事務所へ戻って上司へ報告したところ、やはり支援の人だから包括に一報入れておきましょうとのこと。
本人に被害意識がなく、だまされても仕方ないとか言うてるのだし、こちらとしても動きようがないんです。
包括へ電話すると社会福祉士さんが対応してくれました。
いきさつを説明し、とりあえず本人さんがおっしゃる地域にそれらしき施設が建設されるのか調べてくれることになりました。
返事は・・・・・・「その地域に高齢者施設の建設予定はないです」
一応、市役所の介護保険担当の課に聞いてもらった結果の返事です。
で、改めてこの「２千万円事件」の担当になった人から連絡が入り、再度説明しました。改めて利用者さんが話しする老人ホームの建設予定地について説明し、それらしき施設が本当に建つのかを再度調べてもらったところ・・・・
ありました。
地域密着型の特養でした。
でもね、この利用者さん、要支援２なんです。お金を積んだからと言って、入所できるような施設でもないんです。
これを聞いてしまったもんだから保険者もこの「２千万円事件」を高齢者の独り言として済ませるわけにはいけなくなりました。
この利用者さんの話が本当だったら、この施設はしてはいけないことをしてしまったのですから保険者は施設の建設をストップさせなければならないそうです。
一つの施設の建設計画を中止させてしまうようなネタを、ちゃかぽんは提供してしまいました。
で、保険者としても、この話がまだ本当かどうかはわからないし、保険者が利用者さんの家を訪ねて話を聞く段階でもない。だからと言って、何の根拠もないのに施設側にこの件についての事実を尋ねるわけにもいかない。
で、ターゲットになったのが・・・・・
もちろん何でも屋のケアマネです。
今回ちゃかぽんに与えられたミッション。
利用者さんが「高校時代からのお友達」という施設のオーナーさんの名前を聞き出す。
２・２千万円というお金は現金で支払ったのか、タンス貯金のようなもので支払ったのかを聞き出す。
オーナーの名前が一致すれば、また保険者の動き方も変わるそうです。
ほんと、ただの要支援２の利用者さんだったのに、こんなことになるんだったら報告なんかしなきゃよかったです。ほんと、おおむね３ヶ月に１度の訪問でいいはずなのに、ほんと、これって３５００円の仕事？？？
思わず包括の担当者さんに言うてしまいました。
「３５００円の委託料では割りがあわないですわ～」
文句を言いながらも、再度利用者さん宅へ訪問。
さりげな～く話題を施設の話へ持って行きました。
ちゃかぽん：「そうそう、この前言ってた施設の話ね。市役所のホームページに載ってましたよ。建設予定だって。お友達のオーナーさんの名前書いてたんだけど、ほら、なんて書いてたかなぁ～・・・・あの人がお友達なんですか？」
利用者さん：「あぁ、○○さんでしょ？」
やった
第一ミッションクリア
ちゃかぽん：「そうそう、その人。一時は大金を支払ったと聞いて心配していたけれど、市役所のホームページに掲載されていたから少し安心しました。でも、お金銀行からおろすのは大変だったでしょう。銀行も、多額のお金を下ろすときって理由聞いてくるもんね。」
利用者さん：「ほんまうるさかったよ。自分のお金やのにね。」
んん？
これって銀行でお金を下ろしたっていうことかな？
初めてこの話を聞いたときは「キャッシュで支払った」って言うてたけど・・・。
こんなつまらん芝居をしてやっと情報収集し、本日のミッション終了。
包括へ再度報告。
「安い委託料でここまで情報収集してもらってありがとうございました。」な～んてお礼を言われ、あとは保険者と相談しますとのこと。
ちなみに施設のオーナーさんの名前と利用者さんが言うお友達の名前は一致したそうです。
ただ、このオーナーさん、素人さんだそうです。
だからなに？って感じですが、その後さらに保険者の少し偉い人から連絡がはいり、今回の件の報告書を書いてくださいって言われました。
ブチ切れました。
ただでさえちゃかぽんは４月は超忙しかったんです。
全て包括に報告しているんだから、包括から報告書を出してもらえばいいのに
とりあえず、この件に関しての支援経過を提出してこの事件は保険者へ任せることになりました。
ただ、ちゃかぽんもちゃかぽんの事務所の管理者も保険者にお願いしたのは、この件に関していろいろ調査するかもしれないけれど、ケアマネと利用者さんとの信頼関係を崩すようなマネはしないでほしいということです。
支援経過を提出して、ちゃかぽんの２千万円事件は終了しました。
でも、終了したと思っていたのはちゃかぽんとちゃかぽんの事務所の人だけでした。
１週間後、またもや保険者から２千万円事件についての連絡が入りました・・・。
つづく。
本人に被害意識がなく、だまされても仕方ないとか言うてるのだし、こちらとしても動きようがないんです。
包括へ電話すると社会福祉士さんが対応してくれました。
いきさつを説明し、とりあえず本人さんがおっしゃる地域にそれらしき施設が建設されるのか調べてくれることになりました。
返事は・・・・・・「その地域に高齢者施設の建設予定はないです」
一応、市役所の介護保険担当の課に聞いてもらった結果の返事です。
で、改めてこの「２千万円事件」の担当になった人から連絡が入り、再度説明しました。改めて利用者さんが話しする老人ホームの建設予定地について説明し、それらしき施設が本当に建つのかを再度調べてもらったところ・・・・
ありました。
地域密着型の特養でした。
でもね、この利用者さん、要支援２なんです。お金を積んだからと言って、入所できるような施設でもないんです。
これを聞いてしまったもんだから保険者もこの「２千万円事件」を高齢者の独り言として済ませるわけにはいけなくなりました。
この利用者さんの話が本当だったら、この施設はしてはいけないことをしてしまったのですから保険者は施設の建設をストップさせなければならないそうです。
一つの施設の建設計画を中止させてしまうようなネタを、ちゃかぽんは提供してしまいました。
で、保険者としても、この話がまだ本当かどうかはわからないし、保険者が利用者さんの家を訪ねて話を聞く段階でもない。だからと言って、何の根拠もないのに施設側にこの件についての事実を尋ねるわけにもいかない。
で、ターゲットになったのが・・・・・
もちろん何でも屋のケアマネです。
今回ちゃかぽんに与えられたミッション。
利用者さんが「高校時代からのお友達」という施設のオーナーさんの名前を聞き出す。２・２千万円というお金は現金で支払ったのか、タンス貯金のようなもので支払ったのかを聞き出す。オーナーの名前が一致すれば、また保険者の動き方も変わるそうです。
ほんと、ただの要支援２の利用者さんだったのに、こんなことになるんだったら報告なんかしなきゃよかったです。ほんと、おおむね３ヶ月に１度の訪問でいいはずなのに、ほんと、これって３５００円の仕事？？？
思わず包括の担当者さんに言うてしまいました。
「３５００円の委託料では割りがあわないですわ～」
文句を言いながらも、再度利用者さん宅へ訪問。
さりげな～く話題を施設の話へ持って行きました。
ちゃかぽん：「そうそう、この前言ってた施設の話ね。市役所のホームページに載ってましたよ。建設予定だって。お友達のオーナーさんの名前書いてたんだけど、ほら、なんて書いてたかなぁ～・・・・あの人がお友達なんですか？」
利用者さん：「あぁ、○○さんでしょ？」
やった
第一ミッションクリア
ちゃかぽん：「そうそう、その人。一時は大金を支払ったと聞いて心配していたけれど、市役所のホームページに掲載されていたから少し安心しました。でも、お金銀行からおろすのは大変だったでしょう。銀行も、多額のお金を下ろすときって理由聞いてくるもんね。」
利用者さん：「ほんまうるさかったよ。自分のお金やのにね。」
んん？
これって銀行でお金を下ろしたっていうことかな？
初めてこの話を聞いたときは「キャッシュで支払った」って言うてたけど・・・。
こんなつまらん芝居をしてやっと情報収集し、本日のミッション終了。
包括へ再度報告。
「安い委託料でここまで情報収集してもらってありがとうございました。」な～んてお礼を言われ、あとは保険者と相談しますとのこと。
ちなみに施設のオーナーさんの名前と利用者さんが言うお友達の名前は一致したそうです。
ただ、このオーナーさん、素人さんだそうです。
だからなに？って感じですが、その後さらに保険者の少し偉い人から連絡がはいり、今回の件の報告書を書いてくださいって言われました。
ブチ切れました。
ただでさえちゃかぽんは４月は超忙しかったんです。
全て包括に報告しているんだから、包括から報告書を出してもらえばいいのに
とりあえず、この件に関しての支援経過を提出してこの事件は保険者へ任せることになりました。
ただ、ちゃかぽんもちゃかぽんの事務所の管理者も保険者にお願いしたのは、この件に関していろいろ調査するかもしれないけれど、ケアマネと利用者さんとの信頼関係を崩すようなマネはしないでほしいということです。
支援経過を提出して、ちゃかぽんの２千万円事件は終了しました。
でも、終了したと思っていたのはちゃかぽんとちゃかぽんの事務所の人だけでした。
１週間後、またもや保険者から２千万円事件についての連絡が入りました・・・。
つづく。