から回りシンドローム

やること、なすこと、から回り。。それでも地球は回ってる。1分間に、45回転のスピードで。。。

不惑

2005-07-30 19:16:54 | 北海道日本ハム
残念
連勝ならず
北海道日本ハム

ついに、ダルビッシュ有にプロ入り初の黒星が付いてしまった。
しかし、7回3失点は先発として十分な結果だ。
決して悲観することはない。

それよりも今日は、
オリックスの先発、吉井のピッチングを素直に褒めるしかないだろう。

1965年生まれ、実に40歳の吉井。
ダルビッシュの倍以上の年齢。
もっと言うと、ダルビッシュが生まれたときにはすでにプロ野球選手であった。

そんな彼の今日のピッチングを振り返ってみよう。

まず1回裏。
先頭打者の森本に対して、いきなり3球三振のスタート。
133km/hのカットボールの後に放った141km/hの真っ直ぐに、森本のバットは空を切った。

40歳にして140km/hを超える真っ直ぐを放れること自体素晴らしいが、
その前のカットボールからして、メジャーを経て日本球界に復帰した後に覚えた球種だ。
40歳にしてあくなき探求心。感心する他ない。

続く坪井には1球目、2球目とフォークで入っておきながら、
その後は一転して真っ直ぐで勝負。
カウント2-3から、最後は140km/hの真っ直ぐで、またしても空振りの三振を奪った。
坪井からすれば、最後は当然フォークを落としてくると読んでいた場面だろう。
40歳、してやったり。

その後連続四球と木元のヒットで2死満塁のピンチを迎えるが、
稲葉が初球(140km/hストレート)を打ち上げて万事休す。
稲葉としては、いきなり真ん中高めに打ち頃の真っ直ぐがきたもので、
焦ってタイミングが若干ズレたのだろうか。
ファイターズにとっては、なんとも痛かった。

2回裏は3者凡退。
それもすべて遊ゴロ。
高橋信二には真っ直ぐとシュートを交互に投げて、最後はスライダー。
小田にはチェンジアップをスライダーを放って、最後は真っ直ぐ。
金子には114km/hのスローカーブで入り、最後は142km/hの真っ直ぐ。
球種の豊富さ、緩急とも完璧。
これでは狙い球も絞れない。

3回裏。
先頭の森本をまたしても空振り三振に仕留める。
スライダーを3球続けたかと思えば真っ直ぐを続け、カットボールを挟んではまた真っ直ぐを連投。
最後は143km/hの真っ直ぐ。圧巻。
さすがにファイターズ打線も真っ直ぐを狙い始めたのか、坪井、セギノールにはヒットを打たれる。
しかし、木元をセンターフライに打ち取りこの回のピンチも凌いだ。
最後は141km/hの真っ直ぐ。力勝負にもひるまない。ヴェテランのプライド。

4回裏は、また3者凡退。
稲葉にはカーブ→スライダー→真っ直ぐ→カットボールでセカンドゴロ。
高橋信二は142km/hの真っ直ぐをライトフライ。
小田には115km/hのカーブでレフトフライ。
変化球主体に切り換えたかと思いきや、信二には真っ直ぐ勝負。
ファイターズ打線は困惑したことだろう。

5回裏。
先頭の金子に125km/hスライダーをセンター返しでヒットにされる。
続く森本にはフォークで入り、チェンジアップを挟んだ後に真っ直ぐを3球続けた。
森本としては、過去2打席真っ直ぐで三振に仕留められていただけに、狙いは真っ直ぐ1本だっただろう。
そこにあえて3球も真っ直ぐを続けた大胆配球。
迫力に気圧されたのか、森本は投ゴロに倒れた。貫禄勝ち。
その後小笠原に2塁打を浴びて1点こそ失ったが、
続くセギノールをまたも真っ直ぐでファーストゴロに打ち取り、
5イニングを5安打の1失点、珠数は86球でマウンドを後続に譲った。


ヴェテランすべてが老獪な変化球ピッチングを見せるわけではない。
全15アウトのうち11アウトの決め球に真っ直ぐを放った。最速は144km/hを記録。
まさに「40にして惑わず」という不惑のピッチングで、今季負け無しの5連勝。
夏場になっても衰えを見せないこの「オッサン」のピッチングは、今後も脅威をなりそうだ。

対するファイターズの投手陣。
飛び抜けて速い真っ直ぐでなくても、ストライクゾーンに放ればなんとかなるのだ。
あくなき探求心、ひるまぬマウンド度胸、いろんな意味で今日の吉井を見習って欲しい。


明日は帯広でのゲーム。
絶対に連敗は許されない。

頑張れ!北海道日本ハム!!

蝉丸

2005-07-29 11:11:10 | 短歌
こんにちわ。
最近暑くてなかなか寝つけず、若干寝不足かもしれません(+_+)
やっと眠れても、なかなかいい夢も見れてない気がするし・・・。
そんな感じの一首。



いつまでも覚めてくれるな夏の夢響く蝉の音(ね)ただ恨めしき



結構いい感じな夢の途中で目覚めたとき、私はすかさず二度寝を試みるわけですが(笑)、
最近は暑いは蝉はうるさいはで二度寝もままなりません^^;
みなさんの、夏の夜の夢の話なんかも聞いてみたいな。。

21世紀ナシ

2005-07-28 22:02:59 | 北海道日本ハム
快勝♪
大勝!
北海道日本ハム

昨夜のみっともない敗戦の記憶を吹き飛ばすかのごとく、
打って打って打ちまくった。

とはいえ6回までは、点が獲れそうで獲れない、
対岩隈の嫌なパターンを踏襲していた。
金村も決して盤石なピッチングではなく、いつ崩れてもおかしくない展開ではあった。

そんな杞憂が一気に消えた7回表。
昨日1号アーチで一人気を吐いた金子の2塁打を皮切りに、
打ちも打ったり、この回だけで8安打。
打者13人で8得点の超ビッグ・イニングとなった。

ここでさすがに勝負アリ。
金村は悪いなりにうまくまとめ、
8イニングで9安打を浴びたものの2失点で切り抜けた。
98球しか放らずに済んだのも、次回登板への明るい材料だ。
ちなみに、今日の勝利で2ケタ勝利にリーチ。
ぜひ一発で上がって(?)欲しいものだ。

終わってみれば12-2の圧勝。
なにしろ21安打!!
本塁打ナシで12点も挙げたというのが素晴らしい。

しかも、今日はSHINJOに続いて小笠原も欠場していた。
普通に考えると、この2人の存在があってこそ打線も爆発しそうなものだが、
居ないときほど打線はつながる。
複雑だ。。

また、今日も田中幸雄選手のバットからまったく快音が聞かれなかったのが残念・・・。

ところで明日はゲームがなく、
週末は釧路、帯広でオリックスとの対戦が待っている。
「北海道」日本ハムの真骨頂を見せていただきたいものだ。


頑張れ!北海道日本ハム!!

B&B・BLUE

2005-07-27 22:10:42 | 音楽(邦楽)
音楽ネタです。

邦楽男性ヴォーカルということで・・・

BOφWY の第2弾いきましょう!

というか、今回は彼らの名曲、「B・BLUE」を限定して取り上げたいと思います。

BOφWYといえばコレ! って思われる方も多いのではないかと察しますが、
こと私に関しましては、カラオケでかなりお世話になっております^^ゞ

ところでこの曲、非常にアップテンポである故「前向き元気ソング」かと思いきや、
結構失恋ソングなんですよね^^;

ってことで、曲を聴きながら、歌詞を追いながら曲全体を考察していきましょうかねぇ。

ちなみに私は、この曲はスタジオ収録バージョンよりも、
ライヴ・アルバムである「LAST GIGS」に収録されたバージョンが好きです。
よってこの記事も、「LAST GIGS」を聴きながら勢いで書いちゃってます。

では、『B・BLUE』(作詞:氷室京介、作曲:布袋寅泰)の解析、スタート!


**********

On The Wing With Broken Heart ・・・・・

リフレイン部が響き渡るのと同時に、東京ドームに歓声が上がる。

そして印象的なドラムの音で始まるイントロ・パートが流れると、
会場のテンションは一気にヒート・アップ。
なだれ込むように布袋寅泰のギターが続き、いよいよ氷室京介のヴォーカルが登場する・・・


乾いた風にかき消されて 最後の声も聞こえない
歪んでく街並みも色あせて

→ おそらく、乾いた北風の吹いてるようなロケーションで、お互い別れを告げたのだろう。
  「今までありがとう…さよなら…。」なんて言葉を振り絞って呟いてみたものの、
  無残にも北風にかき消されてしまうのか。。
  これはまさに、涙が滲んで街並みもぼやけて、歪んで、色あせて見えてしまう状況だ。。


振り向かないで今はまだ 思い出をLONELY ANGEL
今度こそは幸せになる事祈ってる

 → お互い背を向けて、反対方向に歩き始めた二人。。
   思い出に浸りながらも、「今度こそ」は幸せに・・・か。
   せつない。。。


OH BABY TRUE 素直になれずに
OH BABY TRUE やさしさには照れてばかりで

 → 強がりであるとか、照れ隠しであるとか・・・。
   男って、バカな生き物だ。


ポケットにつめ込んだ 夢だけですごせたね
このままでいつまでも続くなんて

 → ちっぽけな夢たちがキラキラ輝いていたあの頃・・・。
   いつしかそれは星屑に。。


夜の吐息に飲み込まれて 奮えていたLONELY ANGEL
さみしい笑顔があることも 気づかずにいた俺

 → 自分の強がりを押しつけ、相手の強がりに気付かず・・。


OH BABY TRUE 不器用な愛で
OH BABY TRUE いつも傷つけあってたネ

 → というか、お互い「強がり」から脱却できなかったのか・・。


OH BABY BLUE 抱き合っていたけど
OH BABY BLUE 違う明日を見つめてた

 → そうやって、別々の「明日」を生きることとなったわけか。。


ON THE WING WITH BROKEN HEART
やぶれた翼で
ON THE WING WITH BROKEN HEART
もう一度翔ぶのさ

 → そうそう。
   やぶれた翼でも翔ぶしかない。もう一度・・。


ON THE WING WITH BROKEN HEART
こわれた心で
ON THE WING WITH BROKEN HEART
もう一度笑ってよ TO THE BOYS & GIRLS

 → おっと、ここで重大な事実判明。
   これってBOYS&GILRLSに宛てた第三者的な失恋ソングだったのか!?


**********

ってことで、最後はオチが付いた状態になってしまいましたが…^^;
途中はむしろ別の歌詞を作っちゃいそうな勢いで解析してる私がいました(笑)

あ~~、まだ解析し足りない。。

BOφWYシリーズ続くかもしれませんがよろしくです^^ゞ

タイ風?

2005-07-26 21:08:36 | 短歌
みなさ~ん!台風大丈夫ですか??
いたって晴天の福岡より、
台風な一首お届けいたします。。



暴風雨 過ぎ去りし海 So Cool 僕には見える 君の青空



「暴風雨」と韻を踏むワードとして、
「So Cool」なんて英語まで持ち出しちゃいました^^;
台風等の天災の後って、
いつも当たり前のように見ている風景なんかがちっとも当たり前じゃないことに気付いて、
急に「当たり前な日常」に感謝しちゃったりしませんか?
私も、みなさんからのあたたかいコメントを決して「当たり前」と思わず、
感謝感謝で精進していこうと思うしだいでございます。
みなさんのステキな笑顔(青空)を想いつつ、これからも頑張ります。
何卒よろしくお願いいたします。。

星屑ジギー☆

2005-07-25 18:15:30 | 音楽(洋楽)
音楽ネタです。。


今日は洋楽男性ヴォーカルからということで・・・

David Bowie (デヴィッド・ボウイ) を取り上げたいと思います。


もう、なにもかもがカッコいいです。

ゲイ・カルチャーの先駆者的存在であったり、
深刻な薬物依存に陥ったりというのは、もちろん社会的に褒められたことではありませんが、
それらを含めてもカッコいいと思えてしまう。
(無論、私が同じことやりたいと思ってるわけではありませんよ。念のため)
普通に、素直にあこがれてしまう。
これが「カリスマ性」というものなのでしょうね。


私がボウイの音楽に出会ったのは意外に遅く、1991年のこと。
布袋寅泰さんの『Guitarhythm2』というアルバムに、
ボウイの「STARMAN」という楽曲のカバー・ナンバーが収録されていたのがキッカケです。

BOφWYつながりでボウイを知った・・・。
ベタながら、そういうことです。

そこからさらに数年後になってしまったのですが、
その「STARMAN」が収録されたボウイのアルバム、
『シギー・スターダスト』に出会いました。

このアルバムこそが、ボウイの、そしてイギリスロック界の金字塔的アルバムです。

ちなみに「ジギー・スターダスト」とは、宇宙からやってきたという触れ込みの、
ボウイ演じる架空のアーティストです。
強引に例えるなら、香取慎吾の「しんごママ」、草剪剛の「チョ・ナンカン」みたいなもの。
(もっと引っ張るなら、藤井隆の「マシュー南」。)
つまりこのアルバムは、ジギーの栄光と挫折等、
ジギーの一生をまとめたようなコンセプト・アルバムなわけです。

ボウイにとって、良くも悪くもこの「ジギー」が運命共同体のような存在となるわけですが、
ホントにカッコいいです。ジギー。
バイ・セクシャルらしいですけど(笑)。
このアルバムからは、「ここからロックが生まれたんだぁ~」というエネルギーを感じます。

ちなみに、このアルバムのリリースは1972年。
これは本当に不思議な現象なのですが、私が古~い洋楽を聴いて「これ、ええやん!」と思うのは、
決まって1972年前後(つまり1970年代前半)の作品です。
1972年とは、私の生まれた年。
どこかで聞いた話ですが、人間とは、自然と自分が生まれたときに流行っていた音楽というか、
リズム的なものが身体に宿っているそうです。
みなさんも、ご自身の生まれた年前後の作品をチェックされてみれば、
思わぬ「掘り出し物」にめぐり合えるかもしれませんよ!


ボウイはこの後「ジギー」との「訣別」に時間を要し、
一時期は薬物依存が本当に深刻だった時期もあるようです。
また80年代後半~90年代前半までは、アーティストとしては不遇の時期も過ごしています。

しかし97年、これまでのイメージを一新するようなアルバム、『アース・リング』を発表。
これは当時プロディジーやケミカル・ブラザーズによって注目を集めていた、
デジタル・ロックやドラムン・ベースを積極的に取り入れた作品です。

一見、流行に迎合したかのように思われるかもしれませんが、
「カッコいいものは積極的に取り入れ、そこに新たな自分流を付け加える」
といった感じの、ボウイらしさが存分に感じられるアルバムで個人的にお気に入りです。


もう御年58歳になられるはずのボウイですが、いまだカッコよさは健在。
私の中の、「こんなオッサンになりたいランキング」永遠の1位です。

ボウイの楽曲は結構CM等で使われたりしたものも多いので、
案外みなさんも「あ~~、これね・・・。」と思われるのではないでしょうか。
機会があれば一聴をおススメいたします。。

ハウルの動かない城

2005-07-25 18:12:24 | 北海道日本ハム
北海道日本ハム前半戦総括

<野手編>

なんといっても、スタメン、打順を固定できなかったのがよくなかったと思われる。


そもそも、自ら「盗塁はカッコ悪い」と公言するSHINJOを1番に据えようとしていたこと自体、
若干の問題をはらんでいた。

その後台頭してきた森本を1番に据えるのかと思いきや、
相手の先発が右か左かによって機械的に坪井と併用、あるいは打順を大きく動かした。
そもそも今まで1軍での出場機会が少なかった森本選手が、
そう簡単にいろんな打順に適応できるとは考えづらい。

とにかく1軍で活躍できる力は示しているわけだから、
1番でも他の打順でも、固定して起用することによって成長させていって欲しい。
得点圏打率(.370)の高さを考えると、必ずしも1番でなくてもいい気もするが・・・。


同じく固定できなかった2番打者。
開幕時は小田が入っていたと思うが、その後多くの選手が2番を通りすぎた。
木元が定着しかけたこともあれば、不振の小笠原が務めた時期もあった。

それが悪いとは言わないが、少なくとも相手からすれば楽だろう。
「機動力」の放棄なわけだから・・・。

トップバッターが出塁したところで、バントがあるとは考えにくいから、バントシフトを敷く必要もない。
来た球すべてをフルスイングな打者が盗塁補助の空振りをするわけもないから、
配球を気にしたり、ウエストさせてわざわざボールカウントを悪くする必要もない。

やはり2番には、何をやってくるかわからない選手を据えて欲しい。
送りバントもそつなくこなせば、野手の逆をつくバットコントロールでエンドランもできる。
セーフティーバントも試みるかと思えば、はたまた一発長打もあるかも・・・。
現状では、奈良原選手が適任ではないかと思われる。

前半戦のいよいよ終盤は、9番奈良原→1番森本という打順がよく見られたが、この逆がいい。
1番森本→2番奈良原。
この順番での固定を私は望む。


クリーンアップは、3番小笠原、4番セギノール、5番SHINJOで、ほぼ固定された。
ここでは5番SHINJOに疑問。
なにしろ得点圏打率(.297)が悪い。
SHINJOはここまで19本の本塁打を放っているが、そのうち12本がソロHRだ。
どうせなら、気楽にソロHRを狙える下位打線に据えた方が、相手にとっても嫌なのではなかろうか。

では5番には誰がいるのかといえば、もちろん田中幸雄。
得点圏打率(.360)はチーム3位で、長打率(.525)は小笠原に次ぐチーム2位。
OPS(.900)は堂々のチーム1位だ。
ケガの状態が思わしくないのもわかる。
しかし、2000本安打に近づくためにも、チームを救うためにも、どうにか頑張っていただきたい。


こうやって、残りの6、7、8、9番に、
木元、SHINJO、稲葉(あるいは小谷野)、そして高橋信二でも置けるようになれば、
相手ピッチャーにとってはかなりの脅威だ。
どこからでも一発が飛び出す危険性をはらみ、
その後にも得点圏打率の高い森本、奈良原が続くことになる。


なにやら「前半戦総括」というより、完全に「後半戦展望」になってしまったが、
以上で締めくくらせていただこう。
なにかの参考になれば幸いだ。


頑張れ!北海道日本ハム!!

そう?勝つ??

2005-07-25 18:11:09 | 北海道日本ハム
北海道日本ハム・前半戦総括。


< 投手編 >

ミラバルの故障→離脱→退団が痛かったことは確かだが、
それにしても投手陣全体がおそまつすぎた。

金村が1枚看板として序盤こそ磐石のピッチングを披露していたのだが、
「ヒジに違和感」を感じてからというもの、成績が急降下。
それでもなんとかチームで唯一規定投球回をクリアしているのは立派だが、
防御率3.76はパ・リーグ10位。
オールスターに選出されていたものの、件の「違和感」のため、登板機会なし。
後半戦に期待できるかと言われれば、首をかしげざるをえない。

そんな金村がチームの勝ち頭(8勝)であるのだから、他の投手の成績は推して知るべしか。

勝ち星2番手(6勝)の江尻は防御率が5.79と散々。
5回、6回あたりで急に崩れるパターンが多く、先発としての適性および信頼度が低い。

続くのは3年目の鎌倉(4勝)。
防御率4.05は若干ものたりない数字に見えるが、意外に「試合を壊さない」イメージがある。
打線の援護さえ伴えば、勝ち星ももっと増えていたことだろう。

意外に勝ち星に恵まれなかったのは入来(3勝)。
防御率は3.25だが、これは対福岡ソフトバンクの防御率が7.94と異常に悪いため。
プレーオフ進出を争うことになる対西武、対オリックスとも防御率は0.00を堅持。
後半戦は対福岡ソフトバンクを避けて登板させて欲しいところだ。

同じく3勝が立石。
こちらは防御率2.20という上々の成績。
ただしこの立石、どうやら長いイニングを任せられそうにない。
彼が先発のときにはロングリリーフできる中継ぎ、あるいは小刻みな継投が必要なのだが・・・。

何を隠そう、その中継ぎ以降がどうにもこうにも壊滅状態。
唯一気を吐いていたMICHEAL(3勝、防2.42)の腰痛による離脱以降、
序盤の大量リードを守れず逆転負けというゲームがどれだけあったことか・・・。

そんなファイターズ投手陣にあって唯一といってもいい光明は、
ルーキーのダルビッシュ有。
5試合に登板(すべて先発)して2勝0敗、防3.31は十分合格点。
そして何より、彼には持って生まれた「強運」が宿っている。
唯一KOらしいKOを食らった福岡ソフトバンク戦にしても、
9回裏2死から奇跡的に同点に追いついてもらって敗戦投手を免れた。(試合自体は敗戦だったが…)
「ダルビッシュが投げれば何かが起こる」。
こういった雰囲気が漂うことは喜ばしい。
いかんせんまだ身体はできていないので、くれぐれも無理のないよう頑張っていただきたい。


では、後半戦の課題を少々挙げて締めくくろう。

・四球を減らす
 →四球でいらぬランナーを溜めては適時打を浴びるというパターンが多すぎた。
  また、四球の連続で守備が長引いたことによる打撃陣への影響も大きかったと思われる。

・先発ローテ再編成
 →ハッキリいって金村中心のローテは危ない。
  将来的なことも考えて、ダルビッシュ中心でよいのでは・・・。
  左の先発が少なくとも1枚は必要。正田の復帰を待つより、須永あたりの昇格を期待。

・中継ぎ以降の登板機会を配慮
 →MICHEALの離脱、横山の崩壊とも、登板過多が原因であることはほぼ間違いない。


・・・等々、挙げていけばキリがないが、全体的な奮起に期待したい。


頑張れ!北海道日本ハム!!

私的MVP*MICHEAL

2005-07-22 21:36:39 | 北海道日本ハム
前半戦終了特別企画。

カラニシpresents

北海道日本ハム・個人成績分析スペシャル。

「ファイターズ・いろいろベスト10」

今日は投手編をお届けします。


<登板試合数(現90試合中)>

①吉崎(40)、②横山(36)、③MICHEAL(30)、④建山(25)、⑤矢野(24)、
⑥井場(19)、⑥立石(19)、⑧入来(18)⑧トーマス(18)、⑩金村(17)、⑩江尻(17)


<登板イニング数(現在の規定投球回数・90)>

①金村(117回1/3)、②江尻(84回0/3)、③入来(83回0/3)、④鎌倉(66回2/3)、
⑤正田(60回1/3)、⑥MICHEAL(44回2/3)、⑦吉崎(41回2/3)、⑧立石(41回0/3)、
⑨横山(37回1/3)、⑩ダルビッシュ(35回1/3)


<防御率(投球イニング20回以上の選手限定)>

①立石(2.20)、②MICHEAL(2.42)、③入来(3.25)、④ダルビッシュ(3.31)、
⑤金村(3.76)、⑥吉崎(3.89)、⑦鎌倉(4.05)、⑧横山(4.34)、
⑨矢野(4.68)、⑩建山(4.97)


<勝利数>

①金村(8)、②江尻(6)、③鎌倉(4)、④立石(3)、④MICHEAL(3)、④入来(3)、
⑦建山(2)、⑦正田(2)、⑦ダルビッシュ(2)、⑩井場(1)、⑩横山(1)、⑩吉崎(1)、⑩岩本(1)


<敗数>

①金村(7)、②正田(6)、③トーマス(5)、④鎌倉(4)、④建山(4)、④江尻(4)、
⑦横山(3)、⑦入来(3)、⑨橋本(2)、⑨吉崎(2)、⑨岩本(2)


<セーブ数>

①横山(11)、②MICHEAL(1)


<被本塁打数>

①金村(14)、②鎌倉(10)、③江尻(9)、④正田(8)、⑤入来(7)、⑤岩本(7)、
⑦建山(6)、⑦押本(6)、⑨ダルビッシュ(4)、⑨横山(4)、⑨立石(4)、⑨吉崎(4)


<奪三振数>

①入来(68)、②金村(63)、③江尻(49)、④MICHEAL(45)、⑤横山(34)、
⑥鎌倉(32)、⑦正田(31)、⑧立石(30)、⑨立石(21)、⑨トーマス(21)


<与四球数>

①金村(40)、②入来(37)、③正田(36)、④江尻(31)、⑤トーマス(29)、
⑥吉崎(21)、⑦ダルビッシュ(18)、⑦横山(18)、⑨鎌倉(16)、⑩押本(13)


<与死球数>

①江尻(5)、②横山(4)、②トーマス(4)、④入来(3)、⑤鎌倉(2)、⑤建山(2)、
⑤立石(2)、⑤吉崎(2)、⑤MICHEAL(2)、⑩金村他2名(1)


<暴投>

①横山(5)、①江尻(5)、①正田(5)、④入来(3)、④井場(3)、⑥押本(2)、
⑦鎌倉(1)、⑦金村(1)、⑦建山(1)、⑦立石(1)、⑦MICHEAL(1)、⑦岩本(1)


**********

いかがでしたでしょうか?

結構厳しい数字が並んでいます^^;

後半戦は頑張っていただきたいものです。。

明日は全体的な総評でもお届けできればと思っております。


頑張れ!北海道日本ハム!!

私的MVP*田中幸雄

2005-07-21 21:28:38 | 北海道日本ハム
前半戦終了特別企画。

カラニシpresents

北海道日本ハム・個人成績分析スペシャル。

「ファイターズ・いろいろベスト10」

今日は打者編をお届けします。


<出場試合数(現90試合中)>

①小笠原(89)、①セギノール(89)、③木元(87)、④SHINJO(82)、④稲葉(82)、
⑥奈良原(68)、⑦小田(66)、⑧田中幸雄(60)⑧坪井(60)、⑩森本(59)


<打席数(現在の規定打席・279)>

①小笠原(390)、②木元(385)、③セギノール(371)、④SHINJO(344)、
⑤稲葉(261)、⑥小田(209)、⑦坪井(201)、⑧森本(187)、⑨奈良原(123)、
⑩田中幸雄(112)


<打率(100打席以上の選手限定)>

①田中幸雄(.317)、②木元(.289)、③セギノール(.273)、④小田(.271)、
⑤坪井(.265)、⑥小笠原(.260)、⑥森本(.260)、⑧奈良原(.259)、
⑨SHINJO(.256)、⑩稲葉(.239)


<本塁打>

①小笠原(24)、②SHINJO(19)、③セギノール(16)、④木元(15)、⑤稲葉(7)、
⑥森本(6)、⑦小田(5)、⑧高橋信二(4)、⑨田中幸雄(3)、⑨アルモンテ(3)


<打点>

①小笠原(60)、②木元(55)、③SHINJO(51)、③セギノール(51)、⑤稲葉(34)、
⑥小田(21)、⑦高橋信二(18)、⑦森本(18)、⑨奈良原(15)、⑨田中幸雄(15)


<出塁率(100打席以上の選手限定)>

①田中幸雄(.375)、②木元(.358)、③セギノール(.345)、④アルモンテ(.337)、
⑤小笠原(.333)、⑥坪井(.330)、⑦小田(.325)、⑧森本(.321)、
⑨SHINJO(.292)、⑩奈良原(.281)


<長打率(100打席以上の選手限定)>

①小笠原(.531)、②田中幸雄(.525)、③SHINJO(.485)、④木元(.465)、
⑤セギノール(.462)、⑥森本(.426)、⑦稲葉(.421)、⑧小田(.421)、
⑨奈良原(.388)、⑩高橋信二(.386)


<OPS(出塁率+長打率、100打席以上の選手限定)>

①田中幸雄(.900)、②小笠原(.864)、③木元(.823)、④セギノール(.807)、
⑤SHINJO(.777)、⑥森本(.747)、⑦小田(.729)、⑧稲葉(.694)、
⑨奈良原(.669)、⑩アルモンテ(.662)


<得点圏打率(100打席以上の選手限定)>

①奈良原(.370)、②森本(.370)、③田中幸雄(.360)、④木元(.354)、
⑤小笠原(.351)、⑥高橋信二(.333)、⑦中嶋(.321)、⑧稲葉(.316)、
⑨セギノール(.314)、⑩SHINJO(.297)


<三振>

①木元(92)、②セギノール(90)、③小笠原(87)、④小田(57)、⑤SHINJO(52)、
⑥森本(49)、⑦稲葉(41)、⑧實松(34)、⑨坪井(33)、⑩アルモンテ(26)


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いかがでしたでしょうか?

何かの参考にでもしていただければ幸いです。(どこで使うねん!)

なお、どの部門にも登場しておりませんが、
小谷野栄一選手の成績も折角ですので書いておきましょう。

21出場試合、48打席、打率.326、本塁打2、打点8、7三振、
出塁率.354、長打率.522、OPS.876、得点圏打率.583


選手のみなさん、後半戦も(は)頑張っていただきたいものです。。

あ~~、集計作業疲れた^^;
明日は投手編をお届けできる予定です。。


頑張れ!北海道日本ハム!!