心のしるしを束ねる(No.78)

～不安と安心の間～

こんなに誰かを
信じないのは初めて

違う
信じていた
あの日までは誰より強く 深く

もしかして故意に
不安にさせてる？
そんな風に思えた

また思い込み
いつも被害妄想

今日もまたそうに決まってる
あなたの所為じゃない
けれど、あなたの所為

不安と安心の間を
行ったり来たり
永遠に往復するだけ

心のしるしを束ねる(No.77)

～束縛～

束縛は好き

あなたの独占欲を感じられる
それが堪らなく良い

躰が震える程
愛を感じさせて
故意に不安にさせる

卑怯な方法
それに駆け引き

嘘泣きは得意だけれど
見抜かれてる
無色透明だもの

窮屈が良い
縛って束ねていいの

もっと‥
愛に溺れさせて

心のしるしを束ねる(No.76)

～私の生きる糧～

可愛い顔して甘える姿
意地悪した後の嬉しそうな顔

言い争う夜には物凄い剣幕で
まるで 何も無かったかの様な淡泊な朝

その笑顔に何度騙された事か
罰さえ無意味に感じで許すだけ

思わず笑えてくる
幸福満足と言ったって
不平不満を言ったって
君がいなきゃ
生きた心地もしない

喜怒哀楽さえ
忘れる人間だもの

君は私の生きる糧
そのもの‥

心のしるしを束ねる(No.75)

～あの頃のあなた～

あの頃は良かったなんて
過去だから
漠然と言えるけれど

現在に勝る痛みも
幸福もないよ

君と過ごしたあの頃
傍にあなたがいたあの頃

あなたがいる現在には
やっぱり打ち勝てない過去‥

もう過去だもの
落ち込んでも
胸が痛んでも

幸福だと笑って
いられるのは
現在とあなただから

心のしるしを束ねる(No.74)

～Blue～

此処に来て
そんなに遠い場所じゃない

ずっと呼んでるのに
あなたが来てくれないだけで
この世界で何だか
独りぼっちな気分なる

落ち込むのはきつい‥
自虐的妄想に走って
更に傷付く

駄目元で呼んでるのに
どこか期待していて

馬鹿な私
駄目な私

落ち込む感情なんて
捨ててしまえばいいのに‥