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古い空間管理室

NHK教育TVのアニメ「電脳コイル」に出てきた「古い空間」の存続を祈る、非公式ファンサイトです。注:妄想と昭和ネタ含む。

さんびきのこぶた ブーフーウー

2010年03月23日 | 妄想小説

 

時は2010年♪ もう3月ですよー。久々の更新です。

コイルも再再再放送が終わりましたけど、まだまだ行くよー。

さて、今回はパロディネタの定番。三匹のこぶた(ブーフーウー)コイルキャラ版です。

ちなみにサンプルで貼り付けたアニメって、見た記憶はないけど、メロディだけは覚えていました。

でも・・・、なぜか、からくり時計のBGMなんですよねー。なんででしょ?

 

 

      妄想小説「さんびきのこぶた ブーフーウー」

ブーフーウー さんびきのこぶた

オオカミなんか怖くない♪怖くないったら怖くない♪

フミエ「こんにちは!私の名前は『ブー』さんびきのこぶたの末っ子よ。」
フミエ「で、こっちがまんなかの『フー』中身が富美子だからフー。性格はちょっと気まぐれかな。なぜか、フーだけ黒ぶたのよね。」
ヤサコ「よろしくね。」
フミエ「それで、あれが喧嘩っ早い、長女の『ウー』」
イサコ「よろしく。」

この三姉妹はみんなから「ブーフーウー」と呼ばれています。」

さんびきは大きくなったので、それぞれ別々に住むことになりました。

ヤサコ「お別れなの・・・、今までありがとう。」
フミエ「べ、別に遠くに行くんじゃなくて、お互い近くに家を建てて住むのよ。」
ヤサコ「なーんだ。」
イサコ「でも、独りでも生きて行かなくてはならないから・・・。」
フミエ「わかってるわよ。そんなに言われなくっても、ちゃんと独りで家を建ててみせるわよ。電脳でね。フフフ。」
ヤサコ「ぶすえちゃん怖い・・・。」

イサコ「そうだ。最近この辺をダイチという名前のオオカミがうろついているようだから、何かあったときは、すぐ家の中に逃げ込むように。」
フミエ「ふん!なにがダイチよ。オオカミなんて怖くないわよ。」
ヤサコ「でも、男はオオカミなのよ、気をつけなさい、年頃になったら慎みなさいって、ママが言ってたわ。」
フミエ「もう、いつのヒットソングの言葉よ・・・。」
イサコ「とにかくだ!オオカミには気をつけるように、分かったか?」
ヤサコ「おー。」
フミエ「ぶー。」

さんびきは、自分の家を建てるために、分かれていきました。
一体どんな家を建てるのでしょうか?
ちょっと覗いてみることにしましょう。

すえっこのブーは、簡単に藁で家の形をつくりました。

フミエ「さぁここからが電脳スキルの見せどころよ。」

まぁ、どうしたことでしょう。なんとブーは街中のテクスチャをはがして、自分の家に貼り付けたのでした。

フミエ「立派な家ってのはなにかと面倒なのよねー。とりあえず適当に作って、後はテクスチャを貼っておけばいいでしょ。
もし、オオカミが来たら、フーのところに逃げ込めばいいんだしぃー。」

まったくブーったら。

まんなかのフーはどうでしょう?
フーは暗号札のレンガで家を建てました。

ヤサコ「時価3000万円の豪邸よ。中身は材木なんだけどね・・・。」

あらあら。

長女のウーは鉄壁の家を建てました。

イサコ「何が起きるか分からないから、二重にしておこう、いや、三重だ。」

 

これならきっと大丈夫ね。

 

 

ある日、おなかを空かせたオオカミのダイチがやってきました。

ダイチ「ぶたぶたこぶた♪おなかが空いたブー♪」
ダイチ「ああ、しばらくこぶたを食ってないなー、腹ぺこで死にそうだぜ。」

ダイチ「おっ、美味そうなこぶたが遊んでやがるぜ。しめしめ・・・・。」

あらたいへん!キラバグ探しに夢中のブーが、ダイチに見つかってしまいました。

 

フミエ「あなたもオオカミに変わりますっかぁ?♪なぁんてね。」
フミエ「おっ、メタバグ発見!50メタくらいにはなるかなぁ。」

ルンルン気分のブーが、メタバグを拾おうとした、その瞬間!

ダイチ「ガオー!!!食べちゃうぞーーー。」
フミエ「きゃあああああああああああああああああ。」

 

獰猛なオオカミのダイチが、ブーのおしりにかじりつきました。

フミエ「ちょっ、ちょっとどこに噛みついてんのよー!」
ダイチ「痛ってー。」
ダイチの隙をついて、ブーは自分の家に逃げ込みました。」
フミエ「こ、ここまでくれば、大丈夫ね。(汗)」
ダイチ「開けろ(ドンドンドン)開けないと力ずくで、この家を壊してやるぞ。」
フミエ「へへーんだ。壊せるものなら壊してみなさいよ。」

ブーはダイチから、逃げ切れたと思って、いい気になっているようです。

ダイチ「ふっ、甘いなブーちゃん。」
フミエ「な、なによ。」
ダイチ「俺様の得意技は神風の術・・・じゃなかった、驚異的肺活量だ。」
フミエ「は、はいぃ??ははは、そんな息くらいで、この家が吹き飛ばせるわけないでしょ。」
ダイチ「ふっ、やって見るかい?こぶたちゃん。」
フミエ「の、望むところよ。」
ダイチ「スーーーーーーーー、ハーーーーーーーーーーーーー。」
ダイチ「ビューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」
フミエ「きゃああああああああああああああああああ。」

藁でできたブーの家は、テクスチャもろとも吹き飛んで行ってしまいました。

フミエ「ば・・・、ばか、うそでしょ・・・。」
ダイチ「へへへ、どこから食べようかな。」

ブーは恐怖のあまり、腰が抜けてしまったようです。

そのとき!

ヤサコ「それっ!」

まんなかのフーが、間一髪のところでブーを助けにきました。

ダイチ「誰だ!俺様の食事をじゃまする奴は!!」

ヤサコ「ぶすえちゃんしっかり!」
フミエ「ああ、フーね。ありがとう。」
ヤサコ「早く、私の家に行きましょう。」
ダイチ「ちっ!こぶたのくせにすばしっこい奴らだ。でも、これで2ひきに増え
たから、煮ブタにでもしようかな。」

ダイチはあきらめるどころか、ますます血気盛んになっています。

 

フミエ「聞いてよフー。ダイチったら、私の家を息で吹き飛ばしたのよ、もう、信じられない。」
ヤサコ「ダイチって怖いのね。」
フミエ「でも、フーの家に逃げ込めばもう安心よね。私は藁の家にテクスチャを貼っただけだったけど、フーのレンガの家なら安心よね。」
ヤサコ「そ、そうね。」

フーはバツのわるそうな顔をしています。l

そこへしつこくダイチが追いかけてきました。

ダイチ「コンコンコン、私は哀れなヤギでございます。どうか、この扉を開けて、食べ物を恵んでやってください。」
ヤサコ「まあ、かわいそう。余り物でよければ、これを・・・。」
フミエ「待って、きっとダイチが声色をつかっているんだわ。」
ダイチ「どうか扉を開けてやってください。」
フミエ「ねぇ、ヤギさん。あなたが本当のヤギなら、そこで鳴いてみせてよ。」
ダイチ「へっ?ヤギって、なんて鳴くんだっけ?」
フミエ「さあ、早く鳴いてみせてよ。」
ダイチ「お、おう。いくぞ。にゃあおう。」
フミエ「きゃははははは。ばかねぇダイチ。ヤギはメェーって鳴くのよ。」
ダイチ「ちくしょう!よくも俺様をバカにして笑いやがったな。得意の息で、こんな家吹き飛ばしてやる。」
フミエ「へへーん。フーの家はレンガでできているのよ、吹き飛ばせるわけがないじゃない。アンデルセンを読んでおとといきなさい。」
ヤサコ「ぶすえちゃん実は・・・。」
フミエ「へ?」
ダイチ「勢いをつけて、せーの、チャーシューメーン。」
ダイチ「びゅううううううううううううううううううううう。」
フミエ「なによコレ。ただの木で作った家じゃないのよー。」
ヤサコ「きゃあああああああああああああああああああああ。」

暗号札のレンガも、木で出来た家も、あっという間に吹き飛んでいきました。

ダイチ「ふっふっふ。俺様に吹き飛ばせないものは無いのだ。さあ、どっちから食べようかな。」
ヤサコ「わ、私はおいしくないわよ。食べるならぶすえちゃんだけ食べてよ。」
フミエ「ちょっとー、なんであたしだけなのよー。」
ダイチ「えーい、うるさい。おとなしくチャーシューになれ!」
フミエ「だめ、だめ、だめだめよ。SOS。」

シュッ!

そこに風車のやしちのような暗号が、ダイチの前に飛んできました。

ダイチ「誰だ!じゃまする奴は。」
イサコ「早く逃げるんだ。」
フミエ「あっ、ウーだわ、助かったあ。」
イサコ「こっちよ、早く。」

またも、危機一髪のところで、長女のウーが助けにきました。

イサコ「あれだけダイチには気をつけろといったのに、どうして自分の家に逃げ込まなかったんだ。」
ヤサコ「家に逃げたことは逃げたんだけどね・・・。」
イサコ「なにぃ?テクスチャを貼っただけの家や、暗号札のレンガの家を建てただぁ?」
へへへ。
イサコ「まったく、あきれてものも言えないわ。」

ダイチ「くっそー、ただのこぶただと思っていたのに、トンでもない奴らだ。」
ダイチ「やい!出てこいブーフーウー!お前らさんびきまとめて食ってやる。」

ダイチは腹ぺこなのと、バカにされたのでもうカンカンです。

ヤサコ「怖いわぶすえちゃん。」
フミエ「なんか、ぶすえってのが気になるけど・・・、きっと大丈夫よ。」
イサコ「ああ、さんびきが力を合わせればなんとかなる。」
ダイチ「びゅううううううううううううううううううううう。」
ダイチ「はぁはぁ、な、なんだ、この頑丈な家は。」

ウーの家は、鉄壁で覆われて、ダイチの息にもビクともしません。

ダイチ「えーい、こんな頑丈な家は、俺様の息でも吹き飛ばせそうにないな・・・。」
ダイチ「よし、ここは、上から家の中に忍び込んでやる。」

ダイチは屋根の上に煙突を見つけました。煙突には何も防御がありません。これはピンチです。

ダイチ「へへへ、中から美味そうなにおいがしてくるぜ。」
イサコ「いそげ!もっと薪をくべるんだ。」
ヤサコ「もうだめぇ。」
フミエ「今時釜ゆでなんて流行んないわよ。」
イサコ「いいから、釜のお湯がグラグラに煮えたつまで、休むな。」

何も知らないダイチは、グラグラに煮えたった釜をめがけて、煙突の穴から降りてきました。

どぼん!!!!

ダイチ「アッッチイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ。」
ダイチ「ひ、ひぃえええええええええええええええええええ。」
イサコ「やったぞ。」
ダイチは熱湯の中に飛び込んで、大やけどを負って逃げていってしまいました。

フミエ「ははは、熱いのか冷えぇなの分からなかったわね。」
ヤサコ「私たちをいじめたイイ気味よ。」

フミエ「ところでフー。何でアタシが『ぶすえ』なのよ。」
ヤサコ「え?だって、ブタの末っ子じゃない。」
フミエ「あ、そう。そうよね、それだけよね。」

ヤサコ「ふふふ。ふみえちゃん。ねぇ、本当はダイチに食べられたかったんじゃないの?」
フミエ「もう、知らない!」

 

 以上

 

 

話数:NO DATA

ネタ属性:妄想小説

キャラ:ブーフーウー、ダイチ

バージョン: NO DATA

 

 

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