稲木製茶工場 お茶屋の生活

このブログは当店の『お茶』に関した生産製造の工程・商品情報、豆知識やニュースをまぜながら投稿するぺーじです。

忙しい日々

2020年10月06日 | お茶屋なお話
9月下旬より始まっている
秋冬番茶( 煎茶用 荒茶製造期間 )

先日は、今期一番生葉が集まりました。




工場で農家さんが摘んできたお茶を
一時保管するコンテナ容量は、
おおよそ8,000kg~10,000kgほどです。
そして、各農家さん達が1日に持ってくる量が、
今期の秋冬番茶に至っては、
日によって5,000kg〜20,000kg。(それ以上の日も)

コンテナ容量以上の生葉が集まることが多いです。

これでは毎回、受け取りがパンクしてしまいますよね?

しかも生葉は放置しておくと、
(山にしておくため、)中の葉にがこもってしまい
自然に蒸される焼葉になってしまいます。

そのため、生葉は摘んだらすぐに工場ラインで加工します。
受け取りと製造をバランス良く同時進行させることで
1日に20,000kgの生葉でも
本来はコンテナに収まり、製造されていきます。


ところが、
受け取りと製造のバランスが崩れたり、
先日のように予想以上の茶葉が集まると
写真のように やむおえず直置きする事になります。



葉にとっても良い環境ではありません。
*そして、滅多にあることではありません。

保管コンテナが少しでも空き次第、すぐに移します。
作業は深夜にまで及ぶこともあります。


自然・植物を取り扱う以上は『待て』が通用しません。
各農家さんも、葉の状態を見て、
良い状態で摘んできます。

製造する私たちは
可能な限りそれを受け止めて動きます!

秋冬番茶もだいたい中盤です。

今年も秋冬番茶らしい
キレイな緑色の茶葉が多いです。

本日もはりきって
仕事させていただきます!!


ブログ投稿主:sasuyone
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