西園寺 淳のブログ

難関大学を目指す塾の塾長である西園寺 淳が、出来事・教育・趣味等を中心にしたブログです。詳しくは「西園寺淳.COM」で!

その3、数学の成績上昇法を伝授!

2013年12月31日 02時03分59秒 | 出来事
 今回は、前回の「その2、数学の成績上昇法を伝授!」で説明した2つの鉄則がどうして
必要なのかを教えてくれる鉄則となります。
 それは、鉄則・その6として、「必要に応じて繰り返し解き直せ!」です。これは誰しも
納得する鉄則でしょう。前回も書きましたが、覚えたことは、時間の経過と共に誰しも
忘れて行きます。これを防ぐためにも、必要に応じて解き直せば、その問題の解答法を
より確実に定着させ、その結果、この問題に出くわした時、すぐ解けてしまうことが
お分かりのことと思います。ですから、問題を1回解いたから、もう大丈夫と過信せず、
英語等の科目と同様に、確実に定着させるには、必要に応じて繰り返し解き直さなけれ
ばなりません。しかし、「そんなに時間的余裕は無い」とおっしゃる方もいるでしょうから、
個人差も考慮して、少なくとも1回は行なうようにして下さい。
 ここで大切なのが、解き直す際、すぐ解るように纏(まと)めたノート(即ち、鉄則・
その5の「丁寧な答案を数通り作ったノート」で、しかも、鉄則・その4の「問題の
重要なポイントを抜き出したノート」) が有効であることが、よ~く分かると思います。
 それでは、どうしても時間が無い場合(解く時間が無い場合)は、どうすれば良いので
しょうか? その場合、問題を解かずに、鉄則に則ったノートの解答を見て理解して
いって下さい。そのくらいは最低限しなくてはなりません。
 以上、ここまでが、成績上昇する為の家での勉強法ということになります。
今まで述べた鉄則の1つでも実践出来なければ、成績上昇は、なかなか望めないと
思います。ですから、是非とも実践してみて下さい!必ず、数学の成績が上昇します!
 次回は、いよいよ、入試(または試験)の問題に望む時の成績上昇鉄則です。
乞うご期待を!

その2、数学の成績上昇法を伝授!

2013年12月29日 23時31分50秒 | 出来事
 前回から「数学の成績上昇法を伝授!」を書いておりますが、今回は、その2・数学の成績上昇法を伝授!
としまして、前回の続きを書きます。その前に、前回の”鉄則その2”の「すぐ思い出すまで身につけろ!」
において、若干の補足を付けさせて頂こうと思います。それは、なぜ、すぐ思い出すまで身に付ければならな
いのか?ということです。「数学の問題が解けるようになるだけでは駄目ですか?」と言う方がいるかもしれ
ませんが、駄目なのであります。入試において、常に時間制限があるということを忘れてはいけないのです。
「時間があれば解けていた」とか「後になって解けた」では、話にならないのです。解けないのと同じこと
なのです。ですから、すぐ思い出せるぐらいにやりこなさなければならないのです。
 以上が前回の補足です。では、早速、今回の内容を始めることにします。
 前回までは、数学が成績上昇するには、数多く良問を大筋から細部まで深く理解しながら解いて行くことで
したが、今回は、この時の鉄則その3の「大筋から細部まで深く理解しろ!」をどうやってやれば良いのか?
ということの鉄則となります。即ち、数学の成績上昇法の鉄則その4「問題から重要なポイントを抜き出せ!」
ということです。これは、どういうことかと言いますと、例えば、「分数関数であれば分母を0にしない」とか、
「隠れた条件(実数≧0、あるいは、判別式D≧0)を用いる」とか、「比例式はkと置いて解け」、… 等という
ような問題のポイントを別のノートに書き出していくとか、あるいは、自分で解いた答案(正解・誤解は関係
無し)に赤で書き入れていく、という事です。これを行なうことで、問題が何を答えさせようとしているのか
(作者の意図)が解るようになります。こうなれば、どう解けば良いのか、すぐ思い浮かぶはずです。
 鉄則その5は、「ノートに丁寧な答案を数通り作れ!」です。丁寧な答案とは、問題を解いた時は解っていた
ことが、時間の経過と共に忘れてしまっているということは良くあります。ですから、ノートに、出来るだけ
自分に解り易く解説した解答作りを行なわなくてはならないのです。しかも、上記で説明した問題のポイント
が目立つような解答作りをする必要があるのです。次に、答案を数通り作るというのは、どうして必要なので
しょうか? 「1つ知っていれば十分だ!そんな時間の余裕は無い!時間の無駄だ!」とおしゃる方が居られ
ると思います。しかし、これは間違いです! 何故かと言いますと、大学入試は振い落すことが大前提であり
ますから、問題作成者は2通り以上解き方が有る場合、皆の知っている方法の解法の条件でなく、もう1つの
方法でしか解けないような条件で問題を出す場合があるからです。また、時間短縮出来る別解があれば、その
方法でしか時間が丁度収まらないようにしてある数学の入試問題があるからです。ですから、必ず別解があれ
ば、それもノートに書き込む癖を付けて置かなければならないのです!この癖は数学を解く時の発想の仕方の
訓練にもなり、非常に重要です。 その点、私の「整数問題事典」は別解も豊富で、本当に最適だと思います!
 ご購入は、http://www5e.biglobe.ne.jp/~saionjiS/homepage/index.html で、お求めください!

 では、また、続きは次回で!

数学の成績上昇法を伝授!

2013年12月28日 21時46分29秒 | 出来事
 私はいろいろな勉強法の本を読んで来ましたが、その中で、自分が今まで経験したことを踏まえ、
「これだ!」と思った人の数学の勉強法を紹介します。それは東京大学理Ⅲに行かれた人の数学の
勉強法です。では、早速、始めましょう!
 数学の成績上昇法の鉄則その1は、まず、「良い問題を数多くこなせ!」ということです。数学
は暗記でないという言う人がおられますが、それは数多く問題をやった人が言う言葉です。最初は
いかなる人も暗記から入って行っているはずです。零からは何も生まれません。つまり、発想とか
上手い解法が閃(ひらめ)く人は、今までに数多く問題に当たり、その解法を覚えていたからこそ、
閃(ひらめ)くことが出来るのです。従って、まず、数多く良問に当たって下さい。
 その点、手前味噌ですが、
私の「整数問題事典」(http://www5e.biglobe.ne.jp/~saionjiS/homepage/index.html)は、教科書から
数学オリンピックの問題まで載せてあり、良問も含んでいるので、最適と言っても良いでしょう。(笑)
 しかし、ただ、闇雲にざっと数多く問題を解くだけでは、まだ駄目です。では、どうすれば良いの
でしょうか? それは、鉄則その2の「すぐ思い出すまで身につけろ!」ということです。つまり、
何度でも練習してその問題を暗記し、身につけるしか手はありません。この時、注意することは、
鉄則その3の「大筋から細部まで深く理解しろ!」を実践しなければなりません。これで、ようやく
何とか数学の問題がすらすら解けるようになりますが、これでO.K.ではありません! 
まだ、全然駄目です! 今、鉄則その10のうちの 1/3 弱が終ったに過ぎません!

次回(2日後)に、この続きを述べたいと思います。  乞う、ご期待を!

勉強時間は比例する?

2013年12月26日 11時52分02秒 | 出来事

 今日(12月26日)の読売新聞によれば、ゲームする時間やTVを見る時間が長い程、
学力低下が見られるということが書かれていました。
 そこで、今日は、このことについて、少し補足したいと思います。
 新聞に書かれていることは当たり前のことで、学力は質の高い勉強時間に比例します。
ここで、質の高い勉強時間とし、勉強時間としなかったのは、だらだらと勉強したり、
手遊びの時間、ぼーっとしたりする時間があったりと、時間だけを費やす場合がある
からです。
 現に、医学・難関大学に受かる方は、短時間集中で勉強し、だいたい23時30分まで
に寝る傾向にあります。(受験は長丁場ですので、規則性が大切ということです。)
ですから、勉強時間は単純には比例しないのです!
 しかし、そうは言っても、勉強をしないより、少しでもした方が良いのに決まって
います。また、ゲーム・TV・漫画は全て駄目といっているのではありません。新聞に
も書かれていたように、新聞を読んだ人は学力が上がるということから、勉強に関す
るTV・漫画等なら学力は上がるし、それが関係ないのであれば学力上昇に無関係で
あるから下がることなります。これは、それら楽しいことが脳(記憶)を支配しますから、
マイナスに働くことは想像出来ます。
 要は、勉強に関する事に携われば携わる程(脳に知識を出来るだけ多く働きかけ、
定着(暗記)させる程)、学力は上がるという当たり前の結論なのであります。

<私のHP> http://www5e.biglobe.ne.jp/~saionjiS/homepage/index.html

大学受験は「塾主導?」「親主導?」「自分主導?」

2013年12月24日 10時45分40秒 | 出来事
 今回は、「大学受験までの主導は誰が一番良いのか?」について検証してみましょう。
どんな主導があるか列挙してみると、主なもので、「塾(予備校)主導」「自分主導」
「親主導」「学校主導」があります。(なお、「学校主導」は次回以降に検証します)
 まず、「塾(予備校)主導」について検証してみます。
自分で言うのも何ですが、塾(予備校)は、受験に関してプロでありますから、
知識・経験・データは、本人が得たものと比べ物になりません。
従って、塾(予備校)は、各大学の入試傾向、重要問題、間違え易い問題のポイント、
時間短縮の解き方、等々、知っておかなければならないことを的確に教えます。
勿論、これらのことは独学でもすることは出来ますが、かなりの時間を要することになる
でしょう。(唯、大学入試までの時間は限られていることを考慮しなければなりません。)
また、本人のデータ(成績)を基にした分析・助言(成績上昇・進路)に関しては、当然のこと、
的確であります。以上より、塾(予備校)に通うことは有利であることは疑いないでしょう!
従って、これらのことに関しては、「塾(予備校)主導」で良いのではないでしょうか。
問題は、塾(予備校)が教えた事の"定着"をどう家でやっていくのか、あるいは、゛
その的確な分析・助言を実際、どのように遂行して行くのかということであります。
家までは、塾(予備校)はタッチ出来ません。本人次第となります。
 ここで、「自分主導」が良いのか「親主導」が良いのかということになります。
これは、結論から言えば、私はどちらでも良いと考えています。
つまり、高校卒業までの時間的制限の中で、いかに志望校に合格するかが重要で
あり、方法はあまり関係ないと考えるからです。その人に合ったやり方ならO.K.
と考えます。本人が自覚するまで待つとか、以ての外です。時間がありません。
 「親主導? 何んて甘ちゃんなんだ! 過保護過ぎる! もう大人なんだから!
そんな調子では例え大学に入ってから社会人として通用しない!」等々、お叱り
の声が聞こえてきそうですが、確かにこれらの声は正論であります。
だから、受験まで、自分で考え、計画し、実行出来るようなしっかりした学生は
「自分主導」でやっていくことに異論はありません。むしろ、そのような学生が
合格を勝ち取ることが出来るでしょう。
 しかし、世の中にはいろいろな学生がいます! 例えば、今まで「親主導」で
中・高受験を勝ち取ってきた学生もいます。これは、恐らく親御さんの学歴が高い
ため、いろいろな情報を集め、我が子に的確なスケジュールを与えることが出来る
のでしょう。これはこれで有効でしょう。こういう親御さんは、自分の子が疲れて
眠たい時や乗らない時にも、一緒に付き添ってくれたり、あるいは、一緒に問題を
考え合ったりするのでしょう。そうであれば、本人は勉強をせざるを得なくなります。
これも大きいと思います。また、親御さんがネット等で大学情報や参考書・問題集の
情報を集めてやれば、お子さんはその時間を勉強に回すことが可能となります。
これも限られた時間の中では有効なのであります。(それだけ高校はやる事が多いのです)
 以上より、合格ということに関して、どちらでも良いという結論になります。
 では、我が家では、どちらだろうか? ということになりますが、
これを決めるのは一番我が子をよく知っている"親御さん"ではないでしょうか。