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「地域移行支援」

2013-07-12 21:26:50 | その他
 月曜日、苫小牧地域生活支援センターの中田センター長にご足労いただき、地域移行支援についてレクチャーいただきました。
なにせ、PSWである私そのものがま~ったく理解できていないもので、移行支援対象メンバーにしっかり説明できないのです…。

「地域移行支援」とは、施設や病院に長期入所・入院していた人たちを都道府県知事から指定を受けた特定一般相談支援事業者が、希望者とサービス利用の同意・契約を結ぶことで、地域生活の準備のために必要な外出への同行支援や入居支援を行ってくれるというものです。

 当院で準えてみると
 
 苫小牧地域生活支援センター(特定一般相談支援事業者)のスタッフやピアサポーターが長期在院患者さんの退院支援のために、一緒に外出したり、地域生活で必要となる生活の訓練等を、ご本人たちの希望を確認しながら個別の支援計画を立てて行ってくれる


ということになります。(中田さん、あってますか??)

 では、具体的にどういったことをしてもらえるのか、という話になりますよね。
あれはできますか?これはどうですか?と矢継ぎ早に質問する私。
それをうけた中田センター長曰く、「出来ないことを見つけるほうが難しい…」とのこと。
例えば…退院後に利用する住居や事業所を一緒に見に行くことや、買い物に同行し外での生活に楽しみを見出すお手伝いをしてくれること、様々な施設へ連絡を取り外泊体験する準備をしてくれること、等々本当に多種多様。
 当院でも、もちろん地域移行にむけてグループ活動や個別の取り組みを行ってはいます。
しかし、院内スタッフだけでは提供できる支援が限られてしまいがちです…。
この「地域移行支援」の制度を利用することで、より広くまた個別的に退院支援を行うことが可能になりますね。
とても心強い気持ちです!
 また、退院後も「地域定着支援」という形で、同様に地域生活支援センターの方々に相談支援を継続していただけるとのこと。
入院中から退院後まで長期的に関わってもらえるということで、患者さんにとっても病院スタッフ以外に相談できる場所や人を得ることとなるので、大きな安心に繋がるのではないでしょうか。

 これから先、どんどん地域移行の話が進んでいきますが、中田センター長を始め苫小牧地域生活支援センターの方達には沢山お世話になると思います。
(すでにピアサポーターのお茶会を開催したり、地域生活研究会への参加もしていただいています!)
今後益々協力体制を強め、互いによい支援を行えるような関係性を構築していけるだろうと感じています。

PSW山
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1 コメント

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病院の敷居を下げて (Dr岡)
2013-07-15 21:40:54
一つの組織に出来る事は限られているからこそ、様々な組織がつながり、支え合う事が大切ですよね。一人のユーザーの周りに幾つもの応援団がいる、それが必要なんでしょうね。
病院の敷居を下げ、どんどん外に出て行き、外から人に入ってもらいましょう。風通しが良くなり、気持ち良いはずです。
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