今年の福士川の解禁は例年になく魚影が濃く、これはいいぞと期待しましたが、
回数を重ねるごとに魚影やハミ跡が少なくなっていき、9月には殆ど見ることができなく
釣れなくなってしまいました。大水が出たのは24号だけで、その前に鮎が流されたとは考えられません。
考えられる原因はカワウです。
地元の農家の女性から「カワウの群れが飛んで来ているので釣れないでしょう」と
言われたことがありました。50羽くらいの群れが小さな支流に来ているということで、
その食害はかなりのものと思われます。9月まで鮎が見られたのは、オトリ屋さんが
対応してくれていたオトリ店前だけでした。昨年は富士川が綺麗でしたが、
今年は本当に濁りが酷く、富士川本流での釣りを主としている方は何回竿を出すことが出来たでしょうか。
カワウも濁った富士川本流では餌が獲れず、綺麗な支流へ来る回数が増えたのだと思われます。
濁りの大元は早川です。早川と富士川の合流点に行って見ればわかりますが、本当に酷いです。
関係者が対策をせずに放置しているのが現状でしょう。
9月末付で漁協あてに手紙を、県にはメールで質問したところ、返事がありました。
1)カワウの駆除
返信:漁協は駆除には許可が必要であること。費用が大変掛かるので難しいがやっている。
との事ですが、その様子はHPに載っていません。県はカワウ対策として山梨県内水
面漁連に補助金を出しているが、富士川漁協は受け取りを辞退しているとのこと。
金が掛かると言っているのに補助金は受け取らないというのはおかしいでしょう。
更に県によると漁協は福士川にテグスを張る対策を取っていると言うが、
実際は個人的にオトリ屋さんが本店の前に張っているだけです。
2)早川の濁り
返信:漁協は県や業者に汚さないように依頼している。
とのこと。しかし、依頼するだけで漁協の仕事は終わりでしょうか。
そして、県は濁りの原因はその支流の湯川の災害に
よる濁りであると漁協と確認をしていると言っていますが、誰が見てもそれだけでなく、
上流のダムからの濁り水の放流と悪質業者の仕業である事がわかります。
3)川が濁って竿を出せない。釣れないのに年鑑札8、000円は高過ぎるのでは。
返信:県は漁協からは人件費が掛かるため必要という報告を受けている。
とのこと。しかし、自分は今年20回ほどの釣行で一度も鑑札を確認しに来た監視員と会っていません。
放流だけで人件費はかかるのか。言い方は悪いが、一度も来ないのなら鑑札は当日現
地で購入することにすれば払わずに済むのではとも思います。
早川の濁りは今年の産卵にも大きく影響することでしょう。また、桜えび等、駿河湾の
魚介類にも悪影響をもたらしているかもしれません。釣れなければ混んでいても良く釣れ
る興津川に行けばいいと妻は言いますが、水質も良く大きな鮎が釣れる福士川が魅力です。
しかし、このままでは来シーズンも釣れないでしょう。富士川漁協の運営方針の改革を強
く望みます。釣り人の皆さんの御意見をお聞かせください。」
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