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鬼頭径五/Soulshineのスタッフの日々のメモ。

隊長のおくすり。

2013-10-13 11:10:26 | 日記


るび隊長の病院通いが続いている。
隊長は一見かわゆ~いのだが、実はネコ歳で16~17歳。
人間でいえばもうとっくのとうに、おばあさんなのだ。

病院に連れて行った。
ここの病院では、3年ほど前、るび隊長の渡米の際にいろいろとお世話になった。
マイクロチップの埋め込みから始まって、
狂犬病ワクチンの接種(アメリカは狂犬病がある国なので、ネコでも必要なのだ)、
輸出入のための書類の作成(これが大変だった)、
腎臓病を煩っている隊長のために、長時間のフライトを考えて、
出発する朝に点滴を打ってもらったりもした。
「朝、何時でも開けて待ってますからね」と言ってくださって、
実際、開院の時間よりずいぶん早くに行ったのだけれど、
先生やスタッフの方々がみんな待っていてくださった。
「るび、頑張るんだよ」
先生はそう言ってなでてくれて、みんなに見送られて成田に向かった。

でっかいスーツケースと、カバンと、
そしてるびを入れたキャリーも抱えて、
一人でNYに行くのはほんとーに心細くて不安だったのだけど、
その朝、病院に行ったことで、
私はちょっと元気づけられた気がしたものだ。



で、2年半の留守番隊長の任務を終えて帰ってきた隊長だ。
最初、先生たちはね、きっとね、
ちょっとびっくりしてたと思う。
「あの(出発前の)腎臓の数値からすると、行って帰ってきただけで奇跡的です」
って言ってたもの。

診ていただいた結果、やっぱりかなり腎臓が悪い。
腎臓が悪いと免疫も落ちて粘膜系がやられてしまうそうで、
るびは口の中や鼻の状態が良くなくて、
それはものを食べられないということになるから、
あっという間にガリガリになっちゃった。
なので、昨日は抗生剤の錠剤ももらってきた。
しかし、これを彼女に飲み込ませるのはきっと大変だろう。



今朝、起きたらるびは久しぶりに窓側でひなたぼっこをしてた。
横に寝転がって一緒に雲を見たりした。



るび隊長との時間はゆっくり流れる。
私にとって、いやすべての人類にとって、
必要な時間だと思うよ。