今週は土、日曜が休み。休日の度に賭け事ばかりしていたら人間が駄目になる。と思いつつも天皇賞やスポーツ新聞のギャンブル欄に目を通している。畑も耕さなきゃならないし、山菜採りにも行かなきゃならんし、5月からはじまる朝野球のトレーニングもしなきゃ。今週はすこしアウトドアに精を出すか、健康的に。午前中は野外へ、午後は室内で賭け事に集中し、夜はナイターの競輪、競艇にいそしむ。うーむ、どうしても賭けることへの時間が大勢を占めるが、なんという充実したゴールデンウィークの過ごし方ではないか。オレはもしかしたら日本一の幸せ者かもしれん。連れ合いをどこかに連れてってやろうという心持ちが寸毫もないのは、むしろすがすがしいくらいだ。でもリーチかかってんだよね。退職したら日本全国のギャンブル場を旅打ちして回ると言ったら「あなたとは一緒に暮らしていけない」と。松尾芭蕉が俳諧で旅をするなら、一句詠むたしなみもないオレは賭けの旅に出るのだ。旅先で馬券を握りしめながら倒れるのもいいだろう。「旅に病んで、夢は枯れ野をかけめぐる」