BCNネタ!

旅行だけでは味わえないバルセロナ生活の醍醐味をたっぷりお届けします。

またまたバルサ

2006年05月18日 | ふだんのBCN!
UEFAチャンピオンズリーグ決勝、つい今しがたバルサが2-1でアーセナルに勝ちました。花火の連発で街じゅうが爆撃を浴びたみたい。クラクションと人々の歓声でウチの周りも大変なことになっておりまふ。商店が壊されたりすることもあるらしいので複雑な気持ちの人もいるんだって。でもバルサが勝つとワシらはうれしい。おめでとさん。


だんな




コルテ マラソン

2006年05月17日 | ふだんのBCN!
長距離走が納豆よりも嫌いだというだんな、よめからの強い誘いでしぶしぶ参加することになりました。これが開かれたのが先週の日曜。距離はフルマラソンの約1/4に相当する11km。ずっと以前から毎年開催されているようで毎回50000人くらい参加しているみたい。

制限時間は2時間半、92年のオリンピックで銀メダルを取ったあの有森裕子が走ったモンジュイックの丘を通り、オリンピックスタジアム(普段は入れない)を1週できるのが醍醐味。これがスタジアム。時計の横に見えるのが聖火台。ちゃんと給水ポイントとかも設けられとった。



コースはこんな感じでした。分かる人は分かるかな、という感じのコースです。



参加条件は、はっきり言って何でもあり。ベビーカーの赤ちゃんあり、バルセロナ名物ヒガンテスあり、車椅子にローラーブレード、おまけに犬までいっちょ前にゼッケンつけとる。しかもメスならちゃんと女子選手として登録されとった。





結果のほうは特に語るべきものはなく、一応制限時間内に完歩(?)した。優勝した人で30分ちょっとで走るみたい。けど、爽やかな春の気候の下でする運動は気持ちええよ。


だんな





無印良品でけました

2006年05月14日 | ふだんのBCN!
以前紹介したバルセロナに無印良品が来るという話、もともとは春ごろオープンということだったけど、やっぱりと言うか、遅れて5月からのスタートとなった。

今日は土曜日だったのでショッピングもかねて覘いてみた。ようさんの人で周りの店と比べてもひときわ混んでましたわ。間口はそれほど広くないけど、奥行きがあって店内に入った瞬間に無印のそれと分かる造りになっている。

ラインアップは文具、雑貨、収納用品が大半で、衣類少々。残念ながら日本の食べ物は置いてない。柿の種チョコとか狙っとったのに… おすすめはよく切れるラップ(詰め替え用)。メモ帳を大量買いするスペイン人もいましたわ。

思ったほどすごくなかったのはその価格付け。231円と日本の値札がついた雑貨は3ユーロでした。レート換算したら1.5~2倍くらいになるけど、こちらじゃどうしようもないチープな品物(100均以下のクオリティ)でも腹立つくらいの値段がついてるから、そらみなさん買いますわ。むしろお買い得感あると思うで。

お店の人の話によると(一人日本人が働いていた)、早ければ今年のうちにマドリードにもできるとか。どうか人気が出てこちらでも定着してくれますように。これができただけでもヨーロッパのほかの国と比べたときの疎外感がグッと減って気分的に暮らしやすくなった。


だんな






バルサ優勝パレード!

2006年05月08日 | ふだんのBCN!
バルサ優勝おめでとう。

昨晩はカンプノウスタジアムで感謝の集いみたいなのが催されてて花火とかバンバン上がってたよ。うちのほうにも花火の大音量、大量の煙、近所のガキンチョのバルサコールなんかで盛り上がってましたわ。

本日5月7日はバルサがリーガで優勝してから最初の日曜日。市内で優勝パレードが催された。カンプノウからスタートして家からそう遠くないところを通るので張り切って行ってきましたがな。冒頭の写真の通り(このあとおびただしい数の人で一杯になった)、盛り上がっとります。道行く車は人々のバルサコールに応えてクラクション鳴らしまくり。周辺は異様な興奮に包まれていた。

さて選手を乗せたバスがやってきました! お!? 先頭の人はエトーか???



アップにしてみると…



おぉ、確かにそうや! 初めて生で見た。で、エトーの横で後ろ向いてる頭に黒い塊(?)乗せた兄ちゃんはロナウジーニョやの。押すな押すなの人だかりで写真撮るのん難しかったけど、何とか彼が映ってる写真がこれ。



ギリギリやな… でも映っとるだけよしとしよ。こうやって今をときめくバルサの優勝パレードを目の当たりにできるということはきっとすごいことや。こうなったら試合も見ときたかったと欲が湧いとります。

そういえば、プジョールは近所の日本食レストランにしょっちゅう顔出すらしいし。バルセロナにおると有名人が身近に感じてしまう。何かそこらへんにおりそうな顔しとるもん。

いや~、すっかりにわかバルサファンですわ。次は欧州チャンピオンリーグのパリ決勝が気になりますな。


だんな







ロマネスクの街、ビック

2006年05月06日 | BCN!から旅行(スペイン)
ビックはバルセロナから北方向へ約70キロのところにある小さな街。ガイドブックで紹介されることはほとんどないけど、ここはロマネスク美術で有名なところだそうな。ロマネスクについて語る知識は持ち合わせてないんだけど、確かなことはここ、カタルーニャが世界的にロマネスク美術が集積した場所ってこと。冒頭の写真(ビック市役所のHPより)にあるような力強い極太のラインに原色を組み合わせた生命力あふれる絵画が特徴的。で、行ってきました、この絵を見に。訪れたのは司教区美術館。どこか漫画のタッチにも似たシュールな雰囲気のロマネスク絵画は結構気に入りました。

街を少し散歩すると、中心の広場ではロマネスクとは違った雰囲気のタイルで飾られた建物があったり、カタルーニャの独立を願う落書きがあったりと歴史の深さを感じます。







ところで、ビックにはパラドールもあるのでお茶だけしようと思って行ってみたらえらい遠かった。その代わりにこんな絶景に出会えました。道端で自生するアマポーラ(虞美人草)と畑の緑のコントラストもまぶしかった。






だんな





カタルーニャ・サーキット

2006年05月01日 | ふだんのBCN!
F1ファンの人はよく知っているだろうけど、バルセロナにも立派なサーキットがあってその名もカタルーニャ・サーキットという(そのままか)。年に一度のF1だけでなく、他にも色々なレースをやっていて4月はカタルーニャ・トラック・グランプリという一風変わったレースがあった。



写真は去年のものだけど、化け物みたいなトラックが轟音を上げながら目の前を通り過ぎていくのは大迫力。F1とは別の次元の面白さがあるね。会場ではデコトラの品評会もやっていたけど、どこの国でも同じようなのあるよな~、と妙に関心。で、この黄色いのが去年優勝したチームです。いかにも早そう。





さて、5月になるといよいよF1。やっぱりチケットないかなぁ。


だんな




サン・ジョルディの日

2006年04月26日 | ふだんのBCN!
毎年4/23はサン・ジョルディの日。詳しいことはこちらのホームページにも書いてあるけど、カタルーニャの伝説の一つで、悪い怪獣に襲われた王女様を救ったのがサン・ジョルディさんというらしい。ここから男性は女性に花を贈る習慣が起こり、花をもらった女性はその男性に本を贈るとか。本のほうはセルバンテスとシェイクスピアの命日から来ているんだって。

ということで本場カタルーニャではご覧のような花売り場があちこちにできていて、贈る花の定番は麦の穂つき一輪のバラ。近頃日本でも本屋さんで販促しているので目にしたことがある人もいるのでは?



だんなもよめさまに花を贈りました、が当日の朝までほとんど忘れていました。職場で贈りあっていたのを見てこの日だったことを思い出してギリギリセーフ。危なかった~。


だんな



バルセロナのチョコ

2006年04月23日 | ふだんのBCN!
バルセロナにもおしゃれなチョコがあります。
今、一番のお気に入りチョコです。

(通称)丸い教会の近くにあるオリオール・バラゲ
高級チョコとして、バレンタイン特集の日本の雑誌にも紹介されていました。
わさび・抹茶・大豆を使ったNIPPON COLLECIONもあります。






ちょうどイースターだったので卵のチョコのディスプレーがかわいい♪

イースターとは復活祭のこと。
イエスキリストが十字架のかけられた日から三日目に復活したことを祝う日です。

イースターには卵の殻をカラフルに色どったり包装したり、
卵をかたどったものが店に並びます。

ひよこが卵の殻を割って生まれてくるように、
イエスキリストも甦ったことを表しているそうです。

ちなみに、スペインではイースターの事をセマナサンタ(聖週間)と言います。






よめ




街角にて

2006年04月19日 | ふだんのBCN!
バルセロナに限らず外国ではよく道を尋ねられる。旅行に行ったときですらお構いなしに尋ねてくる。

車を運転しているときでも赤信号でわざわざ窓開けて聞いてくる。今日もロータリーで兄ちゃんに空港への道を尋ねられたので、あっちのほうって割と適当に答えてあげた。兄ちゃんまず「あちゃぁ~、まちごた~」って顔してから、「ムチャス・グラシアス!」ってグーッのゼスチャーとともに去って行きました。いやぁ、いいことした。こんな何でもないコミュニケーションが楽しかったりするもんです。

対向車に道を聞いている車が渋滞作っても後続の車は割りとのんびり待ってあげてるし。見知らぬ人にも気軽に声を掛けられるところは見習いたいもんだ。他人同士がギスギスしてないっていうのかな。


だんな





タラゴナ

2006年04月08日 | BCN!から旅行(スペイン)
タラゴナはバルセロナから1時間ほどバレンシア方面に向かったところにある街。今でこそタラゴナ県の県庁所在地ということでま、そこそこの街やけど昔はもっとすごかった。昔というても大昔、ローマ時代のことやけど。一説には今のバルセロナの人口くらいはおったらしいよ。当時にしたらすごい規模やろね。

なのでここにはローマの水道橋や競技場なんかも結構キレイに残っている。





それにしてもローマ帝国の力は強大やった。以前ナポリに行ったときもポンペイの遺跡がそうやったし、南仏行ったときも立派な水道橋があった。それが今も残っているのはすごいことや。

で、このときはカテドラル広場でちょっとした屋台なんかも出ていた。



これは焼き栗の店。



で、これはオリーブで、



こっちは腸詰やね。腸というより明らかに膀胱みたいなんに詰めてあるやつも窺えるけど。



綿菓子なんかもあります。



そういえばここで食べたイカリングフライはうまかった。だいたいどこで食べてもあんまりイカフライで外れはない、と思うよ。

だんな



クラシコ

2006年04月02日 | ふだんのBCN!
サッカーの話題を少々。4月初日の土曜は(我らが!?)FCバルセロナ(バルサ)とレアルマドリードの頂上決戦。このカードに限って特別にクラシコと呼ばれている。しかもバルサのホームだったので盛り上がることうけあい。バルサのホーム試合がある日は市内が大渋滞するのでなるべく外に車で出ないほうが望ましい。

いつもは衛星で見れないけど今回は珍しく民放で中継やっていた。試合のほうはというとご覧のロナウジーニョがPKを決めてバルサが先制。





当然なんだけどベッカムも出てます。ロベルトカルロスは、レッドカード食らってました。昔バルサでプレーしたロナウドはレアルの人になって久しいけど、バルセロナに来るとめちゃくちゃに言われてますわ。





その後マドリードが一点返して結局引き分けで終わった。勝っても負けても深夜に騒がしくなるのが常だけど、引き分けのおかげで今回は街は静かでしたわ。それにしても、試合開始が22時ってのはどうかしてるね。

しかし、バルセロナに住んでるっちゅうのに一度も試合を見に行ったことがないってのはファンの人からしたらもったいないんやろうなぁ。試合前の中継では日本からはるばるやって来たと思しき熱狂的ファンがインタビューに答えてはりました。質問の意味分かってないっぽいけど、「ビバ、バルサ! ビバ、カタルーニャ」ってちゃんと言うとった。

ちなみにバルセロナでは今でもキャプテン翼が再放送されている。その名も「オリベルとベンジ」。オリベルが翼でベンジは若林くんだって。


だんな








バルセロナで食らふ寿司

2006年03月29日 | ふだんのBCN!
バルセロナ旧市街の北東部分、ボルン地区の北側にサンタ・カテリーナという市場があります。
ここは昨年リフォームオープンしたキレイな市場。15cmのタイルを20万枚敷き詰めてあり、
これは果物と野菜をイメージしているそうです。使用された色は実に67色。
鮮やかな色彩が目を引きます。

最近のバルセロナ近代建築はガウディに負けず劣らず個性的なものが多く、
この市場は水道会社のオフィスが入っているアグバルタワーとともに、ニューヨーク近代美術館の企画展でも紹介されるんだとか。






野菜屋さんに野菜らしからぬもの。カタツムリです!!



と、そこの魚屋さんでサシが光り輝くトロを発見!
お寿司大好きな私は迷わず即購入です。

実はスペインは世界でも有数のまぐろ大国。
日系の漁業会社もカナリア諸島などに駐在所を構えていて、日本への輸出も相当なものだったと聞きます。
ところが近年の日本の経済落ち込み、スペインの人件費高騰、ユーロ高などで日本向けの採算が悪くなって、
スペイン市場に出回る機会が増えたそうです。
2000年の日本向けまぐろはスペイン産が半分以上を占めていたのに、2005年には2割以下に減っています。

なので市場ではこんな風にまぐろをどかんと売っているのをよく目にします。
お店の人も日本人はまぐろのお得意さんだと分かってきているので、新鮮なよい部分買い物をすることができました。
久しぶりのトロを目の前に平常心を失って、思わず奮発しちゃいました。




トロにぎりとネギトロ軍艦にしていただきました。
おいしーーー!!




よめ




春が来た(というか夏?)

2006年03月26日 | 観光的BCN!
春分の日を境に急に暖かくなってきた。土曜日の今日、外に出てみて初めて気づいたけど、街は既に半袖の人が多くなっているらしい。

今日は天気が良かったのでバルセロネータという海岸を散歩してきた。地下鉄ドラサネスという駅で降りるとすぐそこは海岸沿いの散歩道になっていて、ここにはあのコロンブスの像が仁王立ちしている。



これ、別にアメリカ大陸のほうを指してるわけではないみたい。なんやそれ。



散歩道の途中にはええ感じのオブジェ。これを見て、ピンと来た方は相当鋭い。これはハビエル・マリスカルというアーチストの手による作品で、彼は92年のバルセロナオリンピックでコビーと呼ばれるマスコットデザインを手がけた人。



さて、海岸に出ると春を通り越していきなり夏になってますわ。20度以上はあったと思うので服を脱ぎたくなる気持ちも分からんでもないか。今晩を境に夏時間になるのでますます浮かれた季節になってきますわ。



オレンジが青い空に映えてすがすがしい一日でした。ひとつ前のブログネタと比べると大違いやな、しかし。


だんな





ボルドーからピレネー越え

2006年03月23日 | BCN!から旅行(国外)
バルセロナへの帰り道の途中、フランスピレネーの麓にあるルルドという街へ寄ってきた。ここは病気のカトリック教徒にとっての聖地になっている。なんでもその昔、ここに出現した聖母マリアのお告げに従って泉の水を飲むと病気が治ったという奇跡伝説から来ているらしい。なので車椅子姿の人もたくさん見かけた。



これがその泉。人々は熱心に祈っていた。ここの湧き水を汲むこともできて、こんなマリアボトルに入れて持ち帰ることができる。





時間もなかったので帰りは思い切ってピレネー越えを断行。けど、この日から急激に冷え込むことが伝えられていて、スペイン側に入ったときはご覧の雪模様。チェーンなんかないのでヒヤヒヤもんでしたわ。前に除雪車がいたのでラッキー。



3000メートル級の山々が連なるピレネー山脈。決して侮っちゃぁいけません。これは峠を越えてほっと一息ついたときのスペイン側の景色。



だんな




ボルドー その2

2006年03月19日 | BCN!から旅行(国外)
ボルドーから少し離れたところにあるサンテミリオンはこれまた世界遺産に指定されているありがたい村。中世の雰囲気をそのまま残した街並みが魅力だけど、ワイン生産地としても高く評価されているらしい。ワイン畑も世界遺産の一部だってさ。



ここのシャトーの一つを見学させてもらった。村の中心部にあるシャトーは石灰岩をくりぬいた地下貯蔵庫を備えていて、中は緑色のカビでびっしり覆われていた。これがワインの熟成に作用するんかな。



これはサンテミリオンの銘菓(?)マカロン。パリのマカロンは色んな味があってカラフルだったけど、ここのは素朴で色も味も1種類。





さて、再びボルドー。前日までの雨続きの天気とうって変わって爽やかな空が広がっている。



早起きしてガロンヌ河畔にあるコルベールという市へ行った。市の名前はそこにある退役軍艦の名前から来ている。軍艦と朝市の組み合わせがなにやら新鮮ですわ。



この野菜屋でスペインではあまり見られないラディッシュを買った。生でコリコリとつまむみたいやけど、そういえばレストランでも生のまま出てきとったなぁ。



もう一軒寄った市場ではこんな光景。化け物みたいな魚の重さを量るのに四苦八苦していた。これも全部載ってないような気がするけど。買い付けに来た人はレストランの人かなんかやろか。




だんな