夏色

夏の午後は騒がしい
バッタにトンボ　カエルは鳴く　セミも鳴く
空もここぞとばかりにはりきって水色のグラデーション

つい見上げてしまう
あれ　空ってこんな色だっけ

夏は水色

ぷすまる　　

水の季節

同じ場所から生まれた男女の蛇口は、近くて遠い。

「ねえ、君今日はひときわ輝やいてるね、きれいだね。」
「口説こうったって私そんなにあまくないわ。」

銀色に輝いて、私たちの生活を潤すのは、水か恋か。

ぷすまる

初めての花火

先日行われた大濠花火大会に二歳の娘と行きました。娘にとって初めての花火観覧です。

池の方を見ながら焼きそばを食べていると、突如爆発音が鳴り響き、第一陣の花火が空高く上がりました。予期せぬ爆音に驚き、泣き叫ぶ我が娘。ごめんなさい、粗忽な母は花火が何たるかを知らせておりませんでした。

娘は、あまりの恐ろしさに私の胸にしがみつき、泣きながら頑なに目を閉じていましたが、やがて音に慣れたのでしょう、目をあけて花火を見て、こう言いました。「オウ!ゴールド！」「海(池のこと)にもゴールド、ピンク、グリーン！」
「なんで英語やねん！」と心の中で突っ込みながら、初めての花火が衝撃的で、いつもの日本語では表し切れなかったのかしらなどとあれこれ勝手に推測しましたが、本人に聞いてみると、「遊んでるんだよ」とのこと。帰りは「花火バイバイ！また甚平さん見せにくるね。」と、すっかり友人気取りでした。

じゃい子の母

夏の川

夏です。
川は、涼を求めるたくさんの人でにぎわっています。
その中にあって、けっして大きな音ではないのですが、不思議とかき消されないせせらぎの音。その音に誘われて浅瀬に足をつけ、ふと前方を見上げると、緑の山々に囲まれた青空とそこに浮かぶ白い入道雲が見えました。

平安のその昔、清少納言は夏の美として、夜に一つ、二つと飛び交う蛍の光を挙げましたが、灼熱の太陽の光を浴びて輝く川の景も眩しく美しいものです。

じゃい子の母

あれから二年

あれから二年
この景色は以前と変わらずここにあった
見慣れた町見慣れた風景
そして日々変わる自分
夢を語り合ったあの日から
今の自分はその道へ進めているだろうか
ブレていないだろうか

そんなことを思わせる一枚です。

ポッキー