歌の力って凄いなと思うのは 何の脈絡もなく
たった一行のフレーズだけが心に残ったりすること
♪何でもないようなことが 幸せだったと思う♪
歌の宣伝のブログではないので
歌手も題名も書かないが 知っている人は気づくはず
別にこの方のファンでも何でもなくて
ただふとこの一行だけが 頭の中をぐるぐる回ってる
そして… あり得ない！ と思うのだ
ぐるぐる回るのに 絶対に違うと(笑)
なのになぜ 違うのにぐるぐる回るのかが謎だ
自分が一番好きなのは「波乱万丈」という言葉であり
人と同じことが大嫌いなのに
それはきっと
そういう穏やかな人生ならよかったのかなと
潜在意識が感じているのかもしれない
望むことと 出来ることは違うのだ
こうとしか生きられない人生が
望むものだとは限らない
したいことと すべきことが違うように
人生はままならないことの連続だ
だからこそ
最近流行りの「好きなことで生きていく」
これを実行できている人は幸せだといえるだろう
どんな逆境に遭っても それを良しとするほどに
すべてを承知で突き進む
それは自分が敢えて選んだ道だから
いいよね そんな生き方
罪を犯した芸能人が マスコミに騒ぎ立てられ連日報道される
ミーハー気分でそれを眺め 特にファンでもないのに食い入って観る
１つの罪のせいで その生い立ちも 過去の所業も暴かれ
家族までが吊し上げになっている
犯罪こそ犯していないものの
間違いだらけの人生を生きる我が身に置き換えて
こんなことされたら生きていけないな などと思う
世間に身を晒して生きる世界の人だから
相応の罰を受けねばならないと？
それについての議論をする気はさらさらないが
何とも過酷な人生だこと
ちっぽけな世界で 苦悩しながら生きているこの身より
あっちの世界がつらいのか
正しく生きてもつらいのに
間違った 間違ったと騒がれたらどうしよう
間違わない人間はどこにいる？
この人生は失敗です
そう言ってリセット出来るなら
それで楽になれる？
富も名声も得た人が 苦しい苦しいと嘆いている
明日の暮らしにさえ困る人間は 何が苦しいの？と聞くだろう
どう生きたって人はつらい
間違わない人間もいない
それでも生きていく
あの芸能人も 生きていくのだろう
生きなければならない 何としても
「鈍感力」という言葉が巷を駆け巡ったことがある
つい最近といえば最近のことだ
ある状況において それをどう感じるかは千差万別
ある人には耐えがたい苦痛
でもある人にとっては些細もないことだったりする
そんなことは昔から言われてきたことで
今更書き出すことでもないだろう
それでも
思い悩んで苦しむ人に
『世の中にはもっと不幸な人がいる』
などと言って励ます人の気が知れない
それを受け取って容易く納得できる人も…
感じ方は千差万別と 充分に分かっていてもそうだ
そんな励まし方で
そんな受け取り方で解決しているのなら
何て幸いなことかと ただただホッとするばかりである
まあ これは非難ではなくてね
皮肉でもなくて 本当に平和なことだと思うのです
これに同調してくださる方は
今現在 苦しみ抜いている方ではないでしょうか？
今もやっているのか分からないが
ラジオの人生相談の冒頭
“暗いと不平を言うよりも 自分で灯りをつけましょう”
という言葉があって
幼いながらもなるほどと思ったことがある
でもこうして歳を重ねてみると
『自分でつけられるくらいなら苦労しない！』
とか思う自分がいる(笑)
または…
今はただこうして 真っ暗闇にいたい時もあるんじゃないか？
ということ
自分が不幸の塊で
誰よりも運のない
世界で最も恵まれない
味方の一人もいない
生きていても価値のない
そんな存在であると思いたい時期がある
そこへ
『世の中にはもっと不幸な人がいる』
なんて言われたら(笑)
何？！ってなものではないかと
浸っているのにね
ずっと幸せな人間もいないし
ずっと不幸な人間もいない
今がそういう時期なだけのことだと思っている
状況が変わるんじゃなくて
心境が変化するかもしれないし
不幸そうな人を可哀想なんて思っていたら明日は我が身
人を羨んでみても同じこと
それでも私は生きていく
与えられた人生だなんて達観したことは言えないが
そんな殊勝な人間にはなれないが
何度も何度も自分の中でつぶやく
それでも私は生きていくと
