私的な、両ウドンの底釣り

関西風、一番シンプルなヘラブナ釣り。
アタリを出すために試行錯誤しています。


 

竹竿の使いかって:調子・硬軟・水深

2007年07月05日 | 両うどんの底釣り

ブログ”私的な、両ウドンの底釣り”では、本調子・胴調子・硬式・本式などと書いてきましたが、竿の調子と竿の硬軟が、どの様に展開しているか書いて見ます。

竹竿の調子は、一本ずつ異なります。しかしこのような傾向に分類される程度にお読みください。)

<竹竿の調子と硬軟は、本式本調子を中心に下の図のように、展開>



(上の図の資料元:へら専科1997年5月号”ヘラ竿の使い方”)



<竿の調子を大まかに3種類に分けられます。(4本継ぎの場合を参考)>

  • 胴調子:元上と穂持ちの繋ぎ目辺りから元よりに、曲がるポイントがある。
  • 本調子:穂持ち元側から3分の1辺りに、曲がりのポイントが存在する。六四調子
  • 先調子:穂持ち中央辺りに曲がりのポイントがある。七三調子(もっと先に調子がある竿もある。八二調子)

参考:本調子(ほんちょおし)を、先調子に含んで、胴調子と先調子の二つに分類する見方もあります。この分類では、竿の元から曲がる竿を、本調子(もとちょおし)と言います。


<竿の調子と竿が対応できる水深 の関係>


竿が、いちばん負荷に耐えられる状態は、タメている時です。

《胴調子》

  • 深いタナを狙う:タナが深いので竿の立つ角度が少なく十分に胴に乗せることが出来ます。
  • 浅いタナを狙う:タナが浅く沖目を狙うので、合わせたとたん竿が立ってしまい十分に胴に乗らないうちに、取り込み時のような体制になってしまい、ヘラブナをコントロールし辛いことになります。
  • 結果:深いタナが胴調子竿にあったタナです。
  • 私がしている両うどんの底釣りでは、釣り場水深が1.5~2メートルがメインになるので、7尺8尺9尺は胴調子竿をよく使います。

《先調子》

  • 浅いタナを狙う:ハリ掛かりは、沖目の浅だなになるので、曲がりのポイントが竿先に近い先調子竿では、浅い竿立ちでタメることが出来ます。
  • 深いタナを狙う:ヘラブナの引きを、穂持ちで受け止める必要が生じ、竿先のみに負担を掛けることになります。
  • 結果:浅いタナを狙う時は先調子竿が適しています。
  • ウドン竿カッツケ竿には、先調子で仕立てられている竿が多い。

《本調子》

  • 先調子・胴調子の間をカバーする調子です。
  • 12尺の本式本調子竿の場合:1メートル弱から2メートル強をカバーします。
  • ウドン釣り場の水深1.5~2メートルがメインになるので9尺ぐらいからは本調子竿を使います。2メートルの水深では、9尺竿の場合中硬式または、硬式を使っています。

<竿の硬軟>

  • 硬式竿:竿が硬くなった分、少し対応する水深は広くなります。少々無理も利き、実戦的な調子です。
  • 本式竿:適度の柔らかさが有、アワセ・タメの感触は、気に入っています。
  • 軟式竿:字のごとく柔らかい竿です。寒べら釣りなどヘラの活性が少ない季節使うと硬式では味わえない感触が得られます。竹竿を使い慣れた方は、この調子が本命思っておられる方が多いようです。

<その他>
《穂先》
現在使われている穂先は、形状は孤舟式で、合わせ穂または、一本物が中心です。

  • 一本物:一本の竹から削りだして作られる。合わせ穂が開発されるまでは、一本物の削り穂が、中心だった。強さは合わせ穂に比べ弱くなりますが、使用感は、優れています。軽めの仕掛けを使った釣りでは、餌打ちや、アワセでは独特の感触が得られます。
  • 合わせ穂:三角形に割り出した竹の表側を中側にして4本をくっ付け、削りだした穂先、一本物に比べ、強い穂先になります。
  • 孤舟式の穂先:4本組みの竿では、穂持ちと同じ長さが有、形状は、元側から徐々に太くなってから、先に向かって細くなっていきます。この穂先の目的は、穂先の元側を太くすることで、かかった負荷を少々受け止め、穂持ちへ力をスムーズに伝える役目を与えました。穂先が強くなった分、強い穂持が必要になります。

《穂持ち》
使われている竹は、高野竹か、矢竹です。下記は、個人的感想です。

  • 高野竹:矢竹に比べ負荷への反応が早く感じます。掛かったヘラを浮かします。
  • 矢竹:小節で、テーパーが強めの素材になります。大型が掛かった時の限界点は、矢竹のほうが大きい気がします。

 

 

まだ未完成です。

 


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