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名古屋山歩会 山の情報交換

朝日岳~白馬岳、雨とガスの中、凄いお花畑でした

 7月24日~27日、カミさんと朝日岳~白馬岳の縦走に出かけました。きっかけはカミさんがテレビ番組で朝日小屋を紹介されていたのを見て、朝日小屋に行ってみたい、ということからでした。朝日岳にはどこから登っても縦走してもコースタイムで8時間はかかるというけっこうハードな日程の山ですが、頑張って計画しました。

 朝日小屋の予約は非常に取りにくく、一ヶ月前からの2時間の時間制限のある電話対応のみのため、何度電話しても話し中、朝から1時間半以上ダイヤルし続けてやっとつながって7月25日の宿泊予約ができました。それが決まってから前日の蓮華温泉と翌日の白馬山荘を予約しましたが、これもほぼ満杯状態でした。

 さて、24日愛知県を昼前に出発し、マイカーで新潟県の蓮華温泉へ。ここは山スキーやワンゲル部の登山で何度か来たところです。直前にキャンセルが出て個室を使うことができました。

 25日朝、雨が降り、時折雷の音がしていたので、様子見、小屋の方の情報から雷雲は朝のうちに抜けるとのことでしたので、予定から1時間遅れの6時出発。このルートの最大の難関はいきなり1470mから300m下って沢を2本渡ること。しかも2本目の白高地沢は板の橋で増水するとすぐに渡れなくなるところでした。幸い白高地沢も10数年前に頑丈で高い鉄橋に掛け替えられていましたので、無事渡ることができましたが、ここまでで2時間半かかり、やっと登り始めです。標高2000mあたりまでは広い尾根の登りで順調に上がりましたが、ここからは尾根のトラバース道が延々2時間かかります。しかも主稜線に出る手前から雨が降り始め、稜線では吹き降り状態。雨具を完全装着して14時20分朝日岳山頂(2418m)に到着。雨とガスで全く展望はありませんが、稜線のお花畑は花がいっぱいでした。山頂から40分程下ると朝日小屋。予約客では私たちが最後で、キャンセルが出て部屋には余裕がありましたが、その後飛び込みの客が来たりして小屋の女将さんは対応に追われていました。下の写真は小蓮華岳から雪倉・朝日方面、朝日山頂は雲ですが、右下の谷から朝日に登る尾根とトラバース斜面です。

 26日、雨は上がっていましたので、予定通り5時出発。最初は水平道という朝日岳をまく道ですが、木道や岩が滑りやすく、小さなアップダウンが続くのでけっこう疲れる道です。3時間半ほどで朝日岳と隣の赤男山をまくと、ようやく雪倉岳への登り。500m登って10:25山頂到着。少し雲が上がって三国境から小蓮華岳方面の尾根も見えてきました。いったん下って鉢ヶ岳を巻きますが、この鉢ヶ岳の斜面が日本アルプス最大級の広大なお花畑。白いハクサンイチゲやチングルマ、黄色いシナノキンバイやミヤマキンポウゲ、ピンクのコイワカガミなどが一面に咲いています。また、白馬岳の手前にはほとんど終わっていましたが、一部ウルップ草もまだ咲いていました。

鉱山道をあわせて三国境に登ると白馬岳まではあと1ピッチ。しかし、それまでほとんど登山者がいなかったのが、大雪渓が通行止めのため、白馬大池経由の登山者がぞろぞろと登ってきていて、行列状態になりました。14:15白馬岳山頂着、カミさんは30年ぶり、私も十数年以上ご無沙汰の久々の山頂です。一下りで白馬山荘ですが、大雪渓通行止めの影響か、小屋には余裕がありました。

 27日、ゆっくり朝食を済ませて7時に山頂に登り返し、三国境から白馬大池方面に下ります。雲が切れて西に剱岳や白山、東にはこれから下る小蓮華岳の稜線、南にはチラリと槍穂も顔の覗かせてくれましたが、朝日岳には最後まで雲がかかって残念でした。

10時白馬大池で休憩、小屋前は人だかりですが、チングルマ、ハクサンコザクラの大群落が広がっています。ここでほとんどの人は栂池方面なので、蓮華温泉へは静かな道になりました。途中の天狗の庭までは岩ゴロゴロで泥濘んでいる歩きにくい道でしたが、天狗の庭を過ぎると一気の下り道となり13:20蓮華温泉に下山、温泉に入ってサッパリして車で愛知県に向かいました。 by なべさん

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