「冬:雨の日の別れ」
外は冷たき冬の雨
戻れはしない
さようなら言った
言葉に後悔している
愛でも未練でもないけれど
雨に打たれ出てゆくのは
惨めに感じるから
浅ましいと思いながら
雨が止むまで待てば良かった
君には汚れた心
怒りの顔が目に残る
傘は無し降る雨に
濡れて何処へ
何時も別れは寂しい
冬の雨の中に
君の温もり懐かしい
遠く消える窓辺に
佇む君がいた!
「友へ思う」
酌み交わす
盃が重なるごとに
君の悩み幻と
真意掴めず空しさあり
今宵の星は綺麗に
寒空に耀く
夜空の虜に
我思い愚弄なるも
憧れ求める
寒さ忘れ思いは
清き宙に飛ぶ!