介護の日々のモノローグ

父親の介護を始めてから2回目の新年を迎えた。
一昨年の夏、物忘れが多くなり元気も無くなってきたので脳神経外科に連れて行って診てもらったところ、認知症と診断された。幸い、自分のことや家族のことは認識できたので介護はそれほど大変でも無かった。処方された薬のおかげか、認知症はあまり進行していない。ただ、夜中に目が覚めると（外は真っ暗なのに）朝だと思い、リビングの炬燵に入ってじっとしていることが多くなった。私が気が付いた時は説得して寝室に戻すのだが、そんな日々が続いている。
最近は足腰も弱ってきてソファーから立ち上がるのも苦労しており、立ち上がってもふらふらしている。先日取り付けた手摺が役に立ったようだ。家の周りを散歩することもしないので徘徊して行方不明になることもないが、ほとんど歩かないので足腰の筋力がかなり弱っているのかも知れない。主治医の先生からは、あまり無理せずに施設に入れることも考えて下さいと言われた。今のところ、できるだけ自宅で介護を続けようと思っているが、本人が歩けなくなったらそれも難しいかなと思う。