じです。

・第4の種らっきょう
 葉先が伸びていて常に勢いを感じさせられていた。葉が直線的に伸びているのが判る。

 ここに来て、伏兵が現れた形です。土壌の問題もあるのでしょうか?収穫時に4品種の種らっきょうを比較してみたいと思います。

 以上で本日の作業は終了です。
1ヶ月後がすごく楽しみになってきました!

以下は前回の記事で参考まで
【第4回3/12追肥・土寄せ作業編】
 一月前と見た目は変わりませんが最後の追肥・土寄せ作業を行いました。作業内容は11/13と同じ作業なので詳細な記述を省きますが、春の雨に備えて排水溝を掘りました。

本日の作業工程
①除草作業
②追肥作業
③土寄せ作業
④排水溝作り

【作業ポイントの説明】
①除草作業
 除草します。
②追肥作業
 化成肥料をパラパラとまきます。
③土寄せ作業
 軽く土寄せします。
④排水溝作り
 らっきょうは水はけの良い場所を好むと言われているのかな…… ???
その事を信じて水はけを良くするために排水溝を掘りました。写真のように周りに溝作りをして水の浸入防止と水はけを念頭に溝を掘りあげました。(一番低い場所に排水口も造りました)


《成長比較》
 前回とコメントは変わらないので現状の成長状態を示します。
下の写真が全体写真で左から、1,2条目「地中らっきょう」3,4条目「自前らっきょう」5,6条目「友人らっきょう」となります。


 以上で本日の作業は終了です。
以下は前回の記事で参考まで
【第3回2/5追肥・土寄せ作業編】
 立春が過ぎたので追肥作業を行いました。作業内容は11/13と同じ作業なので記述を省きます。ここでは、成長具合を記述します。
《成長比較》
1,全体的な印象
 陽射しが暖かくなりなんとなく勢いづいてきた感がありますが、冬の寒さに耐えきらず朽ちた株も見受けられます。
 下の写真が全体写真で左から、1,2条目「地中らっきょう」3,4条目「自前らっきょう」5,6条目「友人らっきょう」となります。
 全体的な印象は、
①大きさ:背丈は同じ
②越冬率:「自前らっきょう」の越冬率が悪い


2.個別比較(地中らっきょうと自前らっきょう)
 下の写真左から、1,2条目「地中らっきょう」3,4条目「自前らっきょう」となります。
①成長:成長具合は変わらない。地中らっきょうの株は自前らっきょうのお残り品のため小さめの株が多かったが、ある程度の大きさがあれば成長に影響しないことが判る。
②越冬率:自前らっきょうは乾燥されてしなびた状態で植えたため株に力が無く越冬中に立ち枯れになったものが散見された。


3.個別比較(自前らっきょうと友人らっきょう)
 下の写真左から、3,4条目「自前らっきょう」5,6条目「友人らっきょう」となります。
 友人らっきょうは品種が違うので一概に言えないが、今の所越冬率も良く順調に育っている



以上で本日の作業は終了です。
此処からは成長の差が出ないと予想しています。全体的に良い株に育ってくれることを祈って……

以下は前回の記事で参考まで
【第2回11/13追肥・土寄せ作業編】
 芽が出そろったので追肥・土寄せ作業を行いましたが、先ずは成長過程を記述します。
《成長比較》
1,全体的な印象
 下の写真が全体写真で左から、1,2条目「地中らっきょう」3,4条目「自前らっきょう」5,6条目「友人らっきょう」となります。
 全体的な印象は、
①大きさ:背丈は同じ
②発芽率:「自前らっきょう」の発芽率が悪い

2.個別比較(地中らっきょうと自前らっきょう)
 下の写真左から、1,2条目「地中らっきょう」3,4条目「自前らっきょう」となります。
①分球:地中らっきょうの方が勢いがあり、分球も多い株が多い
②葉色:地中らっきょうの方が色が濃い


3.個別比較(自前らっきょうと友人らっきょう)
 下の写真左から、3,4条目「自前らっきょう」5,6条目「友人らっきょう」となります。
 友人らっきょうは品種が違うので一概に言えないが、今の所発芽率も良く順調に育っている


本日の作業工程
①除草作業
②追肥作業
③土寄せ作業

【作業ポイントの説明】
①除草作業
 草も品種の入れ替え時期で小さい内に除草します。
②追肥作業
 化成肥料をパラパラとまきます。
③土寄せ作業
 上の写真は土寄せ後の写真です。軽く土寄せしました。

以上で本日の作業は終了です。
成長の差が出てくるのは春先頃ですかね……

以下は前回の記事で参考まで
【第1回9/3 3品種の種らっきょう植え付け編】
 原因究明が出来ることを祈ってスタートです。3種類の種を持ち込んであります。
①地中らっきょう
 6月に地中に埋めて置いた物です。本日掘り上げたばかりで3ヶ月経過していますが、生き生きしています。深く地中に埋めていましたが、芽が伸びて地上に出ていました。個人的な見解ですが、9月に自前らっきょうをこのような深さ(10cm)に埋めると芽は出てこない気がします。不思議だな?…… 地中らっきょうは自力があるのかな??? 収穫後、直ぐに埋めて干されていないから力はあるね!
 収穫したときと玉の大きさに変化はありませんね!


②自前らっきょう
 すかすかになり使い物にならない物が1%ありましたが、思ったほど水分は抜けていませんでした。保存場所は、風通しの良い北側軒下の日陰です。

③友人らっきょう
 6月に頂いて、私が上記自前らっきょうの横で同じようにネット干ししました。(保存環境は同じでした)比較する上で、品種が異なるのが残念です。(自前らっきょうは茨城産で、友人らっきょうは?)

 これは、頂いた友人からの話ですが「らっきょうの根を5mm程度残して干す。」と言うことです。初耳ですが、ご覧のように頂いたらっきょうは、5mm根が残っています。
 今、ブログを書きながら思ったのですが……
根を残すことは非常に大事かなと!発芽するときに、根があると水分を吸収しやすいかもね……
 私は、保存している過程で水分がなくなる原因だと思い、根っこをむしり取っていました。😱 😱 😱 (これ大事なことですから、次回種らっきょうは5mm根を残すことにします。)
 今気がつくなんて…… 後で、この根が実験結果に影響するかな…… 頭の片隅に根っこのことを置いて実験を進めます。

 保存状態は、自前らっきょうと同じでしたので5mm根っこを残しても問題なしです。(今回比較しての結論)←実験結果として残します。最終結果として根がなくても問題なければそれも良しです。



本日の作業工程
①畝造り(1条)作業
②堆肥の投入
③植え付け作業

【作業ポイントの説明】
 
①畝造り(1条)作業
 昨年は、1mの畝に3条作りましたが、今回は60cm間隔で畝を作り1条植えで土寄せが出来るようにしてみました。(何時もと違うやり方をしてみます。)
 以下の写真のように、畝は6条作りました。環境は同じです。
  ・手前2条が地中らっきょう 
  ・中央2条が自前らっきょう
  ・奥2条が友人らっきょう

②堆肥の投入
 6条同じように、溝に「腐葉土」「牛糞」をパラパラとまきます。

 堆肥作業終了後に、堆肥の上に土を戻します。(地面は、ほぼ平らになります)

③植え付け作業
 15cm間隔で、地中にある堆肥の真上に種らっきょうを置いていきます。(下記写真参照) 全体写真です。

 拡大写真:地中らっきょうです。

 拡大写真:自前らっきょうと友人らっきょう

 30cm間隔で結び目が着いているロープを張り、植え付け開始です。ロープがあると、直進性と等間隔性が保証されます。

 3本の指でらっきょうを掴んで、地中に押し込みます。らっきょうのトップが2cm位土が被さる程度に押し込みます。




以上で、本日の作業は終了です。
水やりも不要ですし、害虫除けも不要です。

次回は、発芽後の追肥・土寄せ作業を紹介する予定です😁
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