fromCSのブログ

「失敗は伝わらない」

2013.04.11毎日新聞「<内部被ばく>セシウム検出されず 福島の小中生1383人」

2013-04-11 09:20:22 | 知っておきたいこと
yahooで「WBC」って入れてみてください。

ほとんどが
World Baseball Classic(ワールド・ベースボール・クラシック)
続いて
World Boxing Council(世界ボクシング評議会)
かなり進むと
whole body counter(ホールボディカウンター)

一番下の体内被ばくを測る装置のお話です。
東大の早野先生という教授の会見が新聞に掲載されていました。(終わりに記事をリンクしました)

ほんとにざっくりでごめんなさい。記事は、
2012年9~11月に登校した小中学生の体の中にどれだけのセシウムが見つかるかWBCで調べたら「ほとんどゼロだった」。
というものです。

(「だから安心です」ということなのでしょうか。)

私はお医者さんでも物理学者でもありません。

ここで疑問です。
「ホールボディーカウンターは体内の放射性セシウムが出すガンマ線を測って、内部被ばくがあるかどうかを検査する装置です(早野先生談)

事故が起きたのは2011年3月15日が最初。
セシウムの体内半減期は100日(でしたよね?)。事故からざっくり2年(700日)が経過しています。
このWBCの数値は測定日に「どれだけセシウムが体の残っているか」を調べた数値であって、
「今までどれだけDNAなり細胞がダメージを受けたか」を表す数値ではないと理解しています。

つまり、セシウムを含んだ食べ物を食べてしまっても、
100日で半分(50%)に、その後の100日でまた半分(元の25%)その後の100日でその半分に(元の12.5%)、
400日後には6.25%)に自然に減るわけです。まさか2年間ひどく汚染された食材を福島の子どもたちが食べ続けていたとは思えません。

私の疑問は
「事故から2年が経過して、今体内に残るセシウムから発せられる放射線量を測定し公開することにどれだけの意味があるのだろう」ということです。

私は2011年3月4月降下したヨウ素の総量にたどり着くことができません。
事故後、私の住む白井市で放射線量が大騒ぎになったのは2011年6月くらいからだったのでは?と記憶しています。
それまでに食べてしまったヨウ素、セシウムはどれくらいの量だったのか分かりません。
仮に相当量(表現があいまいでごめんなさい)にヨウ素とセシウムを食べてしまっても、2年後のWBCでは数値としては検出されません(よね?)。
そもそもWBCではヨウ素は測れないのですし。

これって「被ばくしてもその人から放射能は出ていないよ」という証明にはなると思いますけど、
みんなが浴びた、そして食べた放射性物質による線量は心配するに及びませんよ、ということでは決してないと思います。

いかがでしょうか。



以下記事転載、
毎日新聞2013.04.11
<内部被ばく>セシウム検出されず 福島の小中生1383人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130411-00000003-mai-sctch

福島第1原発から西約50キロの福島県三春町の小中学生1383人を対象にしたホールボディーカウンター(WBC)による内部被ばく調査で、放射性セシウムが検出されなかったと、早野龍五・東京大教授(物理学)らの研究チームが10日発表した。調査対象は、この地域の全小中学生の95%にあたる。

 WBCによる任意の調査は、被ばくに関心が高く、食事にも気をつけている人らに対象者が偏る可能性が指摘されている。今回は12年9~11月に登校した子ども全員を対象にしており、被験者の食生活や行動パターンに偏りがない状態で内部被ばくが低いことを示した初の結果という。

 また、チームは4~93歳の福島県民など約3万人についても、WBCで内部被ばくを測定。12年3~11月の調査で体内からセシウム137が検出されたのは1%にとどまった。

 国連原子放射線影響科学委員会の88年の報告では、チェルノブイリ原発事故後、土壌汚染の程度に比例して内部被ばくも高まるとされていたが、今回は、その関連性が確認されなかった。

 早野教授は「市場流通している食品は検査を受けており汚染度が低く、内部被ばくのリスクはかなり低い。研究者が積極的に海外へ発信することで、誤解や偏見をなくし、国内の不安解消にもつなげたい」と話した。【斎藤有香】

以上転載終わり。
新聞社のリンク先ってすぐ削除されちゃうので全文コピペさせてもらいました。

ホールボディカウンターは、内部被曝線量を調べるために、人間の体内に摂取され沈着した放射性物質の量を体外から測定する装置。(wikiから転載)
検出、測定の対象とされる放射性核種は、マンガン54、コバルト60、セシウム137などのガンマ線放出核種。(wikiから転載)
ホールボディカウンターは身体から漏出するガンマ線全てを計測する。(wikiから転載)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2013-04-11 15:52:58
肝心の検出限界値については、記事に記載されてないですね(>_<)
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Unknownさま (管理人)
2013-04-11 16:31:07
Unknownさま、コメントありがとうございます。
他紙のチェックはしていないのですが、ちょっと中途半端な記事ですよね。
早野先生は物理の先生ですよね。
返信する

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