母は96歳(私の母です。同居しています)、顔のこめかみの所に皮膚がんが出来て入院。
3年ほど前に500円玉ぐらいのかさぶたが出来て、内科の診療所で頂いた
塗り薬を塗っていたけど、だんだんかさぶたの範囲が大きくなって、
皮膚科に行くようにすすめられて、そこで、これは難しいからと大きな病院へ
紹介状を書いてくださり、川崎医大へ。
皮膚を移植しないと治療できないと言われて、もうびっくり。
96歳で皮膚の移植!
もっと早く気が付いていればと、先生に尋ねると、やはり早期ではなかなか
解らないそうです。普通、もう高齢なのでこのままの状態で終わるそうですが、
母は、心電図、胸のレントゲン、血圧等色々と検査した結果、移植しましょう
と言われました。太ももの箇所を20センチぐらい楕円形に切り取り、移植しました。
結果、良好です。こめかみに幅5センチぐらい、縦に7センチぐらいの楕円形の移植ですが、
すごーく綺麗になっています。太ももの後も縫い合わせてきれいです。(入院中、痛い様子は無し)
「高齢者の入院はどんなにしっかりした人でも、ほぼ100%近く退院するころは
ボケが始まっていますので、入院中も環境が変わらないことが一番いいですね。」
と言われて、日常は部屋にひとり、何でもゆっくりと自分のことは全部自分で好きなように行動している。
周りは静か、私と会話をするぐらいということで、10日間の入院なので個室を選択。
付き添いは私がしました。付き添用の簡易ベットは幅が60センチぐらいで高さは30センチぐらい。
硬くてまったくクッション性がない。薄手の敷物でもほしいのに、運ぶのが面倒だから10日間ぐらい
我慢せ~と主人の言葉。でも大丈夫、私はどこでも寝れます。
看護婦さんが、「お母さんは昨夜はトイレに何回行かれましたか」と私に尋ねても
「この子はず~と寝ているから」と。母はゆっくりですが、全部手がかかりません。
で、私はパソコンや「ナンプレ」の本を持って行って快適な10日間でした。
母のように歳を重ねたいものです。いつも一人で居るので、「ディーサービス等に参加して
色々と楽しんだら」と言っても、年寄りの沢山いるところは気が滅入ると一人を楽しんでいます。
前から作っている母の作品です。退院してからは「マンダラ」の塗り絵に凝っています。
「マンダラ」は色の見本がないので、好きなように色を塗って楽しんでいます。