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社会医療法人こぶしブログ

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はじめの一歩~十勝地域見学報告~

2013-06-25 21:39:04 | その他
 当チームの主軸である片岡理事長よりご指名を受けましたので、早速ではありますが先日訪問させていただいた十勝地域の見学のご報告をさせていただきます。


 今回は、北海道道立音更緑ヶ丘病院に併設されている音更リハビリテーションセンターで行われているACT(包括的地域生活支援プログラム)の説明および訪問同行、十勝障がい者総合支援センターでの相談支援や地域生活支援の取り組みの現状説明、大江病院では院内見学と院内で積極的に行う社会復帰訓練の様子を聞かせていただくなど、本当に充実した見学内容でした。
文章が下手なので、一つ一つを丁寧にお伝えすることが難しいのですが…。
 どこの組織も、それぞれが積み重ねてきた経験を形にしながらも、より良い支援を行うために慢心せず日夜研鑽を重ねていらっしゃるのがよくわかりました。
支援の形に完成形はないのだ、と教えられた気がします。
 私たちチームメンバーも、見学でそれぞれに大きな刺激を受け、帰りの車中や帰院後に行ったチーム会議の中で今までとは違った視点で感想や意見を述べ合いました。
 具体的な支援体制の勉強というよりも、支援者の熱意や心構えというものを教えていただいたなと感じる見学でした。

 以下は、私個人の感想です。
 十勝は障害のある方たちを支援するにあたり、社会資源や人的資源にとても恵まれていると関係者の皆さんが口を揃えて仰ったのが印象的でした。
しかし、それらは今日までの苦労と努力の賜物であり、また変わらぬ信念と情熱を費やして受け継ぎ、取り組み続けたからこその証であるのだと思います。
「始めなければ、何も変わりません」と大江病院の看護部長さんが仰いましたが、この言葉が私の胸に強く響きました。

 新しいことに取り組むとき、そこには沢山の課題や不安が出現し、たったの一歩を踏み出すことにすら戸惑いを覚えるでしょう。
これはきっと、長期入院を余儀なくされ、地域社会から距離を置かざるを得なかった入院患者さんたちが感じている気持ちと似ているのだと思います。
 医療法人こぶしも「長期在院者の地域移行支援」に取り組むと決断し、その第一歩を踏み出すためにこのチームメンバーが集められました。
上記のとおり、私たちスタッフも日々戸惑い、試行錯誤しながら支援の形を検討しています。
課題も山積みです…。
 しかし、どんなに困難と思うことでも「始めなければ、何も変わらない」のだと身をもって教えてくださった十勝の情熱あるみなさんのおかげで、小さくても、でも確実に進んでいきたいと私自身も思えるようになりました。
 そして、院内はもとより、いつか法人を超え苫小牧全域に、さらに欲を言えば胆振圏域に大きな支援のネットワークが広がり、障がいのある方が自分たちの希望を言葉にし、自分らしい生活を送ることのできる地域になっていけばいいなぁ…という理想を抱かせてもらった見学でした。


 途中から見学内容の報告とは少し違ってしまいましたので、次の記載者に補足等お願いいたします…(笑)

PSW山崎
コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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そうですよね! (片岡)
2013-06-26 07:25:28
僕たちはワンピースです!
大きな夢に向かって、小さな変化を起こして行きましょう!
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