独り酒、ふらり酒、さまよい酒

2009-09-13 08:48:30 | Weblog
ひろきに冷たくされた夜は
決まって独り酒
ひろきの家の近くの
ひろきとよく飲みに行ったお店に
独りで入る。
仕事帰りにふらりと寄ってふらり酒。
お店の人って
さすが客商売
私の顔を覚えていて
「今日は1人?彼は?」
しかもゆりちゃんと3人で
来たのを覚えていて
電話でゆりちゃんを呼び出してくれたので
女二人さし迎えの弾む会話。
ビールを2杯飲んだところで
少しほろ酔い気分でひろきを思い出す。
ゆりちゃんに先に帰るね
別れを告げて
ふらふらちどり足でさまよい酒。
あいつがいそうなお店のドアーを開ける・・・
今更ながらに
「あたし、あなたじゃなきゃダメ!」って言えなかったんだろう?
ゆりちゃんと友達の関係ならわたしとひろきも友達関係。
友達同士なら軽く飲んでくれるから
そこにあたしがいられるので軽い女を演じるけれど
この重たい気持ちは純情な恋愛の乙女心、しかも片思い。
昔は彼だったけれど引きずる気持ちと忘れられないあなた。
多分、この先も恋人の寄りを戻すことはないけれど
友達のふりをしてあなたのそばにいられるだけで
あたしは十分です。
ただ、あなたに彼女が出来ると暫らくご無沙汰が続くのよね
あなたをさまよい続けてはしご酒。
酔っ払ってふらふら帰り道、あなたの家の前を通れば
駐車場に車がない。
今夜はドライブですかぁ?
あなたを探してさまよい歩いてさまよい酒。
あなたの家の近くのお店を探しても
車でお出かけなら、いくらあたしがさまよい歩いても
たどり着けないあなたへの心。
ふらりふらりどんなにあたしの心が揺れても
たどりつけないあなたへの心。
そして今夜も独り酒、ふらりふらりさまよい歩いて
独りビールを飲みながら流れる涙。
雨の夜道は涙混ざりの鼻歌で夜を明かしましょうか?