だんだんレッスンでは
ステップを覚えるだけでなく
表現するという練習も加わってきました。
フラは、歌詞を手話のように踊りで伝えるというもので、手の動きにはそれぞれ意味を持っています。そして、手の動きと同じくらい顔の表情でも表現することが求められます。
フラの特徴として
「笑顔で踊る」というのがあります。
喜怒哀楽をすべて笑顔で表現し、観ている人を笑顔にするパワーがあると言われています。
笑顔が担う役割はとても重要ですから、
踊っている最中はステップを気にして、姿勢を気にして、角度を気にして…さらに「顔」も気にしてなくちゃいけません。
目線、眉毛、口元、すべて表現に欠かせないものです。
レッスン中
「笑って!!もっと笑って!!」
先生の声が響きます。
「笑って!笑って!って…ここはスタジオアリス(写真館)じゃないんだから、何度も言わせないでよー!」
そんな先生の言葉に私は笑ってしまったけど、
実際、意識して笑顔を見せるというのは難しいものですね。
真剣になっているからこそ、表情はカチカチに。
長引くマスク生活のおかげで
緊張感ゼロなマスクの中の口元。
意識して口角を上げてるつもりでも
ゆるんだ表情筋は、なかなか動いてはくれません。
気の合う仲間と集まって
おしゃべりしながら大笑い…なんてこともなくなって、
そういえば自分、
どんな顔して笑ってたのかしらと思うほど。
すっかり下がってしまった口角を無理矢理引き上げ、
目を見開き、眉を動かし、
笑顔で踊ってるつもりの自分。
すごい顔しちゃってるんだろうな、と
ふと客観視した瞬間にこそ笑えてます(笑)