またひとり…

またひとり…サンバの礎を築いた方が天国へ旅立った。

サンバが好きで、
ギャンブルが好きで、
破天荒で、
とっても人間味あふれた、優しくて少年のように自由な感性にあふれた人

いい声だ。サンバ向きだ。大事だぞ…私の声を誉めてくれた。
そして自分の作った曲を聴かせては、"いつか歌ってくれ" と言った。
いい脚だ。細いのはダメだ。太股はしっかりしてないとな…私の脚を誉めてくれた。
そして若い頃の私を"おい、ふともも～" と呼んだ。

大好きだった小野さん…
私のサンバの原点サッシペレレ…
今でもそこに居そうな気がする。

小野さんらしい葬儀だった。
出棺前に古いサンバのメドレー…日本で活躍するサンビスタ達の演奏、そしてリサさんの歌。
小野さんの大好きだったサンバの名曲達。
口ずさむけど、涙が溢れそうになる。
笑顔で送ろうと思うのに…

小野さんを乗せた車が発進した。
送るように歌い始まった曲…
O sol iluminou o cais
Dourou a areia branca e ceu ～
小野さんの作った曲。
思わず口ずさむ。
ずっと以前、まだ元気だった頃に"この曲で送ってもらいたいんだ～"と言ってた。

今頃は天国で、先に旅立ったサンビスタ達を集めて天国のサンバハウスを始める計画にとりかかってるかな…いつかそちらに行ったら入れてもらおうっと(o^-')b !

小野さん、お疲れさまでした。
そして本当にありがとうございました。

さて、これから江ノ島レッスン～ガッツリ楽しくサンバしよう!!



…なんか私の中のひとつの時代が終わったような気がする…