今日の一枚は、先週11歳のお誕生日を迎えた「せれびんのぼやき」さんのみごとちゃん。お誕生日おめでとう！https://blog.goo.ne.jp/tiwa1117/e/842634594f5748f53203ddded757f4ea
私の絵は“みごと”ではないが、バースデーケーキの食べっぷりはお“みごと”！以前からフォローして頂いている「せれびんのぼやき」さんはチワワを沢山飼っておられ、いつも賑やかな写真に癒される。
通訳のお仕事
今年はたまたま通訳の仕事の依頼が多い。先週はフランスから鉄道関連企業の団体が来日し、東京滞在中に、一日日帰りで大阪へやって来た。20人もの団体だ。今回は三菱電機様の伊丹製作所と大阪メトロ様本社を訪問。3月のオクシタニー地域圏政府に同行した時とは違い、今回は超技術的なというか専門的なテーマである。
新大阪駅まで迎えに行き、宝塚線に乗り換えて塚口駅へ。私自身、塚口は初めてだ。ちょうど福知山脱線事故の日だったらしく、途中沿線にはテレビ局のカメラがいくつも見られた。
会議室でのミーティングはなく、到着後すぐに伊丹製作所の展示室へ案内された。
会社概要のプレゼンテーションビデオを見た後は、展示してあるシステムや機器の説明。これが結構大変で、予め企業HPなどで下調べはしていたものの、説明員の方が話すことは知らないことばかりで、しかも書いてある原稿を読むので、それを仏訳するのは結構大変だった。時々、説明員の方の原稿を見せてもらって訳した。
展示室の後は、ショールームへ移動。ここには鉄道関連のみならず、企業のあらゆる技術が展示してある。大変助かったことに、自由見学のような形になってしまった。いや本当に助かった。順に技術を紹介されていては、とてもではないが追いつかないところであった。
塚口駅ホームにて。アパレル業界などとは違い、産業界の人達は概して“堅い”人が多いので、時間も厳守してくれるし、アレンジする人もやりやすいことだろう。
ランチタイムはホテルグランヴィア大阪の和食“なにわしずく”。ホテルに旧友がおり、いろいろと便宜を図ってもらった。その甲斐もあり、フランスの一行は大満足であった。
そして大阪メトロ様では施設見学はなく、会議室でのミーティングのみ。テーマは再生可能エネルギー。
企業としてどのように再生可能エネルギーに取り組んでいるか、どのような位置付けにするのか、といった説明を受け、フランス側からも沢山質問が出た。例を挙げると、
- 将来的に消費エネルギー全体の何割ぐらいを再生可能エネルギーにしたいのか？
- 太陽光パネルで発電した電力を路線に供給するのか？
- 太陽光パネルをどこへ取り付けるのか？
- 購入する電力は、フランスと同じように原子力由来なのか？
質疑応答は会話のようなものなので、プレゼンテーションなどに比べると非常に通訳しやすいのである。
事前に聞いていたところでは、メトロは今回の視察団受け入れに余り積極的ではなく、一旦NGを出していたそうだ。しかし終わってみれば、こちらの方が内容が濃く、興味も持ってもらえたようなので面白いものだ。
やっぱり、何事も実際に会って話をしてみないとわからないものなのだ。
そう、何事も自分の目で確かめるのが大切だ。テレビや新聞、SNSなどをそのまま信じてはいけない。自分の目で見て、人の言葉ではなく、自分の頭で判断しないといけない。
まあそれはともかく、今回は一日だけで、しかも大阪市内（正確には伊丹製作所は兵庫県だが）だけだったので楽だったし、たまにこうして日常から抜け出すのも気分転換になって良いものである。
今年は秋にまたフランス国鉄の大軍が来阪予定で、それについては通訳のみならず、スケジュール調整もしなければならないので大変そうだ。
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