うたかたの夢。

ぽえむてぃっくふぃろそふぃ。
~おちついたくうかんをめざして。~

月 ~ 祈り -思い出の人たちへ- ~。

2005-10-28 04:45:43 | ぽえむてぃっく。
ミルクセーキは
こぼれた下弦の月が照らす
今日の星。


薄暗く滴った
純白に世界は1つまた1つと
転がり込んでいく。
隙間を抜けた複雑な印象は甘く
白い息に大地は柔らかく満ち足りた
息をすする青い母胎が暗闇の中で育む生。


踏み込まれた領域にシステム。
生かされている命の青。
七つに曲がった世界は
その端で輝く生き物たちの象徴性。
不足気味の月光を浴びて
緑はやすらかに黒をまとい
安らかな眠りを誘う。


安眠した明日。
草枕の下の草枕。
転がり込んだ両腕は
見上げれば幾つかの足跡と
突き放してきたものは決して
無駄ではなかったから……



……だから、君も、生きる意味を求めている。



月明かり程度の柔らかさ
その輪郭線がくっきりと分かれている。
二つに分かれてしまった切なさを
海岸線の道から放り投げて
きっと明日も軌道の軌跡に乗って
歩んでいて
似たような冷たくて冷えた胸の中も
このオレンジを飲み込めば安らげるから
深い僻地に眠る暗闇の金色を取りに行こう。



多分 未来は変われる過去と 
同様に生き続けていくようで




君が居た頃の匂いと月明かりも


私が触れ合った日々と月明かりも


草むらの中で隠れて遊んだ月明かりも




くちびるが乾いてしまって
月の涙の味にならないように
見守っていよう。



そうなりたい約束の交わし方は
幸運を願う流れ星へのくちづけ。
今日もたくさん流れるといいね。


いつまでも
消えない傷と与えられた幸せの
方法を噛み締めて澄んでいこう。


この住み切った
木々が眠る夢の静寂の中で
君の胸に夢の呼吸を預けるよ。


この広い大樹に抱えられて
君にも幸せが訪れますように
終わりまでを祈ります。



震災と忙しい。

2005-10-25 18:42:19 | おもうこと(つれづれ)。
新潟の震災は一年が過ぎました


(といっても数日過ぎているのですが。。)




私は、その後何ができたかな?


被災地には行っていないし、なにも行動を起こしていません。。





“忙しさ”をいいわけに助ける単語の意味を乱す。

でも

そうしないと私も生きることも守れないから。。



ついつい“忙しい”に頼ってしまう。
これは生活全般に当てはまる。


本当は身の回りにでも、
時間をかけていたら
救えたものがあるのかもしれない。


過去を定義しなおすと
傲慢だと言うのかもしれないけれど。。


過去から得られるものはきっとあると思うから。




人が人らしく生きるため(肉体的にも精神的にも)。
その目的の為の援助という行為は難しいです。


言葉が届かない日があるし
言葉が届く日がある。


態度が届かない日があるし
態度が届く日がある。



入れ替わりの立ち代わりで
目まぐるしく考える。


でも、やがて
時は経てば風化していくものだから。。



私。



何ができるかな?



何かを探してみたいな。。



ボランティア……そんな堅苦しいものではなくて


ちょっと、助けになること。


探してみよう。


私の身を守れる範囲でいいから。



過去の月。

2005-10-24 03:23:12 | ぽえむてぃっく。
あの頃の胸の平は誰かに打ち明けた?


聞けばきっと



雲が月を食べてしまいそう。
月が雲をたべてしまいそう。



悲しい 悲しい2人 模倣すべき恋。
すれ違いの終わりを告げた時の回転柱。
すれ違った愛情表現は1の面と1の面。 
時に交差しては引っかかっていたものだけが
心残りはぐるぐると浮かんだ虹に
初日の赤い塵の風船と逃がした終日の赤い時の空。
その柱の天辺までも手は届かなくても十分に
心は膨らんで破裂した。



助けられたかなあの時は?



滴り落ちた気がする幾月は
二十と数個で定時に決められて
過ぎていった。



覚えている?



鮮やかな三日月の細さに揺れて
鮮やかに満月が歩く 
つゆくさ夜露 ツキノワグマ
歩いた 愛するもの
失くして泣いていた



人とクマ と 人とクマ 

そして このこま 一こまは 

巡る 巡る 

一こま 一こま 守るため。



蝋燭の愛と言う 
命の駆け引きを求めている。
暗闇の下で こっそりと
月狂いをしながら浴びていく
腐乱性を巻き散らかしては
輝かしい鱗粉の命を謳歌する。
月の下では
人も動物も等しく生きているような
小さい愛情の片割れの表裏の紙屑で
やがて星になれる
君が愛と憎悪の炎を燃やしては
生きていく。



時に赤く燃える月は記す。



疲れるけれど
ありふれた疲れは青い糸とオレンジの糸に
切れた先に赤く結ばれていたと。


幸せの綿毛に白い花 
寂しく1人風に揺られている 
同じ夜露が垂れる
その体に同体を求めていく。


さまよう幸せの綿毛が
互い違いに求めるのは
天界の朝日にへと連なる
連峰;明け方の太陽と明け方の月。


相容れない光の粒を生み出す奇跡の日。



月。

2005-10-22 02:06:37 | ぽえむてぃっく。
遠くからの神酒。


うさぎが白い星を齧り
遥か遠くに伸びた延長側
滑らかに巡る道を与える。


かぐや姫。


小惑星の中に隠れ潜む
邪悪と今夜を見つけに
温かい手が柔らかく
弾かれて今日は無意識
果てに黒を 



―そして―


白を湯沸かし器に
暖めましょう。



もし準備ができたのならば
縮んだお餅を噛み締めて
丸いお汁粉と一緒に
飲み干す香りを楽しんで


それから


牛車に乗り込んで見えない銀の道
黄色く輝いたロードに乗って楽しく
進もう。




(延々と続く海岸線
歪曲した外は暗いけれども
潮の駆け引きに車輪は通る。


苔の向こう無意識に
畏怖と尊敬と憂鬱を眺めて
今ひとたびの黒の白を込めて


手と足の力が抜けては
考えることに鍬を捨てて
いつの間にか大地はガラクタを
散らかして緑と青の隙間に浮かせ


分断された僻地と
浮いていた足かせ
飲み込まれて足元へ



笑顔


その下にこぼれていた


力強い律動
力強い滑らかさ
力強い佇まい


求めてやまない探究心
塊になる方法。
その一つ一つの工程を手にとって
思わず唇が緩んで欲しくなるのを知っていた。


浮いていた   山地の頂上のように 
乗っかっていた 満月の日の狼
人が手に入る  日が来るのでしょう。)


誘惑の眠りから
気が付けば取り戻して

銀河系を出発し
頼りない小さな星まで
目掛けて光の豪速球を投げ飛ばしていた。


割れた窓 
あの大きさの引力には
全ての青い部屋が引き込まれている。


あの割れた窓のフレーム
から覗いてごらん。
近づけなくても
見守っていてくれる。



大丈夫 引力は途切れない 味方でいよう。


大きな力を込めて勢いのある呼吸
に乗せて今日も青い部屋
引き込まれる手をかざせば月の青。



牛車 僕は今日も地球の母になる。



詩人のギフト。

2005-10-20 06:07:00 | ぽえむてぃっく。
モノでは多くを語ることができないけれども
動き出すその足が広大に開拓された緑の大地に踏み込む。


例えば小さな足跡。


それはきっとそよ風が1つ走り去っていった風景に
何とも似ているピンク色の可愛い手のひらにくるまれて


あなたにあげられる言葉は



一言 や 二言


だけに過ぎないのかもしれない。



だけどもしもこの風景を切り取ったような
柔らかいおしべとめしべに
僕が意味を付けられたら君は笑ってくれるかな。




きっと そっと

ピンク色のあらわな花弁と黒い中枢が
交わる銀色の鉛のほとりで
世界と世界がダンスしそうな日。



それでも、僕がダンスにくわわってもいいのかな。



虹色に満ちた華やかさよりも
優雅な花言葉に戯れることを好きでいたいな。



本当に小さなかけら。
花は虹には勝てないでいるけれども立派に咲いている。


揺られた嵐の後で閉じこもってもそれは涙ではなくて
生きている証の白くて青い線の延長線上にありそうだ。


演奏が奏でる1つの暗闇のほとりで
蝶々の群れが踊っている。


夢への入り口。



穴の開いた世界へ続く道は
ゆるりと曲がるユートピア
あながち嘘ではない楽園へ


もし 見つけたいものがあるのなら
もし 探したいものがあるのなら



一緒に行こう。




一言と二言のキーを持って
それだけで十分です。




安らぎは理想の方向の匂いがする像の方へ
導かれたすずらんの香りに似ているから乗り込もう。




…何時も頑張っている あなたへ。




……何時も頑張っている あなたへ。




………何時も頑張っている あなたへ。





……たまには……もういいよ……。




……大粒の涙をこぼしてもいいよ……。



(休みなさい。)



……辛いでしょう……。




だから今日は
あの夕闇の中でこっそりと泣いてしまおう。



(夕方に溶けていくオレンジの傍で


住処の片隅に魂を預け


その花弁は受け止めて詠唱となり


天の果てまで伸びていく


神様はそっとそれを両手で掬い取り


慈悲に満ちた二つの眼差しで


手紙をそっとしたその胸に預けてくれた


温かい暖炉に載せられた文脈のストーリーに


与えられた軌跡をはにかみながら説いていた)



きっと
大きく強くなれるようにできている
鉄板と鋼の印を与えてみよう。


―振り向けば 振り撒けるものができている―



それが 詩人のギフト だった。