地震から６カ月

 

まだ寒かったあの３月から夏が過ぎー、暦の上ではもう秋。

２カ月、３カ月、４カ月、５カ月、そして６カ月。
毎月感じる、「もう！？」と言う思いと、この半年の達成感のなさを感じています。

半年。
これって、凄く長い月日なはずなのに、全然何もやってきてなかったな～。
ここ数日、ブログにおじゃまして（震災後・初！）、皆さんのステップアップされている姿を見て、
私も、ボチボチモードに切り替えなくてはと思いました。

なんとなーく、パンを焼きたいなって思うようになってきています。

 

地震後のライフラインの復旧に時間がかかったり（最後のガスが復旧するまで１カ月）、
お店に入るまでの何時間も並んだり、入れても商品棚がガラガラ、ガソリンや灯油も長蛇の列。
こんな日々を過ごした為か、小さな事にはこだわらなくなったかもしれません。

これって、良い反面と悪い反面があって、
小さな積み重ね（＝工程）のパン・お菓子作りが億劫に感じたり。
自分と正反対な意見でも、「そう言う考え方もあるなー」とあっさり考えたり。
家の修理もしなくてはいけないのですが、
「また、余震が来るだろう」と思うと、そのままだったり。
（面倒な事は放置状態になっているかも～）

とりあえずは、急を要する事のみを淡々とこなす毎日です。

でも、最近は皆さんのブログに遊びに行ったり、その様子を見たり、
下さったコメントに励まされたりして、少しの創作意欲が出てきたように思います。

・・・そうそう、震災後、初めて図書館に立ち寄りました！
半年ぶりだったので、新しいパンの本も入荷していて、熟読。
やっぱり、こんな本も借りて来ました～
↓

お値段もやや高めで、本屋さんでも見かけた事がないから、
 これって、専門誌なんですよね、きっと。

そうそう、半壊判定が出た為、必要書類に追われていましたが、やっと提出できました。
数か所の課をまわり、２時間半。
それだけ役所の方の仕事も増える訳で、他県からの応援が必要なのも納得です。

 

ニュースでは、着々と復興の足跡が報告されていますが、
小さい漁港・町などは、以前と更地のままだったり、地盤沈下の為に、毎日浸水していたり。
まだまだ爪痕が深く残り、行方不明の方もまだまだ多く残っています。
（宮城県の死者９４５６人　行方不明者２１４９人）

 津波の被害があった商業地区に出かけたところ、綺麗になり以前と同じようににぎわってましたが、
電信柱がビミョウに傾いたまま（津波の力で）。
道路も応急処置のままのボコボコの状態なので、運転には要注意。

地震関連の事に関しては、よく読んでいます。
最近気になったのは、この記事
現在も、東に動いているなんて、ちょっと怖いし、再び地震が起こると言うのも納得できるかも～

 震災特集の番組を見たりすると、ひとりひとりの物語があって、
やはり、いまだに涙が出てきます。

この前の台風の爪痕をテレビで見て、
あの津波の跡と似ていると思ったのは私だけでなかったようで、友達もそう感じたようでした。
新潟・福島の豪雨といい、今年はどうしてこんなに天災が多いのでしょう？

 

・・・大きな傷を負った方達に、少しでも心の平安が訪れますように・・・