皆さんと一緒に考えましょう

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

アストラゼネカ、新たなコロナワクチン治験か データに疑問の声&トヨタ、10月の世界販売8.3%増・生産9%増 

2020-11-27 14:47:45 | 日記

[26日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカのソリオ最高経営責任者(CEO)は26日、英オックスフォード大学と共同開発している新型コロナウイルスワクチンの有効性を評価するために、追加で世界的な臨床試験(治験)を実施する可能性が高いと述べた。ブルームバーグが報じた。英製薬大手アストラゼネカのソリオ最高経営責任者(CEO)は26日、英オックスフォード大学と共同開発している新型コロナウイルスワクチンの有効性を評価するために、追加で世界的な臨床試験(治験)を実施する可能性が高いと述べた。ブルームバーグが報じた。ロンドンで2014年4月撮影(2020年 ロイター/Stefan Wermuth)
アストラゼネカが23日に発表した新型コロナワクチンの臨床試験(治験)の中間結果によると、まず半分の量を投与し、少なくとも1カ月の間隔を置いて全量投与した場合の有効率が90%と、計画通り全量を2回投与した場合の有効率62%を上回った。ワクチン開発関係者によると、1回目に半分の量を投与したのは「セレンディピティー(偶然の幸運)」だったという。
これに対し、一部の科学者からは治験結果の信頼性を疑問視する声が上がっていた
報道によると、ソリオCEOは半分の量を投与した場合の有効性をさらに評価するために新たな治験を実施すると表明。「より有効性が高い可能性のあるケースが見つかったために検証しなければならず、追加試験が必要だ」とし、おそらく「国際的な試験になるが、有効性が高いことは分かっているので、今回の試験は少ない参加者で迅速に実施できる」と語った。
また、今回の追加試験で英国と欧州の規制当局による承認が遅れるとは想定していない一方、米食品医薬品局(FDA)は米国外で実施された治験結果に基づきワクチンを承認する可能性が低いため、米国での承認には時間がかかるかもしれないと指摘。一部の国では年内の認可が予想されるとした。
インペリアル・カレッジ・ロンドンの実験医学教授、ピーター・オープンショー氏は「限られたデータ発表しかない」とし、完全なデータと規制当局の見解を待つ必要があると指摘。米国と欧州の規制当局では「異なる見解を取る可能性がある」と述べた。

専門家が懸念するのは、治験で最も有望な90%の有効性を示したのがサブグループ(特定の層)解析だった点。英イースト・アングリア大学のポール・ハンター医学教授は「無作為化比較試験におけるサブグループ解析は常に困難を伴う」と述べた。
また、アストラゼネカがこれまで公開したデータについて重大な空白を指摘する声もある。インペリアル・カレッジ・ロンドンのダニー・アルトマン免疫学教授は「われわれはわずかなプレスリリースに基づき、非常に複雑な治験デザインを評価しようとしている」と懸念する。
アストラゼネカが発表したデータは、目玉となる有効率以外に科学者たちが評価できる部分はほとんどなく、例えばサブグループで何人の感染が発生したのか、2回の全量投与群やプラセボ(偽薬)群で何人の感染があったかという点は明らかにされていない。
フランス国立科学研究センターのモルガンヌ・ボンセル氏は「アストラゼネカがデータを選んでいる印象を受ける」と語った。
一方、アストラゼネカは、半量投与については効果安全性評価委員会(独立データモニタリング委員会)と英規制当局によって審査され、承認されたとし、規制当局が公に「懸念はない」と確認したと説明した。

また同社広報は、報道についての質問に「データを評価中で、さらなる評価のための最善のアプローチを規制当局と検討していく」とした上で、追加のデータは「当局への提出に向け準備している既存の治験データに加えられることになる」と述べた。
オックスフォード大からコメントは得られていない。
米FDAは、アストラゼネカのワクチン治験についてコメントしていない。欧州医薬品庁(EMA)は26日、「ワクチンの有効性と安全性に関するデータが同社から届けば、数週間以内に評価する」と表明した。

トヨタ、10月の世界販売8.3%増・生産9%増 中国が好調

[東京 27日 ロイター] - トヨタ自動車が27日発表した2020年10月の世界販売(トヨタ車とレクサス車)は、前年同月比8.3%増、世界生産が同9%増となり、いずれも10月単月として過去最高だったと発表した。世界販売は主に中国や米国、世界生産は中国と日本などがけん引した。 11月27日、トヨタ自動車が発表した2020年10月の世界販売(トヨタ車とレクサス車)は、前年同月比8.3%増、世界生産が同9%増となり、いずれも10月単月として過去最高だったと発表した。写真はチェコのプラハで昨年4月撮影(2020年 ロイター/David W Cerny)
<世界販売は10月の過去最高に、米中好調続く>
10月の世界販売は84万7713台となり、2カ月連続で増加。トヨタは新型コロナウイルスの影響からの回復ペースを10─12月は前年同期並み、来年1─3月は前年同期比5%増と見込んでいるが、4─9月に続いて10月も想定以上の好調ぶりだった。
中国販売は約33%増と7カ月連続で前年を上回った。主力セダンの「カローラ」や「レビン」、高級車ブランドのレクサス車などの堅調が続いた。

米国販売も8.8%増と2カ月連続でプラスとなり、10月として過去最高を更新。レクサス車のほか、セダン「カムリ」やスポーツ多目的車(SUV)の「RAV4」などが伸びた。
日本販売は約37%増だった。SUV「ハリアー」や小型車「ヤリス」などの好調が寄与した。前年同月は消費税率が8%から10%へ引き上げられた影響で需要が落ちたことも前年超えの背景の1つとなっている。
<世界生産2カ月連続増、12月の国内生産は休日出勤も>

10月の世界生産は84万5107台で、世界販売と同じく2カ月連続で増加し、10月としても過去最高となった。中国での生産は前年同月比で約10%増だった。主力セダンの「レビン」や「カローラ」の販売拡大が持続した。
日本での生産は約12%増だった。世界市場の回復により輸出が前年同月から9%伸びたほか、国内ではハリアーや小型車「ヤリス」などの販売好調が寄与した。
欧州市場の一部の国々、日本でも新型コロナ感染者が再び拡大しているが、足元では特に影響は出ておらず、「状況を注視していく」(広報担当者)考えだ。
世界販売はこれまで想定以上のペースで回復してきており、国内生産は10月に続いて11月も当初計画を上回る見込み。12月についても引き続き一部の国内工場では「休日出勤を予定している」(同)という。


コメントを投稿